INTERNET FRONTLINE

1968年

不良番長

不良番長 不良番長
梅宮辰夫 夏珠美

 

野田幸男監督1968年製作「不良番長」を紹介する。シリーズ第一作となる本作は、1968年10月に全国劇場公開された。当時大人気だった東映任侠映画とは違い、義理も人情もなく、レイプ、詐欺、恐喝、売春業斡旋など自分の快楽だけを求めるカポネ団の物語である。主人公であるカポネ団番長を演じるのが梅宮辰夫さんである。1968年から1972年までの短期間に16作品(スピンオフ作品を除く)が、東映東京大泉撮影所で制作された。

 

不良番長 不良番長
南原宏治、梅宮辰夫 渡辺文雄
不良番長 不良番長
谷隼人、藤村有弘、克美しげる 梅宮辰夫、石山健二郎、左とん平
不良番長 不良番長
応蘭芳 梅宮辰夫、大原麗子

 

【ストリー】
盛り場新宿に、博徒、テキヤ、愚連隊のいずれの組織にも属さない不良グループがあった。リーダーは神坂(梅宮辰夫)で、イサム(保高正信)、ロクオン(小野川公三郎)、ランキング(克美しげる)、タニー(谷隼人)、お豊(大原麗子)らがそれに従っていた。彼らには恐喝、婦女暴行は日常茶飯事だった。神坂は表向きはスナツクバーのバーテンだったが、実はママ君代(応蘭芳)のツバメで、一方では自分が犯した女をホステスとして、昔馴染の梨枝(沢たまき)に売り渡してもいたのだ。ある日、タニーはサイケクラブで女子学生龍子(夏珠美)を知り、カモにしようとして、仲間のいるマンションに連れ込んだ。しかし、身の危険を感じた龍子は、男たちのグラスに秘かに睡眠薬を入れて、この危機を切り抜けようとした。ところが、後で現われた神坂によって龍子は意のままにされたのだった。龍子の父清之助(石山健二郎)は、榊一家の親分たが、新興暴力団大江興業に縄張りをとられ、今は残された金看板を細々と守っている男だった。清之助は、神坂を呼び出し、龍子の慰謝料を要求したが、神坂はその金を払うどころか、再び龍子を犯してしまったのだ。この大胆な神坂の行動に清之助はあきれてしまった。そしてその度胸を買って三千万で神坂を抱き込み、ホテル建設にからむ横領をネタに、大江興業をゆすることになった。いまは神坂を愛している龍子も、このグループに加った。神坂はまず、観光会社の社長の情婦から横領の全貌を探り出した。しかし、大江(渡辺文雄)たちも黙ってはいなかったのだ。間もなくロクオンが殺された。神坂は仲間を率いて殴り込みをかけたのだが、タニーもお豊も次々と死んだ。神坂も重傷を負い、龍子の車に助けられたが、その時はもう虫の息だった。

 

不良番長 不良番長
大原麗子 梅宮辰夫

 

題名: 不良番長
監督: 野田幸男
企画: 吉田達、矢部恒
原作: 凡天太郎
脚本: 松本功、山本英明
撮影: 山沢義一
照明: 銀屋謙蔵
録音: 渡辺義夫
美術: 藤田博
装置: 石井正男
装飾: 林新吉
擬斗: 日尾孝司
記録: 宮本依子
編集: 田中修
音楽: 八木政生
  挿入歌:克美しげる「夜の花」
現像: 東映化学工業
  フィルム:富士フィルム
  製作主任:阿部征司
  監督助手:内藤誠
  スチール:藤井善男
出演: 梅宮辰夫、夏珠美、克美しげる、谷隼人、大原麗子、保高正信、小野川公三郎、ジョー山中、南原宏治、石山健二郎、渡辺文雄、左とん平、藤村有弘、沢たまき、応蘭芳、桑原幸子、宝田日出夫、小林稔侍、丹波哲郎、永井秀明
1968年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・35mmカラー89分

 

 

back submenu