映画「続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ」


続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ
トーマス・ミリアン               ドナルド・オブライエン

今回はセルジオ・ソリーマ監督1968年製作「続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ(CORRI UOMO CORRI/RUN MAN RUN)」をピックアップする。本作は、流れ者のガンマン “クチーロ” の痛快な活躍を描いた「復讐のガンマン」「血斗のジャンゴ(1968年)」に続き、スケールアップした “クチーロ” 三部作の完結編だ。主演は「情無用のジャンゴ」のトーマス・ミリアンが拳銃を持たないナイフ使いを演じる。共演は「ハチェット無頼」のドナルド・オブライエン、女優陣は、「西部悪人伝」のリンダ・ヴェラス、「続・夕陽のガンマン」のチェロ・アロンゾ、山賊のボスに「さいはての用心棒」のネロ・パッツァフィーニが出演している。ガンファイトが少ないマカロニウエスタン絶頂期の作品である。
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トーマス・ミリアン ”クーチョ”への思い
本作で「復讐のガンマン(1967年)」に続いて”クーチョ”を演じたトーマス・ミリアンは、1933年にキューバで生まれた。しかし、キューバ革命の際、キューバ軍の将校だった父が革命軍に捕らえられて獄中死に追い込まれた事で、ミリアンは祖国を離れてアメリカへ移住したのである。そんなミリアンが、革命側の”クーチョ”を演じる事について、矛盾を感じているのではないかと思われがちだが、彼の思いは違っていた。「クーチョのキャラクターは、慎重に創り上げた。マカロニ・ウエスタンを通じてラテン・アメリカの仲間を支援するつもりで演じている。中南米の人々は映画の中で悪い奴として表現される事が多い。しかし、私は悪い奴をヒーローにした」と語っているのだ。ミリアンは、マイノリティのヒーローを創り上げる事によって、中南米で生活に苦しんでいる人々を励ましたかったのだろう。一方、セルジオ・ソリーマ監督は。「クチーヨというキャラクターが成功したのは、観客、特に若い世代の観客がクチーヨを自分の仲間だと感じる事が出来たからだろう。クリント・イーストウッドが演じた役は冷たく、観客とかけ離れたスーパースターだったからね」とコメントしている。
(マカロニウエスタン傑作DVDプロダクションノートより)

※本稿は2015年3月15日に公開した投稿の改定版です。

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チェロ・アロンゾ                リンダ・ヴェラス

【ストリー】
ナイフ投げの名人クチーヨ(トーマス・ミリアン)は、牢獄で知りあった詩人ラミレス(ホセ・トーレス)から革命資金となる黄金の隠し場所を示す紙片を託される。ラミレスの遺言に応え、裸足で走り出したクチーヨ。追うのは革命軍の将軍、山賊、賞金稼ぎ、フランス人の殺し屋、救世軍の女軍曹、気の強いクチーヨの婚約者。弾丸とダイナマイトの雨の中、敵味方入り乱れながらメキシコの荒野から雪山を越えてテキサスへ…。

続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ
ネロ・パッツァフィーニ

題名:CORRI UOMO CORRI
英題:RUN MAN RUN
邦題:続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ
監督:セルジオ・ソリーマ
製作:アルド・ポミリア、セルジオ・ソリーマ
脚本:ポンペオ・デ・アンジェリス、セルジオ・ソリーマ
撮影:グリエルモ・マンコーリ
編集:タチアナ・カシーニ・モリジ
音楽:ブルーノ・ニコライ 主題歌:トーマス・ミリアン
出演:トーマス・ミリアン、ドナル・オブライエン、ジョン・アイアランド、フェデリコ・ボイド、リンダ・ヴェラス、ネロ・パッツァフィーニ、チェロ・アロンゾ、ホセ・トーレス、ルチアーノ・ロッシ
1968年イタリア・フランス/シネスコサイズ・カラー121分35mmフィルム [日本劇場未公開]
続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ! [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ007
続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ!(CORRI UOMO CORRI)

続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ!(CORRI UOMO CORRI)

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