映画「悪名市場」

悪名市場悪名市場
勝新太郎                      田宮二郎、藤原礼子

今回は森一生監督1963年製作「悪名市場」をピックアップする。
全15作が製作された勝新太郎さんと 田宮二郎さんのコンビが冴える”悪名シリーズ”の第6作になる。
今作は、朝吉と清次の贋者コンビ(芦屋雁之助・芦屋小雁)がいる四国の港町が舞台だ。制作当時に人気があったテレビ番組「てなもんや三度笠」の白木みのるさん、藤田まことさんがカメオ出演している。

悪名シリーズ

悪名市場悪名市場
瑳峨三智子                     芦屋小雁、芦屋雁之助

【ストリー】
刑務所に入った清次(田宮二郎)から、彼を陥いれたペテン師が四国にいることを聞いた朝吉(勝新太郎)は、単身その港町に渡った。ところが、目指す菱屋運輸には一足お先に贋の朝吉(芦屋雁之助)と清次(芦屋小雁)が現われ、金を捲き上げていったというので、さすがの朝吉も唖然となった。朝吉は菱屋に潜り込んで二人を探ったが、これも長年売り込んだ悪名のせいだと、あまりあくどいこともやりそうでない贋者兄弟を許すことにした。ある日、パチンコ屋を経営する美人の咲枝(瑳峨三智子)を知ったが、彼女は贋の朝吉こと一郎にぞっこん惚れこんでいて、“悪名”にあこがれ朝吉のそれとない忠告も耳に入らぬ始末。その頃、ペテン師柿本(田中春男)は港の商店街の主人達を巧みに丸めこみ、改築移転をすすめていた。彼は実は隣町の追風組親分鷺原(松居茂美)の片腕で、勢力拡張のため工作していたのだ。また柿本は鷺原の意に従い、咲枝を連れ出してにせ朝吉の正体をあばき妾になれと迫るが、後を追って来た朝吉に叩き伏せられた。柿本をしめ上げ、総てが鷺原のからくりだと知った朝吉は折からの仮出所でかけつけた清次と力をあわせ、商店街に入りこんだ子分共を叩き出し、もとの持主に返した。折から四国、中国の親分衆の会合が開かれ、会場に乗込んだ朝吉は並いる親分衆の前で鷺原に対決し、果し合いをすることに決った。翌朝約束の場所、朝吉と清次は数十人の追風組と睨みあった。双方が入り乱れようとした。瞬間、轟然たる爆音と共に土砂が吹っ飛び、混乱に乗じて躍り込んだ朝吉、清次はさんざんに一味をやっつけた。ハッパのスイッチを入れたのは咲枝だった。鷺原、柿本を警察に引き渡した朝吉と清次は大阪へ帰る船の人となったが、その客の中にまたしてもそっくりの恰好をして清次と名のる男(藤田まこと)がいた。

悪名市場
勝新太郎、茶川一郎                 勝新太郎、田宮二郎

監督:森一生
企画:財前定生
原作:今東光
脚本:依田義賢
撮影:今井ひろし
照明:伊藤貞一
録音:林土太郎
音効:倉島暢
美術:太田誠一
装置:城修
擬斗:宮内昌平
編集:谷口孝司
音楽:斎藤一郎
現像:東洋現像所
製作主任:橋本正嗣
助監督:渡辺稔
スチール:藤岡輝夫
出演:勝新太郎、田宮二郎、瑳峨三智子、芦屋雁之助、芦屋小雁、藤原礼子、茶川一郎、西岡慶子、田中春男、松居茂美、花澤徳衛、曽我廼家五郎、島田憲三、毛利郁子、藤田まこと、白木みのる
1963年日本・大映/シネスコサイズ・カラー84分35mmフィルム
悪名市場 -DVD-
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悪名市場
田宮二郎、勝新太郎