映画「温泉あんま芸者」


吉田輝雄                             三原葉子

今回は石井輝男監督1968年製作「温泉あんま芸者」をピックアップする。
温泉芸者シリーズ第1弾の本作は、新東宝映画を見ている様な顔ぶれだ。
懐かしい”野球拳”も登場するセクシー喜劇作品だ。


橘ますみ                                                  三島ゆり子

【ストリー】
ある温泉町のあんま芸者の置屋“浜中”に富丸(三原葉子)、雛奴(三島ゆり子)、蔦子(賀川雪絵)、玉栄(英美枝)、梅子(應蘭芳)、千代(橘ますみ)などの芸者がいた。それぞれ、ベテラン芸者だったが、千代だけは純情娘で、診療所の婦人科医吉岡(吉田輝雄)を慕っていた。しかし、当の吉岡は千代に見向きもしない。一方、富丸たちはそれぞれの特技を生かして商売していたが、そんなとき、妊娠中の雪子(高倉みゆき)が仲間に加った。ある日、温泉祭りの夜にあんま芸者たちと、犬猿の仲である金太郎(南風夕子)たち温泉芸者がハチあわせ、対抗意識を燃やしてストリップ合戦を始めるなどドンチャン騒ぎになってしまった。しかも、果ては風呂場で素っ裸のまま大乱闘を演じたのである。これでトクをしたのがブルーフィルム屋の武(南道郎)。懸命に大乱闘を8mmカメラに収めたか、芸者たちに発見され、カメラの取りっこになってしまった。この騒ぎの中で雪子は子供を産んだ。雪子の亭主は武だった。翌日、“浜中”では芸者たちの貴重品がなくなり、しかも赤ん坊だけを残して武夫婦の姿はなかった。その赤ん坊が高熱を出していたことから、千代は吉岡のところに連れていった。千代はくみ取り業の社長黒島(芦屋雁之助)の仲介で、市の清掃部長品川(金子信雄)の世話を受けることになっていた。彼女はそこで吉岡の反応を期待したか、吉岡は泰然たるもの、しかも彼には婚約者がいると知って落胆してしまった。そうした時、入院中の赤ん坊が、我が子恋しさに戻った武夫婦に連れ去られた。武たちはセックスコレクション寺の和尚(由利徹)の許に逃げ込んだ。怒った富丸たちと武夫婦の間は険悪になったが、吉岡の取りなしで、何とかその場は収まった。やがて、吉岡は沖縄の無医村に行くことになった。別れの日、ヤケ酒をあおって品川に身を任せた千代も、吉岡を見送った。その千代の姿には純情をかなぐりすて、たくましく生きる意欲に溢れていた。


金子信雄、芦屋雁之助

題名:温泉あんま芸者
監督:石井輝男
企画:岡田茂、天尾完次
脚本:石井輝男、内田弘三
撮影:吉田貞次
照明:北口光三郎
録音:溝口正義
美術:矢田精治
装置:稲田源兵衛
装飾:山田久司
美粧:久斗敏厚
結髪:横田三佳代
衣装:豊中健
振付:藤間勘真次
記録:石田照
編集:神田忠男
音楽:八木正生
フィルム:富士フィルム
現像:東映化学(ノンクレジット)
製作主任:俵坂孝宏
助監督:本田達男
スチール:諸角義雄
出演:吉田輝雄、橘ますみ、三原葉子、三島ゆり子、高倉みゆき、賀川雪絵、應蘭芳、沢淑子、芦屋雁之助、金子信雄、上田吉二郎、由利徹、茶川一郎、南都雄二
1968年日本・東映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー89分35mmフィルム
温泉あんま芸者 -DVD-
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温泉あんま芸者

橘ますみ                             温泉あんま芸者