映画「西部決闘史」

西部決闘史西部決闘史
リー・バン・クリーフ

今回はフランク・クレイマー監督1972年製作「西部決闘史(RETURN OF SABATA)」をピックアップする。
本作は“サバタ”サーガ第3弾、再びリー・ヴァン・クリーフを主演に迎えて「西部悪人伝」「大西部無頼列伝」の正式な続編になる70年代マカロニウエスタンだ。共演は「拳銃無頼(POKER WITH PISTOLS/1967年)」のアナベラ・インコントレラほか。

西部決闘史西部決闘史

【ストリー】
アメリカ南西部ホブソンビルの町は治安のゆき届いた平和な町だ。信心深いマキントック(ジャンピエロ・アルベルティーニ)が全町民の信望を担って町の建設 計画を進めている。そんなとき、町にサーカスの一団が到着し、早射ちショーが大当りをとった。これを見物していた酒場の経営者クライド(ライナー・ショー ン)は顔色を変えた。ショーの主役は、彼の軍隊時代の上官であり、ポーカーの借金五千ドルがあるサバタ少佐(リー・バン・クリーフ)だった。ショーの最 中、一座のダイアナが、手品師ピクルズの箱馬車の中で殺されていた。当のピクルズは姿を消していたので彼の犯行とされたが、ダイアナが何かを探るため、三 カ月前から一座に入り込み、ピクルズを探っていた事をサバタは知っていた。そのサバタは、クライドの予想に反して、酒場の歌姫マギー(アナベラ・インコン トレラ)に惹かれたかのように町を出ようとしない。町の空気は一変した。この町を一皮むけば、建設資金と銘うって異常に高い税金を徴集し、その税金は全て 銀行家スウィニー(ジャンニ・リッツォ)の金庫に入ってしまうというからくりがあばかれる。スウィニーの妹ジャッキー(ジャクリーヌ・アレクサンドレ)は マキントックの妻なのだ。サバタがそのからくりに眼をつけているのを知ると、クライドはジャッキーを誘惑して銀行の鍵を盗み出した。が、サバタは平然とし ていた。金庫の中のニセ札などに用はない。彼はマキントックの事務所に乗り込んだ。ピクルズが一年に一度、サーカスと共に乗り込み、マキントックが集めた 金貨をニセ札に取りかえ、本物の金貨をサーカスの車でカルフォルニアへ運ばせ、時至れば彼はドロンを決め込む。ところが最近ピクルズが当局に眼をつけられ スパイ、ダイアナが送り込まれた。マキントックは邪魔になった二人を消してしまったのだ。マキントックとサバタの争いを尻目に、ジャッキーをそそのかした クライドは本物の金貨の隠し場所を探しだし一人占めしようとしたが、マキントックに見破られ、あぶないところをサバタに助けられた。マキントックは倒れた が、そのすきをついだクライドが金貨を積んだ馬車を駆った。彼はその手際の鮮やかさに我ながら惚れぼれとし自然に顔がほころびてくる。しかし、後をふり 返った彼はギョットした。サバタがのんびりした表情でついてくるのだ。数時間後、ホブソンビルの町民たちは事の真相を知って憮然とした。悪の根は絶切ら れ、町の金も返り、やがて平和が訪れるだろう。サバタは漂々と町を去って行った。

西部決闘史西部決闘史
アナベラ・インコントレラ、ライナー・ショーン

英題:RETURN OF SABATA
伊題:E TORNATO SABATA…HAI CHIUSO UN’ALTRA VOLTA
邦題:西部決闘史
監督:フランク・クレイマー(本名:ジャンフランコ・パロリーニ)
製作:アルベルト・グリマルディ
脚本:ジャンフランコ・パロリーニ、レナート・イッツォ
撮影:サンドロ・マンコーリ
音楽:マルチェロ・ジョンビーニ
出演:リー・バン・クリーフ、ライナー・ショーン、ジャンピエロ・アルベルティーニ、アナベラ・インコントレラ、ジャンニ・リッツォ、ジャクリーヌ・アレクサンドレ
1972年イタリア・スペイン/シネスコサイズ(テクニスコープ)・テクニカラー107分35mmフィルム
西部決闘史 [DVD]
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西部決闘史(RETURN OF SABATA)