映画「新宿マッド」


新宿マッド

今回は待望の若松孝二監督1970年製作「新宿マッド」をピックアップする。
何人も受け入れる新宿というカオス(混沌)の街で、田舎者の親父と反駁する若者とのコントラストを1970年代という時代背景に描いた作品だ。当時の新宿を縦横無尽に撮影している。本作は、当初ピンク映画系列館で「新宿フーテン娘 乱行パーティー」として上映されたが、その後一般映画として「新宿マッド」として上映され、DVD化された。フーテン、ヒッピー、シンナー、サイケデリックなど当時の懐かしい世相が記録されている。特に新宿西口地下道(西口~三丁目間)で親父が見知らぬ群衆に息子を知っているかと尋ねるシーンは、ハプニング劇として撮られたドキュメントに違いない。本作から9年後に私が若松組に参加させて戴いた「餌食」でも同じ場所で撮影している。
残念ながら、それは未だDVD化されてはいない。

作品リスト


新宿西口地下道

谷川俊之                       サディスティーヌ

【ストリー】
アングラ劇団の十郎(吉村隆史郎)が突然何者かに襲われ殺された。十郎の父親(谷川俊之)が息子の死の真相を追うために九州から上京してくる。警察はまったくあてにならないため、父親は独自に犯人捜しを行う中で「新宿マッド」が息子を殺したという情報を得る。遂に父親は真犯人と直接対峙するが・・・・。


寺島幹夫、谷川俊之、中靖              サディスティーヌ

題名:新宿マッド
公開時題名:新宿フーテン娘 乱行パーティー
監督:若松孝二
企画・製作:若松孝二
脚本:出口出(足立正生)
撮影:伊東英男
照明:磯貝一
録音:小林敏夫
音効:創音社
編集:中島勇
音楽:フード・ブレイン(つのだ☆ひろ、陳しんき、石川恵、柳田ひろ)
現像:東京録音現像
助監督:小水一男、梅沢幸平 吉積恵
撮影助手:高間賢治、横田直寿
照明助手:土井史郎
出演:谷川俊之、サディスティーヌ、江島裕子、杉光晴、伊勢卓郎、関根忠治、広岡昭子、原田牧子、坂田悦子、大野ヨーコ、エリザベート・ロス、吉村隆史郎、 寺島幹夫、中靖
1970年日本・若松プロダクション/シネスコサイズ・パートカラー67分35mmフィルム
新宿マッド -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


江島裕子                                                          谷川俊之、江島裕子

【出演】
少年1:杉光晴
少年2:伊勢卓郎
少年3:関根忠治
少女1:広岡昭子
少女2:原田牧子
少女3:坂田悦子
花子:江島裕子
バーテン:裕二
フーテン:大野ヨーコ、エリザベート・ロス
刑事:寺島幹夫、中靖
牧田十郎:吉村隆史郎
グレコ:サディスティーヌ
父親:谷川俊之

新宿マッド

新宿マッド

新宿マッド

新宿マッド

新宿歌舞伎町・ミラノ座前

若松孝二監督