映画「宇宙大怪獣ギララ」


宇宙大怪獣ギララ

和崎俊也                      ペギー・ニール

今回は二本松嘉瑞監督1967年製作「宇宙大怪獣ギララ」をピックアップする。
当時の日本映画界は、東宝が円谷英二氏の下で「ゴジラシリーズ」、大映が「ガメラシリーズ」が大ヒットしていた。これらに遅れて日活が「大巨獣ガッパ」を製作してから松竹が製作した唯一の怪獣映画が本作である。
国もこの怪獣ブームを背景に、海外で売れる怪獣映画での外貨獲得を目的に融資を行った。本作は「社団法人・映画輸出振興協会」による輸出映画産業振興金融措置の融資(1億5,000万円)を受けて製作されたそうだ。


岡田英次                      原田糸子

【ストリー】
19××年。日本宇宙局FAFCの誘導で火星ロケットを打ち上げた。それはAFC所長加藤博士(岡田英次)やバーマン博士(フランツ・グルーベル)の努力によるものだったが、佐野機長(和崎俊哉)の下にリーザ(ペギー・ニール)、宮本(柳沢真一)、それに塩田(園井啓介)などのベテランを乗せた宇宙船は、無事月ステーションに到着。しかし、月を離れて間もなく宇宙船は事故を起し、地球に戻った。エンジンに正体不明の発光胞子が付着していたのである。ところが、ある日この発光体が高圧電気や原子エネルギーを栄養源として、巨大な怪獣に成長したため、日本は大騒動になってしまった。怪獣はギララと名づけられ、早速、対策本部がつくられたが、陸、海、空による攻撃にもかかわらずギララは爆破エネルギーを吸収してますます巨大化し、さらに原子エネルギーを求めて都市を破壊していったのである。そしてギララは、次第に東海村の原子力発電所に近づいていった。一方、いかなる兵器もギララに効果はないと知って、宇宙開発局は科学物質を利用することを考えていた。宇宙空間に浮遊するギララニュームという物質が、ギララの細胞を破壊することが分ったのである。すぐさまギララニューム採取のため、佐野は再びリーザや宮本を伴って月に向った。そこを基地にギララニュームを採取した佐野が戻った時、火の玉怪獣と化したギララは、東京で暴れ回っていた。しかし、さしものギララもギララニュームの前に最期を遂げたのであった。が、広大な宇宙空間には人智を越える新事態が、これからも起こるだろうと考える佐野は、科学者としての決意をさらに固めるのだった。


宇宙大怪獣ギララ

題名:宇宙大怪獣ギララ
監督:二本松嘉瑞
特技監督:池田博
製作:島田昭彦
脚本:元持栄美、石田守良、二本松嘉瑞
撮影:平瀬静雄、大越千虎
照明:津吹正、高橋利文
美術:重田重盛
録音:中村寛
調音:松本隆司
編集:杉原よ志
音楽:いずみたく 主題歌:「ギララのロック」歌:ボニージャックス 「月と星のバラード」歌:倍賞千恵子
製作主任:内藤誠
製作進行:萩原辰雄
助監督:白木慶二
現像:東洋現像所
スチール:梶本一三、金田正
出演:和崎俊也、原田糸子、岡田英次、柳沢真一、園井啓介、ペギー・ニール、フランツ・グルーベル、穂積隆信、藤岡弘
1967年日本・松竹/シネスコサイズ・カラー88分35mmフィルム
宇宙大怪獣ギララ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


宇宙大怪獣ギララ