映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ002
伊藤英明

今回は三池崇史監督2007年製作「SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ」をピックアップした。マカロニウエスタンをこよなく愛する私は、公開時に渋谷の映画館で期待して観た。
私の知る限り、1968年に東映が製作した佐藤純彌監督「荒野の渡世人(主演:高倉健)」以来の日本製西部劇だと思う。マカロニウエスタンをオマージュしている作品としては北島三郎さんが歌う日本語版「続・荒野の用心棒(DJANGO)」が主題歌に使われた事でも分かる。が、しかし。荒野の用心棒」をベースにしたストリーとスタイルは何とか見れるが、悪ふざけが多すぎる。その上、捻りがなく”アッ”っと驚く事もなく、イメージがアクションとバイオレンスのステロタイプ化した羅列だ。それに全編英語にしたのは海外で映画賞狙いだったのか?思惑は外れた様だった。アメリカで経験を積まれた栗田豊通氏の撮影は「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」のマッシモ・ダラマーノ氏に全く引けをとらない程に素晴らしかった。それだけに残念な作品だ。でも桃井かおりさんはカッコ良かった!この女優さんはスクリーンで冴える人だ。

※「荒野の渡世人」については「ミネソタ無頼」で紹介しています。

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴSUKIYAKI WESTERN ジャンゴ
桃井かおり                    木村佳乃

【ストリー】
壇ノ浦の戦いから数百年後。根畑地区の寒村・湯田には、平家が復興のため黄金が埋蔵しているとの噂が立って、平清盛(佐藤浩市)が率いる赤い装束の平家ギャングたちは大群で村にやってきた。
保安官(香川照之)を抱き込み、村人たちの家財を強奪して村を荒らし放題にする平家ギャングたち。そこへ新たに源義経(伊勢谷友介)がリーダーの白い源氏 ギャングも現れて、黄金をめぐる平家対源氏の全面抗争が始まった。 赤と白の抗争が渦巻く中、ひとりのガンマン(伊藤英明)が村へと流れ着いた。
凄腕のその男は、訳ありの女・ルリ子(桃井かおり)の雑貨屋に身を寄る。ルリ子には、目の前で父親のアキラ(小栗旬)を殺されたショックで口がきけなく なった孫の平八(内田平八)がいた。その母である静(木村佳乃)は、夫のアキラを殺されてからは、酒場の女として生活を立てていた。ガンマンと一夜を共に した静は、「清盛を殺して」と寝物語で懇願する。やがて、源氏と平家の壮絶なバトルが勃発した。
ガトリング銃を撃ちまくる清盛。日本刀を手にする武士の義経。炸裂するダイナマイト。さらには、伝説のピリンゴ(クエンティン・タランティーノ)から銃捌 きを教えられた“血まみれ弁天”こと、ルリ子も再び銃を手にする。血で血を洗うような争いの末、静もまた息絶えた。激闘の果て、源氏ギャングは平家ギャン グを壊滅させる。そんな義経の前に現れるガンマン。降りしきる雪の中、1対1での最後の闘いが繰り広げられ、生き残ったのはガンマンの方だった。ようやく 平和が訪れた村から立ち去るガンマン。
両親を失ってしまった平八だが、やがて成長した彼はイタリアへと渡り、ジャンゴと呼ばれるガンマンとなった……。

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴSUKIYAKI WESTERN ジャンゴ
石橋貴明               クエンティン・タランティーノ監督(カメオ出演)

題名:SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ
監督:三池崇史
脚本:NAKA雅MURA、三池崇史
エグゼグティブプロデューサー:遠谷信幸
企画:中沢敏明
製作統括:佐野哲章 、 坪内一
プロデューサー:吉田浩二、山口敏功
撮影:栗田豊通
照明:鈴木秀幸
美術:佐々木尚
録音:中村淳
音効:柴崎憲治
編集:島村泰司
衣裳:北村道子
装飾:田口貴久、ナディア・ヴェネッセ、坂美佐子
配役:富田敏家
音楽:遠藤浩二
音楽プロデューサー:MACOTO
主題歌:ABURO☆KITAJIMA
助監督:丹野雅仁
撮影機材:NAC
現像:東京現像所
出演:伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、木村佳乃、桃井かおり、安藤政信、堺雅人、小栗旬、田中要次、石橋貴明
2007年日本/ビスタサイズ・イーストマンカラー121分35mmフィルム
SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

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佐藤浩市                   伊勢谷友介