映画「盲目ガンマン」

盲目ガンマン(BLINDMAN)盲目ガンマン(BLINDMAN)
トニー・アンソニー

今回はフェルディナンド・バルディ監督1971年製作「盲目ガンマン(BLIND MAN)」をピックアップする。
本作は19世紀のメキシコを舞台に、美女50人を奪った兇悪ギャングと、それを執拗に追う盲目ガンマンの対決を描く内容だが「座頭市」を意識しているのは間違いない。マカロニウエスタンでは珍しく、やたらと女性が出てヌードシーンを見せてくれる。主役のトニー・アンソニーは「暁の用心棒」で人気を得たアメリカ人俳優だが、本作では脚本とプロデューサーも担当した程の気の入れ様だ。ビートルズのメンバーであるリンゴ・スターが出演を承諾したのは、トニー・アンソニーの功績だそうで日本公開当時話題になった。その意味でプロデュース能力も優れた人なのだろう。

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リンゴ・スター

【ストリー】
盲の男(トニー・アンソニー)は、愛馬ボスにまたがり、何百マイルという旅を続けるという驚ろくべき鋭いカンを持っていた。また、彼はライフル銃でもその 右に でる者はいなかった。男は、テキサス州サン・ディエゴの鉱内夫たちのために五十人の花嫁を五万ドルの契約金で送る仕事をひき受けた。ところが、途中五十人 の美女たちをドミンゴ(ロイド・バティスタ)に横取りされてしまった。彼はドミンゴを追いかけ、メキシコ国境に近いある村にやってきた。ここでドミンゴがメキ シコに渡ったことを知ると、男は彼の居場所をたずねるために一軒の家に入った。ところがその家にはドミンゴの弟キャンディー(リンゴ・スター) が仲間を連れ て、その家の娘ピラー(アニエッタ・エクミール)を奪うためにきていたのだ。ピラーの父親からドミンゴの住所を聞いた男は早速彼の家に現われ、契約書を示 し、女た ちを返してくれるよう迫った。しかしドミンゴは契約書を焼きすて、部下たちに命じて男を袋叩きにして町から追いだした。腹黒いドミンゴは、彼に劣らぬ悪党 の妹スイート(マグダ・コノプカ)と相談して花嫁たちをメキシコ軍隊向けの売春婦として売り飛ばす算段をした。軍の将軍、(ロイド・バティスタ)以下、幕僚たちを 邸に招いたドミンゴは、女たちを売り渡す取引きを済ませてから計略通り全員を機関銃で射殺し、捕虜となった将軍一人を邸内に檻禁した。
一方、キャンディー を捕えた盲の男は女たちとキャンディーの引換えを要求したが、奸智にたけたドミンゴによって逆に捕われてしまった。ドミンゴに捕われた男は残酷な拷問の 末、遂にピラーの居所を白状させられた。ドミンゴとキャンディーがその場所に向った後で、邸を脱出した男は将軍を救出し、スイートを人質にして、ピラーの 隠れている山の洞窟に駈けつけて、彼らを待ちうけた。男はダイナマイトで一味の接近を拒み、単身でピラーを連れだそうとしたキャンディーを射殺した。さら に男は、機先を制してキャンディーの葬儀が行われている最中に、町の各所にダイナマイトを仕掛けて大混乱をひきおこし、スイートをも殺した。翌日、男とピ ラーが避難した所に、ドミンゴの一隊が攻撃を仕掛けてきた。さすがの男も進退きわまったが、そこにメキシコ将軍が騎兵隊を率いて救援にきた。ドミンゴ一味 は全滅する。だが将軍は行きがけの駄賃に、折角、男が取り返した五十人の女たちを連れ去った。男は愛馬ボスにまたがり将軍のあとを追った。

盲目ガンマン(BLINDMAN)盲目ガンマン(BLINDMAN)

題名:BLIND MAN
邦題:盲目ガンマン
監督:フェルディナンド・バルディ
製作:トニー・アンソニー、ソウル・スウィマー
原作:トニー・アンソニー 、ピエロ・アンキジ
脚本:トニー・アンソニー、ヴィンセンツォ・セラミ
撮影:リカルド・パロッティーニ
音楽:ステルビオ・チプアーニ、ステルヴィオ・チプリアーニ
出演:トニー・アンソニー、リンゴ・スター、アニエッタ・エクミール、ロイド・バティスタ、マグダ・コノプカ、マリサ・ソリナス、ラフ・バルダサル
1971年イタリア/テクニスコープ・テクニカラー101分35mmフィルム
盲目ガンマン [DVD]
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