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1963年

悪名市場

悪名市場 悪名市場
勝新太郎 田宮二郎、藤原礼子

 

森一生監督1963年製作「悪名市場」を紹介する。本作は、“悪名”シリーズ第6作目である。過去作のしがらみを極力排除し、一話完結の娯楽映画路線へ移行するきっかけとなったシリーズ。 登場人物も、ヒロインに嵯峨三智子さん、偽もの悪名コンビに芦屋雁之助、小雁兄弟、最後に藤田まことさん、 途中で白木みのるさんと、現代の「てなもんや三度笠」を見てるのかと勘違いしそうになる。 実際、てなもんやが放送されてからの翌年に撮影された。

 

悪名市場 悪名市場
瑳峨三智子 瑳峨三智子、勝新太郎
悪名市場 悪名市場
勝新太郎、田宮二郎 芦屋小雁、芦屋雁之助
悪名市場 悪名市場
藤田まこと、田宮二郎 勝新太郎、田宮二郎
【ストリー】
刑務所に入った清次(田宮二郎)から、彼を陥いれたペテン師が四国にいることを聞いた朝吉(勝新太郎)は、単身その港町に渡った。ところが、目指す菱屋運輸には一足お先に贋の朝吉と清次が現われ、金を捲き上げていったというので、さすがの朝吉も唖然となった。朝吉は菱屋に潜り込んで二人を探ったが、これも長年売り込んだ悪名のせいだと、あまりあくどいこともやりそうでない贋者兄弟を許すことにした。ある日、パチンコ屋を経営する美人の咲枝(瑳峨三智子)を知ったが、彼女は贋の朝吉こと一郎にぞっこん惚れこんでいて、“悪名”にあこがれ朝吉のそれとない忠告も耳に入らぬ始末。その頃、ペテン師柿本(田中春男)は港の商店街の主人達を巧みに丸めこみ、改築移転をすすめていた。彼は実は隣町の追風組親分鷺原(松居茂美)の片腕で、勢力拡張のため工作していたのだ。また柿本は鷺原の意に従い、咲枝を連れ出してにせ朝吉の正体をあばき妾になれと迫るが、後を追って来た朝吉に叩き伏せられた。柿本をしめ上げ、総てが鷺原のからくりだと知った朝吉は折からの仮出所でかけつけた清次と力をあわせ、商店街に入りこんだ子分共を叩き出し、もとの持主に返した。折から四国、中国の親分衆の会合が開かれ、会場に乗込んだ朝吉は並いる親分衆の前で鷺原に対決し、果し合いをすることに決った。翌朝約束の場所、朝吉と清次は数十人の追風組と睨みあった。双方が入り乱れようとした。瞬間、轟然たる爆音と共に土砂が吹っ飛び、混乱に乗じて躍り込んだ朝吉、清次はさんざんに一味をやっつけた。ハッパのスイッチを入れたのは咲枝だった。鷺原、柿本を警察に引き渡した朝吉と清次は大阪へ帰る船の人となったが、その客の中にまたしてもそっくりの恰好をして清次と名のる男がいた。

 

悪名市場 悪名市場
田宮二郎、勝新太郎 勝新太郎、藤原礼子

 

題名: 悪名市場
監督: 森一生
企画: 財前定生
原作: 今東光
脚本: 依田義賢
撮影: 今井ひろし
照明: 伊藤貞一
録音: 林土太郎
音効: 倉島暢
美術: 太田誠一
装置: 城修
擬斗: 宮内昌平
編集: 谷口孝司
音楽: 斎藤一郎
現像: 東洋現像所
  製作主任:橋本正嗣
  助監督:渡辺稔
  スチール:藤岡輝夫
出演: 勝新太郎、田宮二郎、瑳峨三智子、芦屋雁之助、芦屋小雁、藤原礼子、西岡慶子、茶川一郎、藤田まこと、白木みのる、田中春男、花澤徳衛、曽我廼家五郎、島田憲三、毛利郁子
  1963年日本・大映京都撮影所/シネスコサイズ・35mmフィルムカラー84分

 

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