映画「ザ・シシリアン 復讐の挽歌」

ザ・シシリアン 復讐の挽歌ザ・シシリアン 復讐の挽歌
ジャック・パランス              ヴィットリオ・カプリオーリ

今回はフェルンナンド・ディ・レオ監督1976年製作「ザ・シシリアン 復讐の挽歌(I PARDONI DELLA CITTA MISTER SCARFACE)」をピックアップする。フェルンナンド・ディ・レオ監督は「ザ・ボス 暗黒街の標的」で紹介したが、マカロニウエスタンで優秀な脚本を執筆し、1968年に「敵中降下作戦(日本未公開)」で監督デビューし「皆殺しハンター」「ザ・ボス 暗黒街の標的」などでB級ギャング映画の巨匠と呼ばれる様になった。主演は名作「バグダッド カフェ」やマカロニウエスタン「豹/ジャガー」「ガンマン大連合」そしてジャン=リュック・ゴダール監督「軽蔑」の名優ジャック・パランス。

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ハリー・バエル                  アル・クライヴァー

【ストリー】
2人の犯罪者が隠れ家に戻ってくる。そのうちの一人マンザーリ(ジャック・パランス)は、邪魔な相棒をその場で射殺。一部始終を見ていた相棒の幼い息子は、拳銃でマンザーリを撃とうとする。しかし、弾丸が切れており、その場で殴り倒されてしまった。それから15年後。マフィアのボス、チェリコ(エドマンド・パードム)の下で借金の取り立てを担当しているトニー(ハリー・バエル)は、うだつの上がらない生活に嫌気が差していた。いつか大儲けして豪勢な生活をと夢見てはいるものの、所詮はしがないチンピラでしかない。美人のクラブ歌手クララ(ジゼラ・ハーン)にも軽くあしらわれる始末だ。ある日、チェリコの経営する違法カジノにリック(アル・クライヴァー)という若者がやって来た。カード賭博で大金を巻き上げられるリック。それを詐欺だと直感した彼は、自分のボスを連れてカジノへ戻って来る。賭博詐欺のトリックを見抜いたボスが圧勝し、リックの損失分を回収して行く。その一部始終を見ていたトニーは、マフィアの元幹部だった中年ギャンブラー、ナポリ(ヴィットリオ・カプリオーリ)から、そのボスの正体が街を牛耳る大物マフィア、マンザーリだとを知る。一方、組織の金でギャンブルをしたことから、リックはマンザーリの怒りを買ってしまった。半殺しの目に遭って気を失ったリックを、トニーは自宅に連れ帰って介抱する。回復して動けるようになったリックに、トニーが提案をする。憎きマンザーリから大金をせしめようじゃないかと。売れない役者をクララに紹介してもらったトニーは、税務署の職員と偽ってマンザーリの事務所に押しかけた。組織の違法書類を見られては困ると考えたマンザーリは、彼らに多額の現金を賄賂として手渡す。こうして、まんまとマンザーリを騙してみせたトニーとリック。しかし、すぐに詐欺はばれてしまった。マンザーリの部下たちはトニーとリックが主犯だと突き止め、2人の行方を追う。そのためマンザーリとチェリコの組織が激しく対立する。やがて詐欺に加担した役者がステージ上で殺害され、トニーのボスであるチェリコまでが暗殺されてしまった。ナポリもマンザーリ一味に捕まって殺されそうになったが、間一髪のところをトニーとリックに救われる。こうなったら反撃するしか生き残る手立てはないと考えたトニーたちは、郊外にある工場跡の廃墟にマンザーリ一味をおびき寄せる。実はリックにとって、マンザーリとこの場所で対峙するということは重要な意味を持っていた。かくして、3人はマンザーリ一味を相手に壮絶な戦いを繰り広げることとなる。

ザ・シシリアン 復讐の挽歌ザ・シシリアン 復讐の挽歌

題名:I PARDONI DELLA CITTA MISTER SCARFACE
邦題:ザ・シシリアン 復讐の挽歌
監督:フェルンナンド・ディ・レオ
製作:アルマンド・ノヴェリ
脚本:ピーター・バーリング、フェルナンド・ディ・レオ
撮影:エンリコ・メンツェル
音楽:ルイス・エンリケ・バカロフ
出演:ジャック・パランス、ヴィットリオ・カプリオーリ、ハリー・バエル、アル・クライヴァー、ハリー・ベアー、ジゼラ・ハーン、エドマンド・パードム、ロベルト・リール、ピーター・バーリング
1976年イタリア・西ドイツ/ビスタサイズ・イーストマンカラー92分35mmフィルム[日本劇場未公開]
ザ・シシリアン 復讐の挽歌 [DVD]
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