映画「マカロニ・ウエスタン800発の銃弾」

マカロニ・ウエスタン800発の銃弾マカロニ・ウエスタン800発の銃弾

今回はアレックス・デ・ラ・イグレシア監督2002年製作「マカロニ・ウエスタン800発の銃弾(800 BALAS)」をピックアップする。マカロニウエスタンという造語をご存じだろうか?それは1960年~1970年頃に作られたイタリア製西部劇の事で、命名は映画評論家の故淀川長治氏だ。クリント・イースト・ウッド主演で世界的にヒットした「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」と言えばピンと来る方も多いと思う。

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カルメン・マウラ                サンチョ・グラシア

日本人では俳優の仲代達也氏が1968年に「野獣暁に死す」に出演し、1971年にビートルズのリンゴ・スター本人が「盲目ガンマン」に悪役で出演している。私はそんなイタリアで作られたアメリカ時代劇を少年時代からこよなく愛している。本作はマカロニウエスタンのロケ地となったスペイン・アルメリア地方の撮影所“テキサス・ハリウッド”の用地買収に立ち向かう元スタントマンたちの戦いを描く哀愁満載の物語だ。実におもしろかった。
マカロニウエスタン(イタリア製西部劇1964~1977年代)

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【ストリー】
スペイン南部のアルメリア地方。かつて400本以上のマカロニ・ウエスタンが撮影された西部劇の“聖地”であり、「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバ ゴ」「パットン大戦車軍団」「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」といったハリウッド大作の撮影隊も続々訪れた知られざる映画の都…だったのは昔の話。 21世紀に入った現在は栄枯盛衰、つわものどもも夢の跡。
ほとんど人の訪れない荒涼たる砂漠である本来の姿に戻ったアルメリアのウエスタン村「テキサス・ ハリウッド」では、かつて映画産業で調子よく金を稼いだ日々を忘れられない男たちが、実演ショーでなんとか食いつないでいた。フリアン(サンチョ・グラシ ア)は、クリント・イーストウッドとジョージ・C・スコットの代役を務めたことが自慢の元スタントマン。閑古鳥が鳴き、仲間たちもやる気をなくしているこ のウエスタン村で座長をしている。そこへ、スキーウェア姿の小学生カルロス(ルイス・カストロ)が現れた。やり手の実業家である母ラウラ(カルメン・マウ ラ)、そして祖母ロシオと共にマドリードで暮らしているが、事故死したと聞かされている父の死の真相を探りに学校のスキー旅行から抜け出してやってきたの だ。始めこそ戸惑って追い返そうとしたフリアンだが、次第にたったひとりの孫と心を通わせてゆく。そんなある日、インディアン役の役者たちが麻薬に手を染 めていたばかりに、座長のフリアンが投獄されてしまうが、そのピンチを救ったのがカルロスだった。
フリアンが村に戻ると、みんなで彼の帰還を祝って西部劇 風にお祝いのドンチャン騒ぎが繰り広げられる。しかしそのとき、村の外では恐ろしい陰謀が企てられていた。
アメリカ人向けテーマパーク建設のため、不動産 会社が「テキサス・ハリウッド」を買い取って取り潰そうとしていたのだ。しかも、買収担当者はカルロスの母ラウラだった。フリアンは、いつもの空砲ではな く実弾を銃に込めて、村を守ろうと立ち上がる。

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ルイス・カストロ                サンチョ・グラシア
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題名:800 BALAS/800 BULLETS
邦題:マカロニ・ウエスタン800発の銃弾
監督・製作:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:ホルヘ・ゲリカエチェバァリア、アレックス・デ・ラ・イグレシア
撮影:フラビオ・マルティネス・ラビアーノ
美術:ビアフラ
録音:アントニオ・ロドリゲス“マルモル”
編集:アレハンドロ・ラサロ
音楽:ロケ・バニョス
出演:サンチョ・グラシア、アンヘル・デ・アンドレス・ロペス、カルメン・マウラ、ユウセビオ・ポンセラ、ルイス・カストロ、エウセピオ・ボンセラ
2002年スペイン/ビスタサイズ・カラー124分35mmフィルム
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