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1965年

大冒険

大冒険 大冒険
植木等 団令子

 

古沢憲吾監督1965年製作「大冒険」を紹介する。ハナ肇とクレージーキャッツ結成10周年を記念して東宝と渡辺プロダクションの提携により制作され1965年10月31日に全国劇場公開された。シリーズで初めて円谷英二監督の特撮を取り入れた冒険活劇となっており、屋外ロケーションではワイヤーアクションを多用し、主演の植木等さんはアクションシーンのほとんどをスタントなしで演じたそうだ。Uボートが浮上するシーンや日米連合艦隊が艦砲射撃をするシーンは、「潜水艦イ-57降伏せず(1959年/監督:松林宗恵/出演:池部良)」のシーンをモノクロのまま流用し、「太平洋奇跡の作戦 キスカ(1965年/監督:丸山誠治/出演:山村聡)」のカットも陰謀団のモニター画面等に断片的に流用され、基地の爆破シーンでは「青島要塞爆撃命令(1963年監督:古沢憲吾/出演:加山雄三)」のカットが流用されている。

 

大冒険 大冒険
越路吹雪 ハナ肇
大冒険 大冒険
石橋エータロー、安田伸、ハナ肇 森繁久彌
大冒険 大冒険
桜井センリ 植木等

 

【ストリー】
“ニセ札旋風、日本に上陸!”と植松唯人(植木等)が書いた「週刊トップ」のスクープは日本中を騒然とさせた。国民に不安を与えまいと秘密捜査を進めていた警視庁でも、これを機に総力をあげての公開捜査にふみきり、捜査一課の花井部長刑事(ハナ肇)と乾(犬塚弘)、市橋(石橋エータロー)両刑事も畑違いの仕事にかりだされた。がこのスクープで一番あわてたのはニセ札偽造団で、組織の秘密がもれては一大事と、殺し屋をさしむけて植松を狙った。一方、植松は自分の記事が大間題になっているとはつゆ知らず、相変らず発明熱にうかされていた。このスクープも、もとはといえば、親友の発明狂谷井(谷啓)と組んで作った天然色複写機を実験していた最中、材料に使った一万円札が、ほかの一万円札より色が薄いことに気づいたことがはじまりなのだ。また植松の自称恋人の産業クラブに勤める谷井の妹悦子(団令子)は、森垣金融の社長久美子(越路吹雪)を通じて知りあった大社長の御曹子石崎(安田伸)に、しつっこく追いまわされていた。これを知った植松は気が気でなく、谷井にたのんで、悦子の居所が一目でわかる探知機を作って貰った。ところがニセ札組織の魔の手は悦子にまでおよび、ある日、悦子は何者かに連れ去られてしまった。あわてた植松と谷井は探知機を頼りに悦子を追った。だが、この二人の行動を怪しいとにらんだ刑事三人がその後を追い、さらに殺し屋たちが、それに続いた。こうして善悪入り乱れた追撃戦が東京を振り出しに、名古屋、犬山、岐阜、神戸と続き植松はこのピンチをもちまえの機転と大冒険の連続できりぬけた。こうしてやっとの思いで、ニセ札偽造団のひそむ、潜水艦にたどりついた植松と谷井だが、悦子との対面もつかの間、一味につかまってしまった。そしてニセ札偽造団の本拠地に連行された二人は、生きていたヒットラー(アンドレ・ヒューズ)に死刑を宣告されあわやという時、二人をつけてきた刑事たちの連絡で、国連軍連合艦隊が出動し、本拠地に砲撃を加えた。あわてふためいた偽造団は谷井がいたずらしたミサイルによって自爆してしまった。悦子は、植松の命がけの愛をうけいれ、二人はハネムーンに旅立っていった。

 

大冒険 大冒険
谷啓、植木等 大冒険
大冒険 大冒険
大冒険 団令子、谷啓、植木等
大冒険 大冒険
アンドレ・ヒューズ 大冒険
大冒険 大冒険
大冒険 クレージーキャッツ結成10周年

 

題名: 大冒険
監督: 古沢憲吾
製作: 藤本真澄、渡辺晋
脚本: 笠原良三、田波靖男
撮影: 飯村正、小泉福造
照明: 隠田紀一
録音: 増尾鼎
整音: 下永尚
美術: 村木忍
結髪: 松本好子
音楽: 広瀬健太郎、宮川泰
  主題歌:ハナ肇とクレージーキャッツ「大冒険マーチ」「遺憾に存じます」
編集: 黒岩義民
現像: 東京現像所
  製作担当:古賀祥一
  監督助手:長野卓
  特技監督:円谷英二
  特技撮影:有川貞昌 富岡素敬
  特技照明:岸田九一郎
  特技美術:渡辺明
  特技美術:渡辺明
  光学合成:向山宏
  製作担当:小池忠司
  監督助手:中野昭慶
  スチール:高木暢二
出演: ハナ肇、植木等、谷啓、犬塚弘、石橋エータロー、桜井センリ、安田伸、団令子、越路吹雪、ザ・ピーナッツ、柳永二郎、高田稔、由利徹、人見明、小松政夫、桐野洋雄、清水元、二瓶正也、アンドレ・ヒューズ、森繁久彌
1965年日本・東宝+渡辺プロ/東宝スコープ(シネスコサイズ)・35mmフィルムパートカラー106分

 

 

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