映画「荒野の用心棒」


荒野の用心棒(A FISTFUL OF DOLLARS)

今回はセルジオ・レオーネ監督1964年製作「荒野の用心棒(A FISTFUL OF DOLLARS)」高評価作品sをピックアップする。
本作は黒澤明監督の「用心棒」を非公式にリメイクした作品で、東宝側はイタリア製作側を訴えて裁判で勝訴している。

作品リスト


クリント・イーストウッド

1960年代初期からイタリアで西部劇が作られていたが、いわゆるマカロニ・ウェスタンが世界的に知れ渡る様になったのは本作がアメリカで大ヒットしてからだった。
若き日のクリント・イーストウッドをスターダムにのし上げた本作だが、彼はイタリアに招かれた際に自分でジーンズや帽子などの衣装を買って持っていったそ うだ。またトレードマークの黒い葉巻もビバリーヒルズで買ったもので、それを短く3つに切ったのも彼だというエピソードがある。

荒野の用心棒

【ストリー】
無法者の横行する一八七二年のニュー・メキシコ。ある日ジョー(クリント・イーストウッド)という、腕利きの男が現われ、この町を二分するロホ兄弟の方に 身を寄 せることになった。もう一方の旗頭モラレスの手下四人を鮮やかに片づけたからだ。彼は酒場の亭主からこのニつの勢力が町の皆から煙たがられていることを知 り、その厄病神どもを始末しようと考えた。一計を案じて両派を反目させることに成功、ロホ兄弟はモラレス家に殴り込みの準備をした。
兄弟の弟ラモン(ジャン・マリア・ヴォロンテ)がマリソル(マリアンネ・コッホ)という子持ち女を自分のものにしようと監禁しているのを知ったジョーは、 見張りの手下を始末し、母子を逃がした。これ をモラレスの仕業と見せかけたつもりだったが、ラモンに見破られ、マリソルの行方を自白させようと激しいリンチを加えられたが、口は割らなかった。夜、半 死半生のジョーは、スキを見てロホ家をぬけ出し、棺桶屋のオヤジの手引で安全な隠れ家に身を寄せた。その隠れ家に、棺桶屋のオヤジ(ヨゼフ・エッガー)がロホ一家の手下をだま して手に入れた拳銃をもってきてくれた。
傷つけられた身体で、ジョーは拳銃の早射ちの業をみがいた。傷ついた左手が利かぬ以上、右手で勝負するほかない。 彼の失踪にあわてたラモンたちは酒屋の亭主を捕えて居所を教えろと迫ったが果さず、ついにモラレス家に殴り込みをかけ、不意を襲われたモラレスは簡単にや られてしまった。ラモンは酒屋の亭主を通りの真中でリンチを加えた。ジョーをおびきよせるためである。静まりかえった町に姿を現したジョーは、待ちかまえ たラモンから続けざまに銃弾を浴びた。が、平然としているジョーに、ラモンはうろたえる。彼は胸に鉄板を入れていたのだ。ラモンはジョーの銃に倒れ、 ジョーを背後から狙ったロホも、酒屋の亭主が仕止めた。ジョーは再び静かに町を去って行った。


ジャン・マリア・ヴォロンテ

英題:A FISTFUL OF DOLLARS
伊題:PER UN PUGNO DI DOLLARI
邦題:荒野の用心棒
監督:セルジオ・レオーネ
原作:黒澤明、菊島隆三「用心棒
脚色:ヴィクトル・A・カテナ、ハイメ・コマス、セルジオ・レオーネ
製作:アリゴ・コロンボ、ジョルジオ・パーピ
撮影:マッシモ・ダラマーノ
美術:カルロ・シーミ
編集:ロベルト・チンクイニ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演者:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マリアンネ・コッホ、ホセ・カルヴォ、ヨゼフ・エッガー、アントニオ・プリエト、ジーク ハルト・ルップ、ウォルフガング・ルスキ、マルガリータ・ロサノ、ブルーノ・カロテヌート、マリオ・ブレガ、ラフ・バルダッサーレ
1964年イタリア/テクニスコープ・テクニカラー100分35mmフィルム
荒野の用心棒 完全版 スペシャル・エディション [DVD]
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