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1972年

不良番長 一網打尽

不良番長 一網打尽 不良番長 一網打尽
山城新伍、梅宮辰夫、鈴木やすし ひし美ゆり子

 

野田幸男監督1972年製作「不良番長 一網打尽」を紹介する。シリーズ第15作となる本作は、1972年9月に全国劇場公開された。今回は、私の好きな女優=ひし美ゆり子についてのエピソードを少々。
ひし美ゆり子さんは1972年、東宝との専属契約が切れ、女優は辞めるつもりでいたが、個人的な記念のつもりで撮ったヌードが「週刊プレイボーイ」に流出した。これを見た各社のプロデューサーから続々出演のオファーが殺到したが、女優は辞めるつもりでいた為にマネージャーもおらず、あまり考えずに最初に連絡があった本作のプロデューサー・吉田達氏の誘いを承諾した。しかし吉田氏の誘いの直後、ATGで新藤兼人監督(谷崎潤一郎原作)「春琴抄」の主役のオファーがあり、「もうこんな文芸作品のオファーなんか来ないだろうから、ぜひこちらをやりたい」と東映側に断りの電話を入れたら、「先に出演依頼をしたのはこっちなんだから、それを断るような不義理をしていると業界生きていけないぞ!」と脅かされて結局「不良番長 一網打尽」に出演した。ひし美さんは、その後、東映で「不良番長 骨までしゃぶれ」や「仁義なき戦い」「新仁義なき戦いシリーズ」、東映テレビプロ製作のテレビ映画「プレイガール」などに出演し、ふんだんにヌードを披露した。 ひし美さんは「もし『春琴抄』が実現していたらその後の道も変わってたんでしょうね」と述べている。
詳しくは、「万華鏡の女 女優ひし美ゆり子」ひし美ゆり子・樋口尚文 共著をご覧下さい。
※「春琴抄」は渡辺督子主演で「讃歌」というタイトルで映画化した。

 

不良番長 一網打尽 不良番長 一網打尽
真理アンヌ 藤竜也
不良番長 一網打尽 不良番長 一網打尽
ひし美ゆり子 山城新伍

 

【ストリー】
一匹狼の神坂弘(梅宮辰夫)にとって生まれ育った新宿を我もの顔縄張りを張る暴力団、大東共友会の存在を認めることはできなかった。そこで神坂は、アパッチ(安岡力也)、シック(久保浩)、ジャブ(鈴木ヤスシ)等グレン隊とカポネ団を結成、自らリーダーとなって共友会と対抗することにした。グループの初仕事として故買品を隠してある倉庫へ警察官に扮して襲い、なんなく盗品を押収してしまった。数日後、神坂たちが豪遊していたキャバレーが突然火事となり、大騒動。そしてそのキャバレーのマネージャー、五郎(山城新伍)と知り合う。この五郎という男、ガメツさにかけては神坂をも舌をまくほどで、焼け残ったツケ伝票を利用して次々と金を賭いでいった。そんな時、神坂と刑務所仲間だった力石(藤竜也)がカポネ団の前に現われた。共友会の幹部である力石は、出所後には共友会々長の大滝(内田朝雄)にけむたがられていた。神坂は力石の態度から殺しの命を受けていることを察知したが、力石は自分を裏切った共友会に抵抗するかのように神坂を屁い、自ら組員の銃弾を浴びて倒れた、そして、神坂に共友会の麻薬の取り引き場所を口走って息を引き取った。散々痛めつけられた共友会への仕返しにカポネ団は沸き立った。翌日、神坂以下、八人のカポネ団は、オートバイに乗り、揃いのライダールックに身を固めてライフル、マシンガン、ダイナマイトを携えて立ち向って行った。

 

不良番長 一網打尽 不良番長 一網打尽
ひし美ゆり子、梅宮辰夫 安岡力也
不良番長 一網打尽 不良番長 一網打尽
八名信夫、室田日出男 ひし美ゆり子
不良番長 一網打尽 不良番長 一網打尽
不良番長 一網打尽 不良番長 一網打尽

 

題名: 不良番長 一網打尽
監督: 野田幸男
企画: 吉田達
原作: 凡天太郎
脚本: 松本功、山本英明
撮影: 山沢義一
照明: 川崎保之丞
録音: 小松忠之
美術: 北川弘
装置: 小早川一
装飾: 佐藤善昭
美粧: 住吉久良蔵
美容: 宮島孝子
衣裳: 宮下貞子 デザイン:安斉慶子
擬斗: 日尾孝司
記録: 勝原繁子
編集: 田中修
音楽: 八木政生
  挿入歌:梅宮辰夫「ウッシッシッ節」「ゲリラ蛙」
挿入歌:B・B・S「恋のチャンス」
現像: 東映化学
  フィルム:富士フィルム
  製作主任:松本可則
  監督助手:小平裕
  演技事務:石原啓二
  スチール:藤井善男
出演: 梅宮辰夫、ひし美ゆり子、真理アンヌ、藤竜也、山城新伍、渡瀬恒彦、安岡力也、内田朝雄、室田日出男、八名信夫、由利徹、久保浩、鈴木ヤスシ、小林千枝、藤江リカ、岡崎徹、工藤正見、車英二、誠直也、堀田真三、花田達、福富太郎、大泉滉
1972年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・35mmカラー88分

 

 

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