映画「ミスター・ノーボディ」

ミスター・ノーボディミスター・ノーボディ
ヘンリー・フォンダ               テレンス・ヒル

今回はトニーノ・ヴァレリ監督1974年製作「ミスター・ノーボディ(MY NAME IS NOBODY)」をピックアップする。
伝説のガンマンにハリウッドの大御所ヘンリー・フォンダ、不思議な風来坊に「皆殺しのジャンゴ」のテレンス・ヒルを配し音楽をエンニオ・モリコーネが担当している。ヘンリー・フォンダは、トニーノ・ヴァレリ氏の師匠であるセルジオ・レオーネ監督「ウエスタン」と本作のみマカロニウエスタンに出演している。さすが大御所を迎えるだけあって両作共にオープンセット、美術が豪華である。尚、本作の一部をセルジオ・レオーネ監督が演出しているそうである。

ミスター・ノーボディミスター・ノーボディ

【ストリー】
ここはアメリカ南西部の小さな田舎町。初老の早射ちガンマン、ジャック・ボーレガード(ヘンリー・フォンダ)が、町の小さな電報局に立ち寄る。ニューオリ ンズからヨーロッパへ向けて出航する船の出発日時を確認するためだ。彼はガンマン稼業から足を洗い、ヨーロッパで残り少ない余生を静かに送る決心をしてい た。彼は床屋で待ちぶせていた三人の無頼漢を難なく片づけると、小さな食堂に入り食事を注文した。そこへ金髪の若者(テレンス・ヒル)が入ってきて、何か 入ったバスケットを渡した。バスケットの中味は爆弾だった。やがて、ボーレガードは町はずれの墓地に立った。そこには金鉱の利権争いで殺された弟のネバ ダ・キッドの墓がある。背後に人の気配を感じ、ふり返るとさっきの若者が立っていた。若者は自ら雑魚と名のり、「あんたは俺の英雄さ、あんたの最後をこの 眼でみたいのさ。この町の無法者を一人で片づけりゃ引退土産にふさわしい語り草になるぜ」といった。そのとき、凄い地鳴りがした。砂埃をあげて150人の ワイルド・バンチの登場だ。ボーレガードが線路の土手に三挺のカービン銃を準備するのを、ノーボディは冷やかに見つめていた。やがて1対150の壮烈な銃 撃戦が展開されていった。ボーレガードは正確に狙いを定め、ダイナマイトが入っている敵の鞍を片はしから爆破した。戦いは終わった。ボーレガードとノーボ ディは盗んだ機関車でニューオリンズに向かう。だがボーレガードが生きている限り、彼を殺してその後釜に坐ろうとする野望に燃えたガンマンが彼を追うだろ う。それから逃れる手はただひとつ--ボーレガードが死ぬことだ。ニューオリンズに到着したボーレガードとノーボディは遂に宿命の対決に決着をつけなけれ ばならない。二人の拳銃が同時に火を吹く。次の瞬間、地面に崩れおれたのはボーレガードだった。だが、この決闘はボーレガードの伝説に終止符をうつための 二人の仕組んだ芝居だった。船のなかで、ボーレガードはノーボディに手紙を書いた。「君はもう雑魚ではない。有名人だ。今に大勢のノーボディが君の命を狙 うだろう……」。

ミスター・ノーボディミスター・ノーボディ

英題:MY NAME IS NOBODY
伊題:IL MIO NOME E NESSUNO
邦題:ミスター・ノーボディ
監督:トニーノ・ヴァレリ
製作総指揮:クラウディオ・マンシーニ
製作:フルヴィオ・モルセラ
原案:セルジオ・レオーネ
脚本:エルネスト・ガスタルディ
撮影:ジュゼッペ・ルッツォリーニ、アルマンド・ナンヌッツィ
音楽:エンニオ・モリコーネ
撮影機材:パナビジョン
現像:テクニカラー
出演:ヘンリー・フォンダ、テレンス・ヒル、レオ・ゴードン、ジェフリー・ルイス、ジャン・マルタン、マリオ・ジロッティ、R・G・アームストロング
1974年イタリア・フランス・西ドイツ/シネスコサイズ・テクニカラー115分35mmフィルム
ミスター・ノーボディ [DVD]
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ヘンリー・フォンダ                   テレンス・ヒル