映画「キングと呼ばれた男」


リチャード・ハリスン               クラウス・キンスキー

今回はドン・レイノルズ監督1971年製作「キングと呼ばれた男(LO CHIAMAVANO KING)」をピックアップする。
本作は日本で初めて公開されたマカロニ・ウエスタン「赤い砂の決闘」の主演俳優リチャード・ハリスンが、復讐に燃える賞金稼ぎを演じた。「イル・ボスティーノ(1955年)」でアカデミー賞を獲得したルイス・エンリケス・バカロフによる本作の主題歌は名曲として知られ、クエンティン・タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者(2012年)」でも使用された。

イーストウッドをレオーネに紹介した? リチャード・ハリスン
本作の主演俳優リチャード・ハリスンは、通っていた南カリフォルニアのボディビルのジムでショービジネス界の人々と知り合い、雑誌モデルとして芸能活動を開始、22歳を迎える1957年にノンクレジットながら映画出演を果たした。そして1961年も史劇映画ブーム真っ只中のイタリアに渡り、鍛え上げた肉体美を披露。初主演作「無敵の闘士(1961年)」でトップスターとなり、数々の史劇映画で主役を張ったのである。その後、ハリソンは「赤い砂の決闘(1963年)」「墓標には墓標を(1964年)」という2本のマカロニ・ウエスタンに出演したが、ハリウッド映画とのあまりの違いに「もう二度とマカロニ・ウエスタンには出たくない」と感じたという。そして彼は、セルジオ・レオーネ監督からの「荒野の用心棒(1964年)」への出演を断り、代わりにクリント・イーストウッドを紹介したと語っているのだ。ところが、その一方でレオーネは、彼にオファーを送ったのは映画製作会社であり、自分は断固としてハリソンの起用を拒否したと断言、イーストウッドを紹介したのは、クラウディア・サルトーリというエージェントだと証言している。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


アン・バスキン          セルジオ・スマッキ、ロレンツォ・フィネッキ、ゴッフレード・アンカー

【ストリー】
武器の密輸を企む無法者のベンソン三兄弟を追っていた賞金稼ぎの”キング”ことジョン・マーレイ(リチャード・ハリスン)は、結婚したばかりの弟ジョージを、そのベンソンたちに殺されてしまう。復讐を誓うマーレイに対し、ベンソン三兄弟も仲間を殺害したマーレイの命を狙っていた。そんな中、マーレイは、メキシコ人ギャング団と接触するベンソンたちを追い、そのアジトに潜入。機関銃などの武器を発見するが、そこに現れたギャング団に捕縛されてしまうのだった・・・・。


リチャード・ハリスン

題名:LO CHIAMAVANO KING
邦題:キングと呼ばれた男
監督:ドン・レイノルズ
製作:ルイジ・ナネリーニ
脚本:レナード・サヴィーノ
撮影:グリエルモ・マンコーリ
編集:ロベルト・コランジェリィ
音楽:ルイス・エンリケス・バカロフ
出演:リチャード・ハリスン、クラウス・キンスキー、アン・バスキン、セルジオ・スマッキ、ゴッフレード・アンカー(ジョン・シルバー)、ロレンツォ・フィネッキ、トム・フェレギー、ルチアーノ・ビコッジ、マルコ・ズアネリ
1971年イタリア/ビスタサイズ・カラー74分35mmフィルム [日本劇場未公開]
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 29号 2017年 5/21号 [分冊百科]
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「キングと呼ばれた男(LO CHIAMAVANO KING)

「キングと呼ばれた男(LO CHIAMAVANO KING)」

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