映画「野良猫ロック ワイルド・ジャンボ」

野良猫ロック ワイルド・ジャンボ
范文雀

今回は藤田敏八監督1970年製作「野良猫ロック ワイルド・ジャンボ」をピックアップした。
第2作となる”野良猫ロック”シリーズだが、全5作が製作された。
本作は70年代の空気感が伝わるも整合性のない内容だが、全作に出演している梶芽衣子さんの珍しいビギニ姿シーンに救われた。貴重なのは、惜しくも2002年11月に54歳で亡くなった范文雀さん、2012年6月に70歳で亡くなった地井武男さんの若き日の勇姿(演技)が、いつまでもフィルムの中で生き続けているのが嬉しい作品だ。

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梶芽衣子                       藤竜也

【野良猫ロックシリーズ】
1970年「女番長 野良猫ロック」監督:長谷部安春/出演:和田アキ子、梶芽衣子
1970年「野良猫ロック ワイルド・ジャンボ」監督:藤田敏八/出演:梶芽衣子、范文雀
1970年「野良猫ロック セックス・ハンター」監督:長谷部安春/出演:梶芽衣子、安岡力也
1970年「野良猫ロック マシンアニマル」監督:長谷部安春/出演:梶芽衣子、范文雀、黒沢のり子
1970年「野良猫ロック 暴走集団’71」監督:藤田敏八/出演:梶芽衣子、原田芳雄、藤竜也(※公開は1971年)

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地井武男

【ストリー】
小さな都市の工場街、叩きつけるロック調バラードに乗って、飛び跳ねるように行く不良集団「ペリカン・クラブ」のメンバー、ガニ新(藤竜也)、デボ(前野霜一郎)、C子(梶芽衣子)、ジロー(夏夕介)そしてリーダー格のタキ(地井武男)の姿があった。街には、このグループと対立する「西部会」があり、主導権を争っていた。ある日、白馬にのった美女がタキたちの前に現われた。各地に数十万の信者をもつ正教学会の幹部・藤森信介の二号のアサ子(范文雀)だった。数日後の夜、どしゃ降りの雨の中で、戦時中に埋められた武器を以前から探していたデボが軽機関銃をみつける。その頃、タキも、アサ子から大変な計画を聞かされた。正教学会の祭りに集まる信者の寄付金三千万円を強奪しようというのである。タキは計画をみんなに話さず一人で進めようとした。まず、海辺でキャンプをし強化合宿を行うが、タキの態度に不平不満を口にする者が出てきた。タキは計画をみんなに話し、協力を要請した。その計画の段取後にガニ新が海辺で西部会の香取に脇腹を刺されてしまう。今更計画を変更する訳にはいかず、ジローが工場現場からダンプを盗み、正教学会の現金輸送車を警護する白バイを跳ね飛ばし、次に輸送車に体当りして車を止め、現金袋を奪い、タキ、アサ子が待っている川に投げ込むという体当り作戦を開始することになった…。

野良猫ロック ワイルド・ジャンボ
范文雀

題名:野良猫ロック ワイルド・ジャンボ
監督:藤田敏八
企画:佐々木志郎
製作:笹井英男、岩沢道夫
原作:船地慧
脚本:永原秀一、藤田敏八
撮影:安藤庄平
照明:海野義雄
録音:福田伸(目黒スタジオ)
美術:斎藤嘉男
スタント:三石千尋とマイク・スタントマンチーム
編集:丹治睦夫
音楽:玉木宏樹
現像:東洋現像所
助監督:岡田裕
色彩計測:佐藤賢三郎
出演:范文雀、梶芽衣子、地井武男、藤竜也、夏夕介、前野霜一郎、内田良平、白木マリ、加藤和夫、夏純子、和田アキ子(特別出演)
1970年日本・ホリプロ+日活/シネスコサイズ・カラー84分35mmフィルム
野良猫ロック・ワイルド・ジャンボ [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

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前野霜一郎、范文雀                  梶芽衣子