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1966年

悪名桜

悪名桜 悪名桜
田宮二郎、勝新太郎 市原悦子、勝新太郎

 

田中徳三監督1966年製作「悪名桜」を紹介する。本作は、“悪名”シリーズ第12作目である。今回は「親子」がテーマで、朝吉と清次が堅気になろうと焼き鳥屋を始めるが、新興ヤクザと戦う事になり基の木阿弥になるとう内容だ。

 

悪名桜 悪名桜
藤岡琢也 沢村貞子、勝新太郎
悪名桜 悪名桜
須賀不二男 多々良純
悪名桜 悪名桜
勝新太郎、田宮二郎 沢村貞子

 

【ストリー】
大阪周辺の繁華街でやきとり屋になっていた朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)は暴力団に襲われた新聞記者(浜田雄史)を助けて一躍街の英雄にされたが、朝吉を刺しにきた愚連隊の少年猛(酒井修)は、逆に朝吉に捕まってーやきとり屋を手伝わされることになった。また、八尾からやってきた幼馴染の菊枝(市原悦子)は、朝吉の父の死水をとってきたといい、その遺言で女房にしてほしいと居坐ってしまった。悪名の報いで父の墓参さえ許されぬ朝吉だけに、猛をまともにしてやりたく、その親沢村亀之助(多々良純)をたずねた。ところが、朝吉らの家主であり界隈の大地主でもある沢村は、妻房枝(沢村貞子)と共に体面ばかりを重んじて、朝吉の意をくまぬばかりか、息子猛がやきとり屋にいることを嫌い、なじみのやくざ大鯛組に取戻し方を頼んだ。朝吉は意地でも猛を真人間に叩きあげる決意をした。だが、ある日大鯛組が大挙してやきとり屋になぐり込み、朝吉や清次の奪戦も空しく、家はこわされ猛は脱走してしまった。そんな折も折、清次は菊枝が妊娠しているのを知り、朝吉の子だと誤解し、愛相をつかして去っていった。しかし、菊枝はいきずりの男にだまされて子をはらんでいたのだ。そんなこととは知らぬ清次は、出かけの駄賃にと、大鯛組の後藤(須賀不二男)をおどし、20万円を捲きあげて朝吉の家へ投げこんだ。また猛は大鯛組のやくざと争って一人を傷つけ、ABCクラブへ駆けこんだ。ABCクラブの組長乾は猛をダシに沢村と手を握り、界隈に娯楽センターを作り、その共同経営をすすめた。やがて大鯛組、ABCクラブ、沢村、それに朝吉とそれぞれの思惑が入乱れ、虚々実実のかけ引きが展開された。そんなある目、ABC幹部におだてられだ猛は、大鯛組の幹部後藤を射殺し、朝吉の家へとびこんできた。朝吉は誤解をとき、舞いもどってきた清次同道で猛を自首させることにしたが、途中猛はABC組員に射殺された。憤懣やるかたない朝吉は、菊枝を八尾に送りかえすと、清次とともに、ABCクラブ、次いで大鯛組となぐりこみ完膚なきまでに二つの組をたたきのめし、旅にでていった。それから数日、朝吉と清次のもとに、菊枝から三つ児が生れたという、明るい知せが届いた。

 

悪名桜 悪名桜
酒井修 勝新太郎、藤岡琢也

 

題名: 悪名桜
監督: 田中徳三
企画: 財前定生
原作: 今東光
脚本: 依田義賢
撮影: 宮川一夫
照明: 中岡源権
録音: 大角正夫
音効: 倉島暢
美術: 西岡善信
擬斗: 楠本栄一
編集: 菅沼完二
音楽: 鏑木創
現像: 東洋現像所
  製作主任:小沢宏
  助監督:土井茂
  スチール:藤岡輝夫
出演: 勝新太郎、田宮二郎、市原悦子、須賀不二男、藤岡琢也、沢村貞子、多々良純、酒井修、守田学、高杉玄、浜田雄史
1966年日本・大映京都撮影所/シネスコサイズ・35mmフィルムカラー86分

 

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