映画「情無用のジャンゴ」

情無用のジャンゴ
DJANGO KILL!
情無用のジャンゴ

今回はジュリオ・クエスティ監督1966年製作「情無用のジャンゴ(DJANGO KILL!)」をピックアップする。
日本公開当時、その残酷描写の為にイタリア本国で上映中止になった映画として取り上げられ「マカロニ・ウェスタンの シュールレアリズム」 とも絶賛された作品だった。
今見ると作り込みが分かるシーンなのだが、体から黄金の弾丸をほじくり出す場面では、俳優が指を突っ込み易い様に豚肉で作られたダミーの胴体が用いられ、高温のスペインで3日間続き撮影現場はひどい悪臭が立ち込めたそうだ。

情無用のジャンゴ情無用のジャンゴ
トーマス・ミリアン
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【ストリー】
白人とインディアンのハーフのジャンゴ(トーマス・ミリアン)は、北軍の金塊輸送車襲撃の一味に加わったが、仲間に裏切られ瀕死の重傷を負った。奇跡的に助かっ たジャンゴは、射たれた時必死につかんだ一握の金塊を弾丸に鋳造すると、裏切ったアメリカ人一味を追った。アメリカ人一味はメキシコ国境の町に辿りついた が、町民たちの凶暴なことは驚くばかりで、彼らの金塊をかぎつけると早速襲撃し、惨殺してしまった。たった一人だけ生き残った一味の首領も、ちょうど町へ やってきたジャンゴに腹を射たれて倒れた。その町にはもう一人の悪党ソロ(ロベルト・カマルディエル)がいた。彼は目の前で起った射ちあいには、何かある とにら み、ジャンゴに射たれた首領を助けて事情をかぎ出そうとした。そしてその男の腹から抜き出した弾丸が黄金だと分ると、俄然色めきたち、彼らが持っていた金 塊を追い始めた。問題の金塊は町の男テンブラーとハガーマンが分けあって、隠し持っていた。ソロを首領とするコウモリ団はその二人に迫って、金塊のありか を聞きだそうとしたが、彼らは頑強に口を閉じていた。そうこうしているうち、ハガーマンはテンブラーの金塊をもいただこうと、ひそかにジャンゴの拳銃を盗 み出してテンブラーを殺害した。その時ハガーマンの情婦は危くまきぞえになるのを免れると、ジャンゴのもとへ走り、金塊を山分けしようと言った。だがジャ ンゴはコウモリ団によって捕えられてしまった。それは殺されたテンブラーの死体から黄金の弾丸が発見されたからだ。激しいリンチに絶えられず、リンゴはつ いに金塊のありかを教えてしまった。そしてジャンゴはコウモリ団が金塊の捜索に向った留守をねらって脱出すると、ソロの部屋へ忍び込み、一撃にしてソロを 倒した。帰って来たコウモリ団も軽くあしらうと、ジャンゴはハガーマンの家へかけつけた。今やその家は火の海であった。その中でハガーマンは天井からドロ ドロに溶けて流れ落ちる金をかぶって死んでいった。

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ピエロ・ルリ

英題:DJANGO KILL!
伊題:SE SEI VIVO SPARA /ORO HONDO
邦題:情無用のジャンゴ
監督:ジュリオ・クエスティ
脚本:フランコ・アルカッリ、ジウリオ・クエスティ
撮影:フランコ・デリ・コリ
音楽:イヴァン・ヴァンドール
撮影機材:テクノビジョン
出演:トーマス・ミリアン、ロベルト・カマルディエル、マリル・トロ、パトリツィア・バルトゥ-リ、レイモンド・ロベロック(ラブロック)、ピエロ・ルリ、ミロ・クエサダ
1966年イタリア・スペイン合作/シネスコサイズ・テクニカラー117分35mmフィルム
情無用のジャンゴ スペシャル・エディション [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

情無用のジャンゴ