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1977年

男はつらいよ 寅次郎と殿様

男はつらいよ 寅次郎と殿様 男はつらいよ 寅次郎と殿様
渥美清、嵐寛寿郎 真野響子、渥美清

 

山田洋次監督1977年製作「男はつらいよ 寅次郎と殿様」を紹介する。シリーズ第19作の本作は、1977年8月に全国劇場公開された。今回のお殿さま役の"アラカン"こと嵐寛寿郎さんは「鞍馬天狗」シリーズ46作品の主演を演じた日本映画史に残るチャンバラスターであり、殿様の侍従を演じた三木のり平さんのおもしろさは、ベテラン喜劇人ならではの味が楽しめる作品である。

 

 
男はつらいよ 寅次郎と殿様 男はつらいよ 寅次郎と殿様
男はつらいよ 寅次郎と殿様 嵐寛寿郎
男はつらいよ 寅次郎と殿様 男はつらいよ 寅次郎と殿様
三木のり平 男はつらいよ 寅次郎と殿様
男はつらいよ 寅次郎と殿様 男はつらいよ 寅次郎と殿様
三崎千恵子、倍賞千恵子、渥美清、嵐寛寿郎 下條正巳、倍賞千恵子、三崎千恵子、太宰久雄

 

【ストリー】
鞍馬天狗の夢からさめた寅さん(渥美清)は、妙に生まれ故郷の柴又が恋しくなり、小さな鯉のぼりを買って勇んで帰って来た。この鯉のぼりは、最愛の妹・さくら(倍賞千恵子)夫婦の一人息子満男(中村はやと)のためのものだった。ところが、さくら夫婦が、やはり満男のためにと大きな鯉のぼりを買ったばかり。博(前田吟)は寅の心情を知り、庭先の鯉のぼりをいそいでおろすが、このことを知った寅さん、「みずくさい」と一言いって怒る。おまけにとらやでは最近、拾ってきた犬に「トラ」と名づけていたから大変。寅さんは自分が呼び捨てられているものと勘違い大喧嘩。例によって柴又を去っていった。四国は、愛媛県大洲市。この古い城下町にやって来た寅さんは、墓参りをしている美しい人に一目ぼれ。その夜、偶然にもその人と旅館がいっしょになって、親に大反対されながらも一緒になった夫が、数カ月前突然亡くなったという身の上話を聞き、しんみりとする。翌朝、寅さんは持前の気っぷの良さを発揮し、「何かあったら柴又のとらやを訪ねてくれ」といって別れた。その直後、ふとしたことから時代劇口調の変な老人と寅さんは知り会い、妙に二人は馬が合った。実はこの変な老人とは、大洲藩十八代目当主・藤堂宗清(嵐寛寿郎)であり、その夜宗清のお屋敷に連れていかれた寅さんは、そこで、急死した息子の話を聞かされ、その息子の嫁・鞠子(真野響子)に二人の結婚のことを反対したことをあやまりたいという宗清の気持ちに打たれるのであった。そして、持ち前の義侠心を発揮した寅は東京で鞠子を見つけ出すことを約束して大洲を去った。それから10日後、待ちきれなくなった宗清は柴又に寅を訪ねて来た。丁度タイミング良く寅も旅から帰って来たのだが、驚いたのはとらやの連中で、何しろ、この広い東京の中から一人の娘を捜し出さなければならないのだ。しかも、宗清は鞠子と会えるまで、長男の家に滞在することになったからたいへん。そんなある日、寅さんが、大洲で会った美しい女がとらやを訪ねてきた。そこで皆で食卓を囲んで話していると、以外にも宗清の探している女とはこの鞠子であることがわかった。その晩、宗清は鞠子のアパートで、亡き息子の思い出話に花をさかせるのであった。大洲に帰った宗清から寅さんに、鞠子と三人で大洲で暮そうという手紙が来た。寅さんは小踊りするが、鞠子から新しい相手と近々結婚することになっていると聞き、またまた失恋、旅に出た。それからしばらくたった夏のある日、寅さんは、大洲のお屋敷で、柴又の人情と笑いをふりまいていた。それは、長い長い寅の旅の一つの休憩時間でもあるかのようだった。

 

男はつらいよ 寅次郎と殿様 男はつらいよ 寅次郎と殿様
真野響子、倍賞千恵子、渥美清 三崎千恵子、下條正巳、倍賞千恵子、前田吟、太宰久雄

題名: 男はつらいよ 寅次郎と殿様
監督: 山田洋次
企画: 高島幸夫、小林俊一
製作: 島津清
原作: 山田洋次
脚本: 山田洋次、朝間義隆
撮影: 高羽哲夫
照明: 青木好文
録音: 中村寛
調音: 松本隆司
美術: 出川三男
装置: 小島勝男
装飾: 町田武
衣裳: 東京衣装
殺陣: 足立怜二郎
編集: 石井巌
音楽: 山本直純
  主題歌:渥美清「男はつらいよ」
現像: 東京現像所
  製作主任:峰順一
  製作進行:玉生久宗
  監督助手:五十嵐敬司
  スチール:長谷川宗平
出演: 渥美清、真野響子、倍賞千恵子、嵐寛寿郎、三木のり平、寺尾聰、平田昭彦、下條正巳、三崎千恵子、前田吟、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、吉田義夫、斎藤美和、谷よしの、岡本茉利、光映子、中村はやと
1977年日本・松竹大船撮影所/シネスコサイズ・35mmフィルムカラー99分

 

 

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