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1964年

花のお江戸の無責任

花のお江戸の無責任 花のお江戸の無責任
植木等 団令子

 

山本嘉次郎監督1964年製作「花のお江戸の無責任」を紹介する。前作「ホラ吹き太閤記」に続く"時代劇シリーズ"の第2作になる。「船徳」「湯屋番」などといった落語や、「鈴ヶ森」「助六」などといった歌舞伎のエピソードを散りばめた時代劇になっている。戦前から榎本健一さん主演時代劇映画を撮り続けた山本嘉次郎監督は、主演の植木等さんに榎本のイメージをダブらせていたそうだ。1964年12月20日に全国劇場公開された。

 

花のお江戸の無責任 花のお江戸の無責任
桜井センリ、安田伸、犬塚弘、ハナ肇 植木等、池内淳子
花のお江戸の無責任 花のお江戸の無責任
有島一郎、藤山陽子 藤木悠、植木等
花のお江戸の無責任 花のお江戸の無責任
谷啓、植木等 池内淳子、進藤英太郎、団令子

 

【ストリー】
父親を闇打ちされた古屋助六(植木等)は、仇討のために江戸へ向った。しかし相手の目印は、背中の刀傷だけという心ぼそさ。だが根っから陽性の助六は、そんなことは意に介さず「早いとこパッパッと勝負をつけて、半年ばかり楽しく江戸で遊んでこよう」と最高にゴキゲン。鈴ケ森にさしかかった助六は雲助に因縁をつけられている白井権八(谷啓)を「ブァーッ」と胸のすくタンカで助けだした。そこへ通りかかったのが、今売り出し中の侠客播随院長兵衛(ハナ肇)。助六と権八は、長兵衛の侠気にすっかり感激し、二人は長兵衛の家に居候することになった。ところが、長兵衛の女房おぎん(草笛光子)は大変な女。ちょっとでも逆らおうものなら長ぎせるでポカリ。あげくに二人は、吉原で石焼芋屋をやらされるはめになった。二人は夜桜で賑わう仲の町を「イシヤキイーモー」と世にも情けない顔をして歩くのだった。そんな二人だが、ある日、長兵衛の留守中に助けを求めにきた、道具屋の娘お菊(藤山陽子)を白柄組から救けだして男をあげた。長兵衛からほうびにヒマをもらった二人は勇躍して吉原にくりこんだ。助六の目ざす相手は、今を盛りのおいらん揚巻(団令子)だ。そこへやってきたのが、白柄組の親分格髭の意休(進藤英太郎)だ。助六は、いやがる揚巻を口説きおとそうとする意休の前で威勢のいいタンカをきり揚巻の心をつかんだ。一方、権八は、幼な友達小紫(池内淳子)を身受けしようと助六の金をゴマカシて貯めるのに大奮闘。そんなうちに助六は揚巻から意休の背中に刀傷があることを聞きだした。助六の求める仇は、意休だったのだ。勇躍した助六は意休と対決、見事仇討を果した。折も折、長兵衛が白柄組との出入りで死に、助六が長兵衛の跡をつぐこととなって、目出度く仇討の幕は下りたのだった。

 

花のお江戸の無責任 花のお江戸の無責任
進藤英太郎、植木等 花のお江戸の無責任

 

題名: 花のお江戸の無責任
監督: 山本嘉次郎
製作: 藤本真澄、渡辺晋
原作: 戸板康二
脚本: 山本嘉次郎、田波靖男
撮影: 遠藤精一
照明: 平野清久
録音: 斎藤昭
整音: 下永尚
美術: 植田寛
殺陣: 久世竜
音楽: 宮川泰、萩原哲晶
挿入歌:植木等「無責任数え唄」「馬鹿は死んでもなおらない」「ジャンケン節」「生きていけないオレ」
編集: 大井英史
現像: 東洋現像所
  製作担当:江口英彦
  監督助手:児玉進
  考証指導:中村芝鶴
  スチール:山崎淳
出演: 植木等、ハナ肇、谷啓、進藤英太郎、団令子、池内淳子、草笛光子、有島一郎、藤木悠、藤山陽子、田崎潤、北川町子、高橋紀子、田島義夫、若水ヤエ子、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー、犬塚弘、小杉義男、大泉滉
  1964年日本・東宝/東宝スコープ(シネスコサイズ)・35mmフィルムカラー89分

 

 

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