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1975年

男はつらいよ 葛飾立志篇

男はつらいよ 葛飾立志篇 男はつらいよ 葛飾立志篇
佐藤蛾次郎、渥美清 樫山文枝

 

山田洋次監督1975年製作「男はつらいよ 葛飾立志篇」を紹介する。シリーズ第16作の本作は、1975年12月に全国劇場公開された。今回は、マドンナに樫山文枝をさん迎え、映画「日本沈没(1973年東宝/監督:森谷司郎)」で地震学者を演じていた小林桂樹さんが、 役名も同じ田所先生として登場する。プロローグでは寅さんを「瞼の父かも?」と訪ねてくるのは、当時人気アイドルだった桜田淳子さんが登場する。

 

 
男はつらいよ 葛飾立志篇 男はつらいよ 葛飾立志篇
桜田淳子、米倉斉加年、佐藤蛾次郎 倍賞千恵子
男はつらいよ 葛飾立志篇 男はつらいよ 葛飾立志篇
笠智衆、樫山文枝、倍賞千恵子 大滝秀治、渥美清
男はつらいよ 葛飾立志篇 男はつらいよ 葛飾立志篇
倍賞千恵子、三崎千恵子、下條正巳 渥美清、小林桂樹

 

【ストリー】
秋も深まったある日の午後。数カ月ぶりに寅(渥美清)は“とらや”に帰って来た。ところが、そこには山形から修学旅行で上京したついでに寅を訪ねに来ていた高校2年の順子(桜田淳子)がいた。寅は彼女を見るなり、おもわず「お雪さん!」と叫び、順子は目に涙をいっばいため「お父さん!」と叫んだ。寅は勿論のこと、さくらや(倍賞千恵子)、おいちゃん(下條正巳)、おばちゃん(三崎千恵子)はビックリする。実は順子は寅が17年前に恋焦がれた人--お雪の娘だったのだ。寅は毎年正月になると少しの金を添えて手紙を送っていたので、順子は、寅を本当の父親と勘違いしていたのだった。そのお雪がつい最近死んだ、と聞き、寅は歳月の流れをしみじみと感じた。とらやの人々がホッとしたのも束の間、「寅がまともに結婚していたらこの位の娘がいるのになあ」と愚痴るおいちゃんの言葉が原因で、怒った寅はまた旅に出てしまった。数日後、寅はお雪の墓詣りを兼ねて、山形を訪ねた。そこで寅は、寺の住職(大滝秀治)から、お雪の生前の不幸を聞かされた。彼女は学問がなかったために男に騙されたのだった。そして住職は、学問の必要な事を寅に教え、寅も晩学を決意した。一方、とらやには、御前様(笠智衆)の親戚で大学の考古学教室に残り勉強を続けている筧礼子(樫山文枝)が下宿することになった。そんなところへ寅が帰って来た。明るく誰とでも気軽に口をきき、インテリぶらない礼子に、寅は次第に惹かれていき、勉強の方も彼女に教えてもらいながら真面目につづけた。また、礼子の恩師である、奇人だが天才肌の田所博士(小林桂樹)をも寅はすっかり気に入ってしまった。そんな寅がまた礼子に振られてしまうと心配したさくらだったが、寅は「礼子さんに色恋を感じたら失礼だ。彼女はもっと高い事を考えてる人で、結婚なんかするはずがない」と答えた。ところがある日、礼子は田所にプロポーズされた。礼子は何日も何日も思い悩んだ。そして、結婚の事で悩んでいる、と礼子の口から聞かされた寅は、相手が誰だか知らずに、大変なショックを受けた。礼子を恋愛の対象にするのは失礼だ、とは言ったもののやはり、彼女を愛していたのだった。寅は、またまた失恋、一人、旅に出た。だが、その頃、礼子は学問に専心するために、田所のプロポーズを断っていた……。正月も間近の南国。寅と、寅と同じように礼子に失恋して旅に出ていた田所が、楽しそうに歩く姿があった。

 

男はつらいよ 葛飾立志篇 男はつらいよ 葛飾立志篇
渥美清、倍賞千恵子、下條正巳、小林桂樹 渥美清、小林桂樹

題名: 男はつらいよ 葛飾立志篇
監督: 山田洋次
企画: 高島幸夫、小林俊一
製作: 島津清
原作: 山田洋次
脚本: 山田洋次、朝間義隆
撮影: 高羽哲夫
照明: 青木好文
録音: 中村寛
調音: 松本隆司
美術: 佐藤公信
装置: 小野里良
装飾: 町田武
衣裳: 東京衣装
編集: 石井巌
音楽: 山本直純
  主題歌:渥美清「男はつらいよ」
現像: 東京現像所
  製作主任:内藤誠
  製作進行:玉生久宗
  監督助手:五十嵐敬司
  スチール:堺謙一
出演: 渥美清、樫山文枝、倍賞千恵子、小林桂樹、桜田淳子、下條正巳、三崎千恵子、前田吟、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、米倉斉加年、大滝秀治、吉田義夫、戸川美子、谷よしの、後藤泰子、中村はやと
1975年日本・松竹大船撮影所/シネスコサイズ・35mmフィルムカラー97分

 

 

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