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イギリス映画2021年

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

NO TIME TO DIE NO TIME TO DIE
ダニエル・クレイグ レア・セドゥ

 

今回はキャリー・ジョージ・フクナガ監督2021年製作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(NO TIME TO DIE)」を紹介する。本作は、スパイの世界から退いていたボンドが、MI6から呼び戻され、新たなるミッションに身を投じて行く姿を描いた"007シリーズ"の第25作になる。英国で2021年10月26日、日本では12月4日に劇場公開された。

 

NO TIME TO DIE NO TIME TO DIE
アナ・デ・アルマス ダニエル・クレイグ
NO TIME TO DIE NO TIME TO DIE
007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ
NO TIME TO DIE NO TIME TO DIE
007 ノー・タイム・トゥ・ダイ アナ・デ・アルマス

 

【ストリー】
少し過去の冬、ノルウェー。幼少期のマドレーヌ・スワンは自宅にいたところを、「能面の男」によって襲撃される。男はかつて、マドレーヌの父親で「スペクター」の一員でもあるミスター・ホワイトに、自身の家族を殺害されたという経緯があった。マドレーヌと同居していた母親は、無抵抗のまま彼によって殺害される。隠れていたマドレーヌは戸棚で拳銃を見つけ、男の不意をついてこれを射殺したかに思われたものの、男の身体を家の外に引きずり出している最中に男は息を吹き返す。結氷湖の上を逃げようとした彼女は足下の氷が割れて水中へ転落するが、男はなぜか彼女を救い上げる。スペクターとの戦いの後、現役を退いたボンド(ダニエル・クレイグ)とマドレーヌ(レア・セドゥ)はイタリア・マテーラにて平穏な生活を送っていたが、マドレーヌは自らの過去をすべては明かせずにいた。それでも凶事を紙に書いて燃やすという現地の祭で、ひそかに紙に「能面の男」と書いて火を点ける。ボンドは過去と決別するため、かつて愛したヴェスパー・リンドの墓を訪れたが、そこにスペクターの紋章が描かれた1枚の紙を見つけると直後に墓が爆発しボンドはダメージを負ってしまう。ホテルに残したマドレーヌの身を案じたボンドは、襲撃してきたスペクターの傭兵たちと交戦しながらもマドレーヌと合流する。傭兵の1人であるプリモ(ダリ・ベンサーラ)の発した言葉や、重犯罪者刑務所に収監中の元「スペクター」首領、ブロフェルドからの電話でマドレーヌの裏切りを疑いながらも、武装したアストンマーティン・DB5で追跡者たちを振り切る。ボンドは彼女への疑いを拭いきれず、到着した駅でマドレーヌ一人を列車に乗せて決別する。5年後、ボンドはジャマイカでひとり穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、彼のもとを旧友でもあるCIAエージェントのフィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)がアメリカ国務省のローガン・アッシュ(ビリー・マグヌッセン)を伴って訪れ、プリモたちに襲撃された研究所から誘拐されたというロシア出身の細菌学者ヴァルド・オブルチェフ(デヴィッド・デンシック)を救い出して欲しいと依頼するが、ボンドはそれを断り2人と別れる。住居に戻ろうとした矢先、車(ランドローバー・シリーズIII)のトラブルに見舞われて途方に暮れていたボンドは現地の女性に声を掛けられ、「ノーミ」(ラシャーナ・リンチ)と名乗った彼女のバイクで帰宅する。自宅につくと女は現地人の偽装を解き、ボンドに「私が今の007よ」と明かし、ボンドが余計なことをしないように牽制して出ていった。翌日、ボンドはフィリックスの電話を鳴らす。フィリックスの指示でキューバに赴いたボンドはCIAエージェントであるパロマ(アナ・デ・アルマス)と合流、そこでスペクターの構成員全員が集うブロフェルドの誕生日パーティ会場に潜入する。そこでプリモの義眼を通してブロフェルドと対峙(たいじ)し、直前にオブルチェフが開発していたナノマシンで命を奪われそうになる。しかし、開発中にオブルチェフがデータを入れ替えていたことで、逆にスペクターの構成員だけが全員ナノマシンで命を奪われ、ボンドは命拾いする。その後はノーミがオブルチェフの身柄を一度は確保するも、パロマとの協力もあってボンドが彼を奪還し、フィリックスが待つ洋上の漁船に連れてくる。しかし、そこでオブルチェフとアッシュがとある組織の配下であることや、MI6の部長M(レイフ・ファインズ)がオブルチェフに「ヘラクレス計画」[注釈 1]と呼ばれるナノマシンの開発をゆだねていたことが判明する。さらに襲撃を受けてフィリックスが被弾し、ボンドとともに船内に閉じ込められる事態に陥る。ボンドは脱出に成功するもののフィリックスが命を落とし、アッシュとオブルチェフの逃亡を許してしまう。ロンドンに戻ったボンドはアストンマーティン・V8ヴァンテージサルーンをガレージから引っ張り出してMI6に向かい、Q(ベン・ウィショー)やマネーペニー(ナオミ・ハリス)の協力のもと情報を得る。そしてMとの会話において、ナノマシンの開発はもともと純粋に国防のためであったこと、オブルチェフにやましい点がなかったこと、この時点でスペクター唯一の生き残りであるブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)とボンドを接触させることの危険性に加え、ブロフェルド自身がマドレーヌ以外の相手との面会を断っている旨を聞かされる。一方、マドレーヌが勤務する病院に「能面の男」ことリュートシファー・サフィン(ラミ・マレック)が、かつて彼女の銃弾で割られた能面を携えて訪れると、ナノマシンでブロフェルドを殺害するよう依頼する。その後、刑務所でマドレーヌとボンドが再会しブロフェルドとの面会に臨むも、マドレーヌはおびえて面会室から去ってしまい、ボンド1人でブロフェルドと対峙することとなる。そこでボンドは、マテーラでの出来事がボンドとマドレーヌを引き離すためブロフェルドによる作戦であること、マドレーヌの秘密を知ることがボンドの死につながることをブロフェルドから聞かされるが、その後ボンドが掴(つか)みかかった際にヘラクレスに感染したことでブロフェルドは命を落とす[注釈 2]。マドレーヌが自分を裏切っていなかったことをブロフェルドから聞かされたボンドは、ノルウェーに向かいマドレーヌの自宅を訪れ、自分が今でも彼女を愛していることを告げる。そして2人は再び抱き合いキスをするが、2階から小さな女の子が現れる。マドレーヌは自分の娘マチルドだと告げる。マチルドはボンドと同じ青い目をしているが、マドレーヌはボンドの娘ではないと言いはる。マドレーヌは幼少期に起きた事件とサフィンについてボンドに語る。MI6と連絡をとっている中でボンドはサフィンの傭兵たちが自分たちの元へ向かっていることに気づく。ボンドはマドレーヌとマチルドを連れてその場を離れるも彼らに追いつかれ、森の中で交戦の末傭兵たちやアッシュを倒すが、マドレーヌとマチルドがヘリコプターでサフィンにさらわれてしまう。ボンドが途方に暮れ歩いているところを、Qがつかんだアッシュの足取りを追っていたノーミが合流し飛行場までたどり着く。2人はMI6の面々の協力を得ながら、日本とロシアが領有を主張する島にあるサフィンの秘密基地へ向かう。島の地下には第二次世界大戦後に旧ソ連が軍事基地を築いていて、今はサフィンが占拠して毒物兵器工場として利用していた。ノーミは「どうせただの番号」だからと、007の番号をボンドに献上する。地下ではQ-DAR通信機が通じにくく、持参した爆薬の量が少ないといった問題を抱えつつも、ボンドたちは秘密基地に潜入。オブルチェフを退け、何とかマドレーヌとマチルドを救出したボンドはノーミに2人の身柄を託して脱出させ、そして世界を救うためには島の地下施設すべてを海軍のミサイルで破壊しなければならないとMに提言する。日露が領土紛争中の島で一体何をやっているのかと日本、ロシア、アメリカから詰問を受け、すでに外交問題に発展しつつある中でMはボンドの提言に難色を示すも、最後は付近に展開するイギリス海軍の45型駆逐艦「ドラゴン」に攻撃命令を下す。ミサイルの攻撃を活かすには地上に設けられたハッチを開かなくてはならない。ひとり最上階のコントロールルームへ向かったボンドは傭兵たちを次々と退け、最後に対峙したプリモもQの特殊兵器で義眼を爆発させ倒す。コントロールルームにたどり着き旧ミサイルサイトのハッチをすべて開放したボンドは島を離れようとするが、途中マチルドが落としたぬいぐるみを見付けると相好を崩し、そっと拾い上げ大事そうに腰に携える。しかし、外へ出たボンドの目の前でさっき開けたはずのハッチが次々に閉じていく。呆然とするボンドを突然何者かが銃撃し、倒れ込むボンドの前にサフィンが現れる。負傷しながらも必死でサフィンと闘うボンドだが、そのさなかに、サフィンががオブルチェフに作らせた「触れた他者はすぐに感染し広まるがDNA選択的にマドレーヌとマチルドだけが死ぬ」ナノマシンに感染させられてしまう。サフィンを倒したボンドはミサイルが間近に迫る中で何かを悟り、最後にマドレーヌとの会話を望む。もう戻れないと告げるボンドに、マドレーヌは泣きながらマチルドの目は貴方にそっくりだと告げる。それを聞いたボンドは「わかってる」と優しく微笑む。そしてそこへイギリス海軍が放ったミサイルが降り注いだ。後日、MI6ではM、Q、ノーミ、マネーペニー、タナーが集いボンドに献杯を行う。一方、マテーラではマドレーヌがボンドの形見であるV8ヴァンテージサルーンを駆りながら、助手席のマチルドにボンドのことを語っていた。

 

NO TIME TO DIE NO TIME TO DIE
ナオミ・ハリス、ダニエル・クレイグ ベン・ウィショー
NO TIME TO DIE NO TIME TO DIE
ダニエル・クレイグ、ラッシャーナ・リンチ ラミ・マレック
NO TIME TO DIE NO TIME TO DIE
レア・セドゥ 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

 

題名: NO TIME TO DIE
邦題: 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ
監督: キャリー・ジョージ・フクナガ
製作: マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
原案: ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ
原作: イアン・フレミング
脚本: ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリ
撮影: リヌス・サンドグレン
美術: マーク・ティルデスリー
衣裳: スティラット・アン・ラーラーブ
音楽: ハンス・ジマーン
  主題歌:ビリー・アイリッシュ“No Time To Die”
編集: トム・クロス、エリオット・グレアム
  撮影機材:パナビジョン
  フィルム:イーストマンコダック
  エクゼクティヴ・プロデューサー:クリス・ブリガム
  共同プロデューサー:ダニエル・クレイグ 、アンドリュー・ノークス 、デイビット・ポープ
出演: ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ビリー・マグヌッセン、アナ・デ・アルマス、デヴィッド・デンシック、ロリー・キニア、ダリ・ベンサーラ、ジェフリー・ライト。クリストフ・ヴァルツ、レイフ・ファインズ
  2021年イギリス・イーオン・プロダクションズ/シネスコサイズ・35mmフィルムカラー148分

 

 

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