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1965年

海の若大将

海の若大将 海の若大将
加山雄三 星由里子

 

古澤憲吾監督1965年製作「海の若大将」を紹介する。本作は、東宝「若大将シリーズ」第5作になったが、東宝撮影所の撮影スケジュールがつかなかったので関連会社の宝塚映画が製作した。その為にロケ・セット撮影は、ほとんど関西(一部ロケは東京)で行われている。また前作「ハワイの若大将」の後、加山雄三さんは、黒澤明監督「赤ひげ」への出演が決まり、1964年はその撮影に拘束されることになった。黒澤明監督は、出演者に他作品との掛け持ち撮影を許さない上「赤ひげ」の撮影は予定を大幅に超え、実に1年に渡った為に、既に東宝の看板作の一つとなっていた「若大将シリーズ」は、1963年夏に公開された前作以来、休止を強いられたのだった。

 

海の若大将 海の若大将
加山雄三、有島一郎 飯田蝶子、中真千子
海の若大将 海の若大将
江原達怡、加山雄三、田中邦衛 重山規子
海の若大将 海の若大将
星由里子、田中邦衛 藤山陽子

 

【ストリー】
浅草で老舗のすき焼き屋田能久の若大将こと田沼雄一(加山雄三)は、京南大学水泳部のエースだ。スーパー・マーケットのレジスター芦野澄子(星由里子)、ミュージカル・スター秋山悦子(重山規子)、同級生の大町英子(藤山陽子)などみんなが若大将の大ファン。若大将の父親久太郎(有島一郎)は、息子を商科へ入学させたのだが、雄一は内証で水産科に籍を置き、遠洋航海を目標に航海学と水産学を勉強中だ。その若大将が級友の江口(江原達怡)と共に三カ月間の停学になってしまった。理由は江口が試験の当日青大将こと石山新次郎(田中邦衛)のカンニングに協力したのを発見され、関係のない若大将がまきぞえをくってしまっただ。学校に呼び出された久太郎は、雄一が無断で水産科に入ったことを知って激怒、勘当を宣言した。若大将はこれを機会に航海術を勉強するため、船長の青大将や事務長江口らと共に小さな船“光進丸”に乗りこむことになった。ところがこの光進丸に、悦子への意地から澄子がこっそり乗りこんでしまった。船は八丈島に向かうが途中で遭難し御蔵島に漂着する。島では若い連中はほとんど東京へ行き、島はじいちゃん、ばあちゃん、かあちゃんだけの“三ちゃん漁業”で細々と生計をたてていた。人手不足を知った若大将は、青大将、江口らを動員して漁業を手伝った。そこで若大将は、漁師左平の孫娘昌江(沢井桂子)を知った。やがて船は島を離れ、青大将たちは東京に帰った。ところが昌江は若大将のことが忘れられなくなり父親の左平(藤原釜足)が昌江の思慕を若大将に伝えに東京にやって来た。一方の澄子もこれを察し、なかばヤケ気味に青大将とドライブに出かけた。が、澄子の心情を察した青大将は、そのまま車を競技場に走らせた。そのころ“日豪対抗水泳競技大会”は始っていたのだ。苦戦だった若大将も、澄子の応援で盛り返し優勝した。若大将はオーストラリア留学が決り、澄子との愛を誓いあった。

 

海の若大将 海の若大将
加山雄三 星由里子

 

題名: 海の若大将
監督: 古澤憲吾
製作: 藤本真澄、寺本忠弘
脚本: 田波靖男
撮影: 飯村正、梁井潤
照明: 下村一夫
録音: 増尾鼎
整音: 下永尚
美術: 村木忍
編集: 岩下広一
音楽: 広瀬健次郎
  主題歌・挿入歌:加山雄三「海の若大将」「恋は赤いバラ」
現像: 東洋現像所
合成: 泉実
  製作担当:古賀祥一
  監督助手:加藤秀夫
  スチール:池上恭介
出演: 加山雄三、星由里子、田中邦衛、藤山陽子、江原達怡、飯田蝶子、有島一郎、中真千子、北竜二、佐原健二、沢井桂子、藤原釜足、重山規子、佐々木孝丸、曽我廼家明蝶、寺内タケシとブルージーンズ
  1965年日本・宝塚映画/東宝スコープ(シネスコサイズ)・35mmフィルムカラー99分

 

 

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