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1965年

悪名幟(のぼり)

悪名幟 悪名幟
勝新太郎 田宮二郎

 

田中徳三監督1965年製作「悪名幟(のぼり)」を紹介する。本作は、“悪名”シリーズ第10作目である。足を洗う決心をした朝吉。清次との別れの宴を設けさんざん食ったあと、朝吉は有り金すべてを清次に故郷への旅費として与え、店の払いは働いて返させてくれと申し出る・・・。

 

悪名幟 悪名幟
水谷良重(水谷八重子) 水谷良重、勝新太郎
悪名幟 悪名幟
ミヤコ蝶々 佐藤慶
悪名幟 悪名幟
内田朝雄 勝新太郎、田宮二郎

 

【ストリー】
大阪へ舞い戻った朝吉(勝新太郎)は“悪名”の足を洗う決心で、清次(田宮二郎)との別れの宴を“びっくり鍋”という小料理屋で開いた。宴も終り朝吉は、あり金をはたいて清次の旅費として与え、宴の払いは“びっくり鍋”で働いて払うと申しでた。これに同情した、店で働くお米(水谷良重)は、稼がせてやろうと朝吉を女ばかりの賭場へ案内した。ここで朝吉は町工場の女社長・お政(ミヤコ蝶々)を相手に100万以上の大金を勝ちとった。窮したお政は、小切手を乱発した。だがこれを使えば小切手は不渡りになり工場はつぶれてしまう。これを知った朝吉は、胴元・遠藤(佐藤慶)に取りたての延期を頼んだ。しかし遠藤はこれを拒否した。困りはてた朝吉は賭場の元締・春田正太郎内田朝雄()という、この土地の親分に話を持ちこんだ。ところが意外にもこの親分というのが“びっくり鍋”のおやじでお米の父であった。清次を送りだした朝吉は翌朝正太郎に直談判した。正太郎も一旦はどなりつけたものの朝吉の男気にほれて、小切手はそのままお政に帰された。そしてお米といい仲になった朝吉はこの土地でラーメン屋の屋台店を出した。が、これを面白く思わない遠藤は、お政をだまして、工場を抵当に借用書を書かせる一方、身内の中津組にたのんでいやがらせをはじめた。ところがこの用心棒の一人は、故郷へは帰らず、今では中津一家のいい顔になった清次であった。この関係を知った遠藤は清次を痛めつけた。一方、正太郎はこんな遠藤の非道ぶりをとがめ、達藤を破門した。窮地にたった遠藤は、正太郎を殺し、お政の息子健太郎(杉山光宏)を誘拐して朝吉を脅迫した。朝吉は工場の権利書と引きかえに健太郎を取り戻すと、“悪名”の血を爆発させ、かけつけた清次と共に遠藤と中津を打ちのめした。二人はまたしっかり手をにぎり合った。

 

悪名幟 悪名幟
勝新太郎、田宮二郎 悪名幟(のぼり)

 

題名: 悪名幟(のぼり)
監督: 田中徳三
企画: 財前定生
原作: 今東光
脚本: 依田義賢
撮影: 宮川一夫
照明: 中岡源権
録音: 奥村雅弘
音効: 倉島暢
美術: 内藤昭
装置: 梶谷和男
擬斗: 楠本栄一
編集: 菅沼完二
音楽: 鏑木創
現像: 東洋現像所
  製作主任:田辺満
  助監督:太田昭和
  スチール:西地正満
出演: 勝新太郎、田宮二郎、水谷良重(水谷八重子)、ミヤコ蝶々、佐藤慶、内田朝雄、千波丈太郎、島田竜三、毛利郁子、ミス・ワカサ
  1965年日本・大映京都撮影所/シネスコサイズ・35mmフィルムカラー81分

 

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