映画「チェ 28歳の革命」

CHE:PART ONE/THE ARGENTINECHE:PART ONE/THE ARGENTINE

今回はスティーブン・ソダーバーグ監督2008年製作「チェ28歳の革命(CHE:PART ONE/THE ARGENTINE)」高評価作品sをピックアップする。本作は革命家チェ・ゲバラがフルヘンシオ・バティスタ独裁政権をフィデル・カストロと共に倒すキューバ革命までを描いた前編だ。後編はボリビアでの敗北とゲバラの死までを描いた「GUERRILA(チェ 39歳 別れの手紙)」の二部作となっている。

CHE:PART ONE/THE ARGENTINECHE:PART ONE/THE ARGENTINE

本作は2006年に設立されたRED DIGITAL CINMEA社(カリフォルニア州レイク・フォレスト)の「RED ONE」カメラシステムで撮影された。つまりフィルムではなくデジタルデータカメラである。
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画素数:4K(4096X2304/プログレッシブスキャン)
マウント:ARRIFLEX PLマウント
コマ数:最大30fps、3K:60fps、2K:120fps
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スーパー35mmサイズのCMOSイメージセンサを搭載しているのでイメージサークルを確保出来、今までの映画用レンズ資産がPLマウントで活用出来る。またRAWデータでのデータ量は、1,760Mbps(220MB/秒24fps)になる。

REDONE
RED ONE CAMERA

2006年以降、本作以外に「ソーシャル・ネットワーク(デヴィッド・フィンチャー監督/2010年)」「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男 (平山秀幸監督/2011年)」「テルマエ・ロマエ(武内英樹監督/2012年)」など多くの作品がRED ONE CAMERAを使用している。映画フィルムが無くなろうとしている現在、フィルムカメラの老舗であるアメリカのPANAVISTION社のGENESISやドイツのARRIFLEX社のALEXA SERIESなどデジタルシネマを既に発表している。

デジタル35
PANAVISTION GENESIS        ARRIFLEX ALEXA

また日本でも16mmカメラから80年代に撤退したキャノンが、いみじくもシネマ・イオス(EOS C500,C300,C100)を昨年末に発表した。
私はベーカム等のビデオカメラを毛嫌いし、レンズに至っては”牛乳瓶の底”と悪態をついていたが、デジタルシネマは、それらと違い次世代の映画カメラに位置する思う。
ただフィルムカメラと違ってカメラの固有性が表現領域を左右するので、撮影内容によってフィルムタイプを選んだ様にカメラを選ぶという事が必要になる。使い勝手としては、ファインダーがミラーシャッター式の光学系か、小型ビデオモニター系かという事だが、条件が許せば前者を選びたい。

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題名:CHE:PART ONE/THE ARGENTINE
邦題:チェ28歳の革命
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ローラ・ビックフォード、ベニチオ・デル・トロ
製作総指揮:フレデリック・W・ブロスト、アルバロ・アウグスティン、ベレン・アティエンサ、グレゴリー・ジェイコブス
撮影:スティーヴン・ソダーバーグ
美術:アンチョン・ゴメス
音楽:アルベルト・イグレシアス
衣裳デザイン:サビーヌ・デグレ
出演:ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル、サンティアゴ・カブレラ、ジュリア・オーモンド
2008年アメリカ・フランス・スペイン/ビスタサイズ・カラー132分デジタルシネマ
チェ 28歳の革命 [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。