映画「マルサの女2」


宮本信子                      大地康雄、津川雅彦、桜金造

今回は伊丹十三監督1988年製作「マルサの女2」をピックアップする。
本作は、日経平均株価が終値3万円代というバブル景気の時代背景に、マルサ(国税局査察部)の地上げ屋や宗教法人に対する戦いを描いたもので、前作よりスケールアップしている。
この作品で、まだ当時日本に1台しかなかった最新型のスタインベック編集機を使ってポジ編集をしたそうだ。

【伊丹十三監督作品】
1984年「お葬式
1985年「タンポポ
1987年「マルサの女
1988年「マルサの女2
1990年「あげまん
1992年「ミンボーの女
1993年「大病人
1995年「静かな生活
1996年「スーパーの女
1997年「マルタイの女
※各作品のリンクは、予約投稿で表示しないページがありますが、後日表示されます。


35mm Steenbeck編集機                                       三國連太郎

三國連太郎、上田耕一                益岡徹、宮本信子

洞口依子                        笠智衆

【ストリー】
マルサこと国税局査察部査察官・板倉亮子に、東京大学を卒業したばかりという部下がついた。亮子はある地上げ屋の脱税を追求していたが、その裏にはもっと大きな力がうごめいていた。それはヤクザであり、宗教法人であり、さらに大物政治家までもが絡んでいた。宗教法人というのはいくらお金をもうけても税金はかからない。そこに目をつけた悪人たちは、宗教法人を隠れミノに金儲けを企む。亮子たちは地上げ屋を繰る鬼沢鉄平という天の道教団の代表に目をつけ調査を始めるが、なかなかシッポをつかまえることができない。亮子らはあるとき税務署員を装い教団へと潜入するが、教徒らによって追い出されてしまった。地上げ屋のマンションの住人や大衆食堂に対する横暴が続く中で、何億円という巨額な金が動いていた。しかし、亮子たちが証拠をつかもうとすると、次々にトカゲのシッポを切るように人が殺されていく。いよいよ脱税の確信をつかんだ査察部は、天の道教団へ乗り込み、証拠書類を押収。鬼沢鉄平を取り調べまで追い込んだ。しかし、最後まで鬼沢は口を割らず挙句の果てに自ら顔を壁にぶつけて血だらけになりながら、「国税局は納税者を拷問にかけるのか」とすごむ始末。しかし、そんなとき取り調べ室まで狙撃された。鬼沢までトカゲのシッポでしかなかったのか。やがて鬼沢の腹心・猫田が死体となって発見され、鬼沢は身重の愛人と巨額の財産を隠していた自分の墓に逃げ込み高笑いし続ける。鬼沢の地上げした土地ではビルの着工を前に地鎮祭が行われ、鬼沢を背後で操って自らは手を汚すことなく利益を得た大臣・代議士・企業幹部が談笑する。その姿を少数の同僚とともにフェンス越しに隠れて見つめていた亮子は、やりきれなさに唇を噛む。


加藤治子                           岡本信人

題名:マルサの女2
監督:伊丹十三
製作:玉置泰、細越省吾
脚本:伊丹十三
撮影:前田米造
照明:桂昭夫
特機:落合保雄
録音:小野寺修
音効:斉藤昌利
美術:中村州志
装飾:山崎輝。石田登、富沢幸男
装置:木村浩之
美粧:小沼みどり、石垣昌子
衣装:小合恵美子、斎藤昌美
特殊効果:白組、サンク・アール
造形:江川悦子
擬斗:高瀬将嗣
カースタント:タカハシレーシング
スタント:ジャパン・アクション・クラブ
配役:笹岡幸三郎+N.C.P.
記録:堀北昌子
編集:鈴木晄 ネガ編集:土井由美子
音楽:本多俊之 音楽プロデューサー:立川直樹
撮影機材:パナビジョン(三和映材社)
照明機材:東洋照明 ゼネ:三穂電機
フィルム:イーストマンコダック(日本コダック)
現像:イマジカ
製作担当:山崎隆
製作進行:岩下真司、土井征一
助監督:久保田延廣
演技事務:朝妻秀明
演出助手:当摩寿史、片島章三、前田哲
撮影助手:高瀬比呂志、上野彰吾、石山稔、浮谷康至
特機助手:度合誠司
照明助手:橋本好和、島田正、石川和明
録音助手:桜井敬悟、高橋勝美
美術助手:沖山真保、佐々木修
衣装助手:神林泰子
編集助手:米沢幹一
グラフィックデザイン:佐村憲一
スチール:野上哲夫
出演:宮本信子、津川雅彦、三國連太郎、丹波哲郎、大地康雄、益岡徹、上田耕一、桜金造、洞口依子、マッハ文朱、岡本麗、中村竹弥、不破万作、南原宏治、洞口依子、加藤治子、きたろう、小松方正、結城美栄子、笠智衆、小鹿番、岡本信人
1988年日本・伊丹プロダクション/ビスタサイズ・カラー127分35mmフィルム
マルサの女2 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


津川雅彦、小松方正              丹波哲郎、津川雅彦、宮本信子