映画「荒野の復讐鬼」


ロバート・ハンダー                                         ジャン・ルイス

今回はマウリツィオ・プラドー監督1966年製作「荒野の復讐鬼(RAMON IL MESSICANO)」をピックアップする。
本作は1971年に日本語吹き替えで劇場公開された。出演は本作でデビューしたジャン・ルイス、「荒野のドラゴン」「復讐の用心棒」のロバート・ハンダーなど。


「荒野の復讐鬼」ウィル・リンダマー

「荒野の復讐鬼」ウィル・リンダマー

ブーム以前の欧州西部劇に登場したロバート・ハンダー
本作でラモン・モラレスを演じたロバート・ハンダーは、イタリアのシチリア島で生まれ、小学校に入学する頃には弁護士を志す様になったという。しかし、10代後半で演劇に魅せられてローマに移住。22歳を迎える1957年、本名のクラウディオ・ウンダリで史劇スベクタクル「大進軍」に出演し、俳優としてのキャリアを重ねていった。その後、アラン・ドロン主演の仏伊合作映画「生きる歓び(1960年)」からアメリカ人風の変名ロバート・ハンダーを名乗る様になった彼は、後に世界的プロデューサーとなるアルベルト・グリマルディに見出され、彼が創設した製作会社PEA(Produzioni Europee Associati)の作品に出演。セルジオ・レオーネ監督の「荒野の用心棒(1964年)」に先駆けて同社が製作した「墓標には墓標を(1963年)」といったマカロニ・ウエスタン最初期の作品で、197センチの長身を生かしたニヒルなガンマンを演じ、人気を博したのである。以降、数々の西部劇で存在感を示したハンダーは、ブームが去った1970年代にはカンフー映画やSF映画などに出演。2001年の伊仏合作映画「ナイト・オブ・ゴッド」を遺作として2008年に73歳で死去している。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


「荒野の復讐鬼(RAMON IL MESSICANO)」

【ストリー】
バクスター牧場の次男坊であるスリム・バクスター(ジャン・ルイス)が、恋人のエスメラルダ(ウィル・リンダマー)を暴行した男を射殺した。その男が、町を支配するラモン・モラレス(ロバート・ハンダー)の弟だった事から、報復を恐れた父(ウーゴ・サッソ)の指示でスリムは山に身を隠す。その後にバクスター家に押し掛けたラモン一味は、スリムの父を撃ち殺し、エスメラルダを拉致する。その事を情報屋のホセリート(フランコ・グラ)から知らされる。父を殺されたスリムは、町を牛耳るラモン一味と対決した。しかし力及ばず、スリムは半殺しの目に合う。スリムの姿が消えると、ラモンはスリムの恋人エスメラルダにも手を出し始めた。エスメラルダは、脅迫されて結婚することに同意するが……。

題名:RAMON IL MESSICANO
英題:RAMON THE MEXICAN
邦題:荒野の復讐鬼
監督:マウリツィオ・プラドー
製作:マリーノ・カルパノ
脚本:マウリツィオ・プラドー
撮影:オベルダン・トロイアーニ
音楽:フェリチェ・ディ・ステファーノ
出演:ロバート・ハンダー、ジャン・ルイス、ウィル・リンダマー、フランコ・グラ(レナト・トットトロ)、アルド・ベルディ、フェルッチオ・ヴィオッティ(トマス・クレイ)、ウーゴ・サッソ(ヒューゴ・ハーデン)、ホセ・トーレス
1966年イタリア/シネスコサイズ・カラー89分35mmフィルム
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 38号 2017年 9/24号 [分冊百科]
2017年9月現在、DVDレンタルはありません。


「荒野の復讐鬼(RAMON IL MESSICANO)」

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