映画「喜劇 駅前温泉」

喜劇 駅前温泉喜劇 駅前温泉
森繁久彌                      フランキー堺

今回は久松静児監督1961年製作「喜劇 駅前温泉」をピックアップした。
本作は、東宝”駅前喜劇シリーズ”「駅前旅館」「駅前団地」「喜劇・駅前弁当」につぐ第四弾だ。ロケ地は、福島県の磐梯熱海温泉、磐梯山、磐梯吾妻スカイライン、浄土平湿原、五百川、桧原湖、五色沼など付近の景勝地も登場する。喜劇と言うより、大御所俳優の皆さんの奥深い芝居とシネスコ撮影のお手本を岡崎宏三氏に観せて戴いた。

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伴淳三郎                      三木のり平

【ストリー】
奥の温泉場にデラックス・ホテルが建って以来、駅前温泉はさびれるばかり。観光協会の対策理事会で、福屋の主人徳之助(森繁久彌)は誠実なサービスが肝心と力説すれば、極楽荘の孫作(伴淳三郎)は時代に合ったセンスをと論じて譲らない。来月に迫った協会長の選挙の件でも、二人は虎視タンタンだ。孫作はアンマ屋のみどりの思いつきによる水着アンマで客を喜ばせたが、そのあおりを食って芸者は一向にお座敷がかからず、金太郎姐さん(沢村貞子)はご機嫌ななめ。そんな一日、スズラン美容室の景子(淡島千景)を訪ねて、東京から旧友の恵美子(淡路恵子)がやってきた。夫との仲がうまくいかないのだ。福屋へ泊った恵美子がアンマをというので、徳之助が揉んだ。妻が死んで三年目の男に、むせるような女の体は悩ましい。観光協会事務局長の坂井次郎はみやげ物屋だが、店の名物「ラジューム卵」は、美顔術のパックに好適というので、景子の美容室では愛用している。次郎(フランキー堺)と金太郎の妹芸者染太郎(池内淳子)の仲のよさは近所でも評判だ。店の拡張のため景子が協会に融資を頼むと、孫作と徳之助はその話なら個人的に援助したいとまたもや張り合うのだった。県下温泉地の「三助コンクール」が飯坂で開催されたとき、審査員の金太郎が孫作に悪い点をつけたことから、会場は大混乱に陥った。ところで、孫作の経営するレストハウスの支配人幸太郎(夏木陽介)は徳之助の娘夏子(司葉子)と恋仲である。娘洋子の婿にと思っていた孫作の妻とよはそれを知って激怒し、幸太郎をクビにした。ところが、幸太郎は孫作とかくし女の間に生れた子であった。ある日、恵美子の夫三平が迎えにきたが、奇しくも、三平は戦地で徳之助班長の部下であった。仲直りした夫婦は東京へ帰った。スズラン美容室は温泉美容研究所と改称、次郎は協会事務局長に就任、幸太郎と夏子の結婚と、このところ駅前温泉はめでたいことばかりである。

喜劇 駅前温泉喜劇 駅前温泉
池内淳子                    司葉子、夏木陽介

題名:喜劇 駅前温泉
監督:久松静児
製作:金原文雄、佐藤一郎
脚本:長瀬喜伴
撮影:岡崎宏三
照明:今泉千仭
録音:原島俊男、西尾昇
美術:小野友滋
編集:広瀬千鶴
音楽:広瀬健次郎
現像:東京現像所
製作担当者:内山甲子郎
助監督:瀬川淑
スチール:中山章
出演:森繁久彌、伴淳三郎、フランキー堺、三木のり平、夏木陽介、淡島千景、司葉子、池内淳子、淡路恵子、沢村貞子、森光子
1961年日本・東京映画/シネスコサイズ・カラー103分35mmフィルム
喜劇 駅前温泉 [DVD]
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喜劇 駅前温泉喜劇 駅前温泉
淡路恵子、森繁久彌、三木のり平         森光子、フランキー堺