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1968年

悪名一番

悪名一番 悪名一番
勝新太郎 田宮二郎

 

三隅研次監督1968年製作「悪名一番」を紹介する。本作は、“悪名”シリーズ第8作目となる。年の瀬、お照(藤原礼子)の家にいまだ居候の朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)は漫然と花札遊び。そんなときお照の見せの朋輩にトラブルがおこる。大黒金融で預金が持ち逃げされ、支払不能に陥ったのだ。朝吉と清次は持ち逃げ犯人を追わんと東京へ・・・。 いつもとは趣を変えて東京が舞台になっている。

 

悪名一番 悪名一番
田宮二郎、勝新太郎 江波杏子
悪名一番 悪名一番
雪代敬子、勝新太郎 芦屋雁之助、芦屋小雁
悪名一番 悪名一番
江波杏子 悪名一番

 

【ストリー】
年の瀬も押しつまった頃、朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)のもとに、お照(藤原礼子)が店の朋輩のもめごとを、もちこんできた。大衆の零細な資金を集めて、町の金融業を営む大黒金融の不良社員が、預金を持ちにげ、支払不能に陥ったというのだ。話を聞いた朝吉と清次は、大阪支社にのりこみ、気の毒な預金者の依頼を引受け、東京本社に善後策をかけあうため、持逃げ犯人の大野平助を追ってトラックで東上した。平助の姉の妙子(雪代敬子)を訪ねた朝吉、清次の二人は、四国で名前をかたっていた偽せ者の一郎(芦屋雁之助)と二郎(芦屋小雁)に再会した。朝吉と清次は早速大黒金融の本社へ乗りこんだが、社長の郡(安部徹)は、彼等に会おうとしなかった。接待に出て来た美貌秘書圭子(江波杏子)に、くいさがった朝吉は、豪華なナイトクラブで郡を発見した。関東の顔役工藤らのいならぶ中、田舎者の朝吉は、その嘲笑に耐えた。一方清次は、上野でおぎんに会い工藤組にもぐりこんだ。しかもそこで、監禁されている平助を発見、彼の口から持送げの真相を聞いた。恋人の圭子が400万の分け前を約束に、一億円近い金の擬装拐帯犯人になって遁走中だというのだ。黒い悪の組織の動めく中、又朝吉の身のうえにも、工藤の手が動いているようだった。そんな時、使い込み金の唯一の証拠となる郡の手帖が金庫から消え、圭子が平助を求めて工藤事務所に来た所を、清次は、二人をさんざん痛めつけることで、工藤にとりいった。更に、二人をバラすことをたのまれた清次は、二人を連れて脱出する機会を待った。ついに朝吉が工藤を怪しいとにらんだ直後、平助は、川田組へ一千万で売られることになった。単身、工藤事務所にのりこんだ朝吉は、平助と圭子をのがして監禁されている清次とおぎんを救うため、一郎、二郎を伴って工藤事務所を奇襲した。郡も工藤も朝吉の鉄挙のもとに倒れ、朝吉、清次の二人は、感謝されて、大阪に帰った。

 

悪名一番 悪名一番
悪名一番 田宮二郎、勝新太郎

 

題名: 悪名一番
監督: 田中徳三
企画: 財前定生
原作: 今東光
脚本: 依田義賢
撮影: 武田千吉郎
照明: 中岡源権
録音: 大谷巖
音効: 倉島暢
美術: 西岡善信
装置: 梶谷和男
擬斗: 宮内昌平
編集: 山田弘
音楽: 鏑木創
現像: 東洋現像所
  製作主任:小沢宏
  助監督:土井茂
  スチール:西地正満
出演: 勝新太郎、田宮二郎、森光子、長門勇、浜田ゆう子、坪内ミキ子、勝山まゆみ、早川雄三、上田吉二郎、小池朝雄、北城寿太郎、毛利郁子 勝新太郎、田宮二郎、江波杏子、藤原礼子、雪代敬子、安部徹、名和宏、遠藤辰雄、丸井太郎、茶川一郎、芦屋小雁、芦屋雁之助、伊井友三郎、矢島陽太郎
  1967年日本・大映京都撮影所/シネスコサイズ・35mmフィルムカラー86分

 

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