映画「さすらいの盗っ人野郎・サンタナ」



ジャンニ・ガルコ                ウィリアム・ボガート

今回はラファエル・ロメロ・マルチェント監督1970年製作「さすらいの盗っ人野郎・サンタナ(LO IRRITARONO…E SANTANA FECE PIASSA PULITA)」をピックアップする。
本作は「砂漠に血を吐け(1966,年)」の初登場以来、数々の亜流作品が作られた”サルタナ・シリーズ”の一作。主演は”元祖サルタナ”であるジャンニ・ガルコだが、キャラクター権の関係で主人公の名前は”サンタナ”となった。

映画界で活躍したマルチェント一家
本作のラファエル・ロメロ・マルチェント監督は、映画会社”Intercontinental Films”の創立者でプロデューサー、また映画雑誌”ラジオ・シネマ”を1938年から25年間にわたって発行していた映画人ホアキン・ロメロ・マルチェントの息子である。そんな環境に生まれ育ちながらも、当初は医者を目指していたラファエルは、1947年から俳優として映画に出演し始め、1958年から助監督として製作に参加。そして1965年、クレイグ・ヒルを主役にしたマカロニ・ウエスタン”Il destino di un pistolero”で監督デビューを果たしたのだった。その後、「荒野の死闘(1968年)」などのマカロニ・ウエスタンを含む約30作の監督を務めたほか、16作で脚本も執筆している。本作の原案・脚本を担当した実兄ホアキン・ルイスも、監督・脚本家であり、マカロニ・ウエスタン幕開け時代の「墓標には墓標を(1964年)」を監督、ラファエルと共に原案・脚本も担当したほか、「追跡者ガリンゴ(1969年)」などでもコンビを組んだ。さらに、ラファエルの弟であるカルロスは、12歳から子役として活躍。「墓標には墓標を」にも出演し、本作ではドナルド役(無法者一家リチャード・カービーの息子)を演じている。妹のアナも映画業界の製作マネージャーである。
(マカロニウエスタン傑作DVDプロダクションノートより)
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 46号 2018年 1/14号 [分冊百科]


クリス・ヒュエスタ               マリア・シルヴァ

【ストリー】
10万ドルを奪った強盗容疑で保安官たちに追い詰められた盗っ人コンビのサルタナ(ジャンニ・ガルコ)とマルコス(ウィリアム・ボガート)。彼らはその10万ドルを持って姿を消した仲間のバートン兄弟(ラフ・バルダッサーレ)から、金を奪い返す計画を練っていた。自らが囮となってサンタナを逃したマルコスは逮捕されるが、保安官補のスミス(クリス・ヒュエスタ)にその計画を告白。儲け話に乗ったスミスによって釈放されたマルコスは、バートン兄弟の手掛かりを得るべくブラックフットという町に向かい、一足先に来ていたサンタナと合流するのだった………。

題名:LO IRRITARONO…E SANTANA FECE PIASSA PULITA
邦題:さすらいの盗っ人野郎・サンタナ
監督:ラファエル・ロメロ・マルチェント
脚本:サンチャゴ・モンガタ、ホアキン・ルイス・ロメロ、マリオ・アラビソ
撮影:グリエルモ・マンコーリ
編集:アントニオ・ラミレス
音楽:マルチェロ・ジョンビーニ
出演:ジャンニ・ガルコ、ウィリアム・ボガート、マリア・シルヴァ、クリス・ヒュエスタ、アンドレス・メフート、チャーリー・ブラフォー、カルロス・ロメロ・マルチェント、ラフ・バルダッサーレ
1970年イタリア・スペイン/シネスコサイズ・カラー85分35mmフィルム  [日本劇場未公開]
さすらいの盗っ人野郎・サンタナ -DVD-
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さすらいの盗っ人野郎・サンタナ(LO IRRITARONO…E SANTANA FECE PIASSA PULITA)

さすらいの盗っ人野郎・サンタナ(LO IRRITARONO…E SANTANA FECE PIASSA PULITA)

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