映画「理由なき暴行」


村岡博、坂口俊正、城一也

今回は待望の若松孝二監督1969年製作「現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行」をピックアップする。
現在にも通じる1960年末期の不条理な閉塞状況に将来の展望もない三人の青年に待っていたものは、社会によって抹殺されるという結末。特に不条理を象徴するラストシーンは最高の出来だと思う。当時の新宿界隈、梅ヶ丘、羽根木公園、江ノ島など、オールロケの風景も観る事が出来る貴重な作品だ。私は「若松孝二監督特集」として劇場で観たが、今回のDVDのテレシネ品質も良かった。若松監督が2012年10月17日に不慮の事故が原因で亡くなられてから、はや5年が経った。

作品リスト


現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行(梅ヶ丘付近)        江島裕子

【ストリー】
青森から上京してきた貧乏でもてない19歳の学生、浪人生、工場労働者の男三人組(村岡博、坂口俊正、城一也)が、狭くて汚いアパートの一室で共同生活しながら、底辺にいる自らを蔑み、金持ちや社会、学生運動までをも激しく呪いながら、強姦、覗き、盗み、ナンパを繰り返し自滅していく。そして、新宿の街をあてどもなく彷徨いながら、突発的に警官に銃弾を発射する。

題名:現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行
監督:若松孝二
企画・製作:若松孝二
脚本:坂部俊高(出口出)
撮影:伊東英男
照明:磯貝一
録音:大久保スタジオ
音効:創音社
編集:中島勇
音楽:ザ・ハードスケジュール
現像:目黒スタジオ
助監督:小水一男、吉積恵
撮影助手:高間賢治
証明助手:福井通夫
製作進行:小山陽
モデルガン:上野中田商店
出演:村岡博、坂口俊正、城一也、東条瑛、江島裕子、大浜夕子、浅香なおみ(鈴木いづみ)、市村譲二、中村陽子、渋谷ジロー、小山陽、神田満、渡の辰、宿の信公、新宿タロー、関宏志、深井寛、深井寛、今泉洋、矢島宏
1969年日本・若松プロダクション/シネスコサイズ・パートカラー75分35mmフィルム
現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行

【出演】
原田:村岡博
松本:坂口俊正
大沢:城一也
知恵子:東条瑛
モデル:江島裕子
主婦:大浜夕子
アベック:浅香なおみ(鈴木いづみ)、市村譲二
学生:中村陽子、渋谷ジロー
集金人:小山陽
チンピラ:神田満、渡の辰、宿の信公、新宿タロー
警官:関宏志
追われる男:深井寛
新聞記者:今泉洋、矢島宏


現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行

小田急1400形 (旧称:201形)

現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行