映画「日本暴行暗黒史 異常者の血」


野上正義

今回は若松孝二監督1967年製作「日本暴行暗黒史 異常者の血」をピックアップする。
本作は”日本暴行暗黒史 シリーズ”として全5作作られた第1作になる。ピンク映画のバジェット枠内で、明治、大正、昭和を時代背景にしているが、衣装、結髪のスタッフを入れて手を抜いていないのが伺われる。俳優陣も主演の野上正義さんを始め、その真摯な姿は、もはやピンク映画の枠組みを超えた名作である。

作品リスト

【目黒スタジオについて】
録音または現像でクレジットされる目黒スタジオは、1950年~1974年まで主に映画産業で活躍したポストプロダクションの先駆け的会社であった。正式名称は東京録音現像株式会社だった。アフレコ、ダビング、音効、МAなどの録音業務全般から映画用ネガフィルムの現像、プリント工程の設備も完備し、初号プリントの作成まで一貫したサービスを行い1967年頃には「業界のトップレベルを謳われる存在」だったそうだ。現在、同所跡地はタイ王国大使館武官事務所になっている。

【ストリー】
東京。強姦事件を捜査する刑事は、犯人の男が自分と同郷であり、殺人、強姦、近親相姦・・・といった呪われた同じ血を引き継ぐ人間だと知る。明治、大正、昭和そして現代と時代を越えて描かれる陰惨な黒い血の連鎖の物語が始まる。


日本暴行暗黒史 異常者の血

日本暴行暗黒史 異常者の血」山尾啓子

日本暴行暗黒史 異常者の血」山尾啓子

山谷初男                        山本昌平

題名:日本暴行暗黒史 異常者の血
監督:若松孝二
企画・制作:若松孝二
脚本:出口出(足立正生)
撮影:伊東英男
照明:磯貝一
録音:杉崎喬
音効:福島効果グループ
結髪:江添太
衣装:東京衣装
小道具:日本芸能美術
編集:桜井昭吾
記録:増水弘美
音楽:古葉悟
制作主任:小谷義一
助監督:沖島勲
監督助手:栗原幸治
撮影助手:高松哲郎
照明助手:前田基男、松原正起
制作進行:福田元彦
現像:目黒スタジオ
スチール:小水一男
出演:野上正義、山尾啓子、山本昌平、久保新二、山谷初男、伊地知幸子、沢田実、一星ケミ、足立正生
1967年日本・若松プロダクション/シネスコサイズ・パートカラー75分35mmフィルム
日本暴行暗黒史 異常者の血 -DVD-
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日本暴行暗黒史 異常者の血

日本暴行暗黒史 異常者の血