映画「フェリーニの 8 1/2」

フェリーニの 8 1/2フェリーニの 8 1/2
マルチェロ・マストロヤンニ

今回は巨匠フェデリコ・フェリーニ監督1963年製作の名作「フェリーニの 8 1/2」をピックアップする。
本作は或る映画監督が、日常に纏わる様々な事から逃れることが出来ない問題の中で、現実と幻想が入り混じりながら映画を作って行くという内容だ。題名はフェデリコ・フェリーニ監督の第一作「寄席の脚光」でアルベルト・ラットゥアーダ氏が共同監督をした事で1/2、また本作が8作目となる事から”8 1/2″となったそうだ。私は「「甘い生活」「男と女」「男と女II」のアヌーク・エーメが別の魅力で演じているのにも注目した。

フェリーニの 8 1/2フェリーニの 8 1/2
マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ    アヌーク・エーメ

【ストリー】
43歳の売れっ子映画監督グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は、過労のため湯治場を訪れていた。この地方で新作の撮影準備を進めてから5ヶ月。だが、構想のまとまらない彼はすでにクランクインを2週間も延ばしていた。彼の元には進行状況を気に掛けたプロデューサー、脚本家、俳優など、多くの人物がやってくる。しかし、その対応に追われて気の休まらない彼は混乱し、一向に映画の構想をまとめることが出来ない。彼の元を訪れた愛人のカルラ(サンドラ・ミーロ)も、彼の混乱に拍車を掛ける。彼の思いをよそに、周囲では着々と映画の撮影準備が進行していく。しかし、現実から逃げるように彼の頭には子供の頃の思い出ばかりが浮かんでくる。両親や兄弟に囲まれて幸せだった幼少の頃、娼婦とダンスをして罰せられた神学校時代…。その一方で、気分転換にグイドは妻のルイザ(アヌーク・エーメ)をロケ地へ呼び寄せる。しかし、彼女に浮気の事実が発覚し、2人の間は険悪になってしまう。カルラとルイザの間で板ばさみになったグイドは、女たちに囲まれたハーレムのような生活を夢想するのだった。相変わらず、グイドはオーディションを行っても配役を決定できないでいた。ルイザにも愛想を尽かされた彼は、かねてから出演を依頼していたクラウディア(クラウディア・カルディナーレ)と、その場から逃げるようにドライブに出かける。だが、心の中を見透かされ、彼女にも相手にされない。そして、いよいよ迎えた撮影初日。だが、混乱したままで記者会見にもまともに対応できないグイドのせいで製作は中止に。解体の決定したオープンセットを立ち去ろうとしていたそのとき、グイドの中で何かが変わる。混乱した自分の人生をあるがまま受け入れると決意したことで、彼は立ち直ってゆくのだった。

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クラウディア・カルディナーレ

題名:OTTO E MEZZO/HUIT ET DEMI/EIGHT AND A HA
邦題:フェリーニの 8  1/2
監督:フェデリコ・フェリーニ
製作:アンジェロ・リッツォーリ
脚本:エンニオ・フライアーノ、フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネッリ、ブルネッロ・ロンディ
撮影:ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
美術:ピエロ・ゲラルディ
衣裳:ピエロ・ゲラルディ
編集:レオ・カトッソ
音楽:ニーノ・ロータ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ、サンドラ・ミーロ
1963年イタリア・フランス/ビスタサイズ・モノクロ138分35mmフィルム
1963年アカデミー賞【外国語映画賞】【衣装デザイン賞(白黒)】Piero Gherardi1963年NY批評家協会賞外国映画賞】
8 1/2 [DVD]
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