映画「硝子のジョニー 野獣のように見えて」

硝子のジョニー 野獣のように見えて
【オリジナル】
colorized
【Colorizationによるカラー化】

今回は蔵原惟繕監督1962年製作「硝子のジョニー 野獣のように見えて」高評価作品sをピックアップする。
本作は、芦川いづみさん出演作品の中で「風船 (1956年川島雄三監督)」と共に素敵な作品だ。この純粋無垢な美しさとはかなさは「 (1954年フェデリコ・フェリーニ監督)」のジュリエッタ・マシーナと肩を並べるのではないだろうか。現代のアイドル顔負けの芦川いづみさんに魅了された。是非、劇場で見たい作品だ。

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芦川いづみ                     宍戸錠

【ストリー】
さいはての北海道、稚内の昆布採りの娘みふね(芦川いづみ)は貧しいため、人買いの秋本(アイ・ジョージ)に売られたが、酌婦を嫌って逃げ出した。見知らぬ男--ジョー(宍戸錠)が汽車賃を払ってくれた。彼は競輪の予想屋で、惚れぬいた若い選手の宏と函館へ向う途中だった。函館の競輪場でみふねはジョーとめぐり逢い、宿屋までついてきた。風呂から出た彼女は見ちがえるほど美しい。けもののように襲いかかったジョーは、女の眼にあふれる涙を見て思わず突き放した。純真なみふねはそれ以来、ジョーから離れようとしない。優勝したことのない宏(平田大三郎)は調子のいい自転車が欲しいといった。仲間が五万円で譲ってやるというのだ。ジョーは顔馴染の飲み屋のマダム由美(南田洋子)に借金を申し込んだが、競輪をやめて昔の板前に戻れと意見された。そんなとき、みふねを追ってきた秋本と殴り合いの大ゲンカをした。翌日、ジョーはみふねをチャブ屋のおきく婆に三万円で売り飛ばし、由美からも二万円とって宏と汽車に乗った。人のいない競輪場で、欺されたと知らぬみふねがジョーを待っていると、秋本に捕まった。一方、宏はジョーが眠っている隙に、情婦の和子と汽車を降りてしまった。計画的にジョーを裏切ったのだ。秋本は函館駅でかねて恨みを抱く男に肩を刺され、病院に運ばれた。みふねは優しく看護した。人身売買で退院と同時に刑務所へ送られる身の秋本は、自分を捨てた妻の消息を聞いて病院を脱走した。ひとり残されたみふねは、苦労を重ねてようやく稚内へ辿りついたが、母や妹たちはどこへ行ったか判らない。奇しくも、ジョーと秋本がこの土地へやってきた。この浜はむかし、ある詩人が「ガラスのジョニー」の唄をみふねに教え、海に身を投げた場所である。心の中のジョニーを求めてみふねが海に入ったとき、ジョーが救った。「もう放さねえ。俺にはお前がいるんだ」とジョーは叫んだ。

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アイ・ジョージ                   南田洋子

題名:硝子のジョニー 野獣のように見えて
監督:蔵原惟繕
企画:水の江瀧子
脚本:山田信夫
撮影:間宮義雄
照明:森年男
美術:木村威夫
録音:沼倉範夫
編集:鈴木晄
音楽:黛敏郎
スチール:斎藤誠一
出演:芦川いづみ、宍戸錠、アイ・ジョージ、南田洋子、平田大三郎、武智豊子、桂木洋子、松本典子、田中筆子、玉村駿太
1962年日本・日活/シネスコサイズ・モノクロ106分35mmフィルム
硝子のジョニー 野獣のように見えて [DVD]
※2016年7月現在、DVDレンタルはありません。

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硝子のジョニー 野獣のように見えて
硝子のジョニー 野獣のように見えて
【オリジナル】
Colorization
【Colorizationによるカラー化】

Colorizationは、人工知能を用いて白黒画像に着色を行うサービス。早稲田大学理工学術院の石川博教授、飯塚里志研究院助教らの研究グループが発表した“ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による色付け”の手法をWebブラウザー上で利用できるようにしたもので、任意の白黒画像をアップロードすることにより、ワンクリックで着色が行える。