映画「続・新悪名」

続・新悪名続・新悪名
勝新太郎                       田宮二郎

今回は田中徳三監督1962年製作「続・新悪名」をピックアップする。
全15作が製作された勝新太郎さんと 田宮二郎さんのコンビが冴える”悪名シリーズ”の第4作になる。
秀逸なプロットとベテラン俳優陣の演技、その中に子役の赤城まりさんが、重要な役どころをこなしているのに、全体の演技レベルの高さが伺える。朝吉と清次のキャラクターも一作毎に熟成されて行く。

悪名シリーズ

続・新悪名続・新悪名
水谷良重、勝新太郎                 赤城まり、近藤美恵子、勝新太郎

【ストリー】
戦後の闇市を追放された村上朝吉(勝新太郎)は故郷の河内へ帰ったが田舎が嫌になり大阪へ出て、靴磨きの少女ひろみ(赤城まり)を拾った。そして宿へ帰ると、昔の知人おぎん(茶川一郎)にバッタリ会った。今はおかまの特技を生かし女剣劇一座にいるが、演芸館主、玉島(遠藤辰雄)の横槍で興行が出来ないでいた。朝吉は女座頭五月淳子(近藤美恵子)に会い尽力を約束し、早速玉島の事務所を訪れ偶然用心棒に雇われている清次(田宮二郎)に会った。興行は無事終ったが、一座のギャラを前借した大磯(杉田康)が姿を消していた。困った朝吉は自分の体を手形に借金し金は因島の麻生親分に借りて払うと言った。ひろみを清次に託した朝吉は玉島と共に因島へ渡ったがそこで親分の死を知り万策つきた朝吉は、玉島にシルクハット親分(永田靖)の許へつれ込まれた。が、シルクハットの連絡で琴糸(水谷良重)が訪ねてきた。彼女は以前遊廓から朝吉に救われ、その時の恩返しのため金を持って来たのだ。一方、清次はひろみの歌の素質を見抜き、彼女をのど自慢に出させ入賞確実とみられたとき、愚連隊が乱入し邪魔をした。怒った清次は連中を蹴散らしたが、脚をピストルで射たれた。その騒動の中でひろみは、大磯が因島へ行くことを聞いた。ひろみ、お政(ミヤコ蝶々)、負傷の清次らも因島へ向った。ひろみから大磯のことを知った朝吉は彼を探したが分らない。が、夜、大磯が現われ、いきなり短刀で突っかかって来たが所詮朝吉の敵ではない。彼の自供によると、黒幕はなんと玉島だったのだ。急遽朝吉は大阪へ帰った。玉島は新しい演芸館の棟上げ祝い中だったが、大磯と現われた朝吉を見ると、祝場はたちまち修羅場と化した。朝吉の頭突きと清次の松葉杖が冴えて、玉島は組み敷かれた。無事、玉島から金を取り戻した朝吉は、お政とひろみを楽団の一行に預け、金を女剣劇一座へ郵送すると、清次と共に肩を列べて去って行くのだった。

続・新悪名続・新悪名
ミヤコ蝶々                       茶川一郎
続・新悪名続・新悪名
遠藤辰雄、勝新太郎、永田靖           近藤美恵子、赤城まり、勝新太郎

続・新悪名続・新悪名
近藤美恵子                                                                   藤原礼子

題名:続・新悪名
監督:田中徳三
企画:財前定生
原作:今東光
脚本:依田義賢
撮影:武田千吉郎
照明:岡本健一
録音:海原幸夫
音効:倉島暢
美術:西岡善信
装置:高地繁
擬斗:宮内昌平
衣裳考証:上野芳生
編集:菅沼完二
音楽:鏑木創
現像:東洋現像所
製作主任:村上忠男
助監督:土井茂
スチール:三浦康寛
出演:勝新太郎、田宮二郎、水谷良重(水谷八重子)、近藤美恵子、ミヤコ蝶々、茶川一郎、遠藤辰雄、赤城まり、藤原礼子、永田靖、阿井美千子、浜村淳、杉田康
1962年大映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー99分35mmフィルム
続・新悪名 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

続・新悪名続・新悪名
田宮二郎、勝新太郎                  続・新悪名