映画「座頭市果し状」

座頭市果し状座頭市果し状
勝新太郎                        野川由美子

今回は安田公義監督1968年製作「座頭市果し状」をする。
本作は、“座頭市”シリーズ”第18作目になる。”果し状”が出てこない本作は、前作「座頭市血笑旅」に比べて凡庸な印象の作品だった。

座頭市シリーズ

座頭市果し状座頭市果し状
三木本賀代                       待田京介

【ストリー】
秩父街道を旅する市(勝新太郎)は、とある宿場町に着いた。たまたま浪人者、弦八郎(待田京介)や松五郎一家に斬られた百姓を医者順庵にかつぎ込んだことから順庵(志村喬)と親しくなった。順庵は何故か、娘お志律(三木本賀代)の心配をよそに酒びたりだった。間もなく、順庵の家に世話になった市のところへ、松五郎から迎えが来た。用心棒になってほしいというのだった。断った市をやくざどもは斬りつけたものの、市の居合いの妙技には息をのむばかりだった。そんな市に、弦八郎の女お秋(野川由美子)は警告した。その直後、弦八郎は松五郎(土方弘)の依頼で、庄屋の徳左衛門(南部彰三)を斬殺した。この暴挙に市は一味の逃亡を妨げようとしたが、弦八郎と対峙した時、短銃で射たれ肩先に弦八郎の刀を受けてしまった。市の手当てをしたのはもちろん、順庵父娘だが、松五郎たちはすぐさま追ってきた。しかし、市の姿は順庵の家から消えていた。順庵とお志津は松五郎の機織場に連れこまれ、拷問を受けた。一方姿を隠していた市は知らせを受けて松五郎一家に乗り込んだ。傷口から血を流し、よろめきながらだったが、市の闘いぶりはすさまじかった。順庵とお志津を安全な場所に逃がすと、仕込杖を握り斬って斬って斬りまくった。やがて阿修羅のように斬りまくるその市の前に、弦八郎が現われた。間合いを計った弦八郎は大刀を一閃、とび違った市の仕込杖がキラリと光った。倒れたのは弦八郎だった。その時、様子を見に来たお志律と順庵は、倒れた弦八郎にすがりついた。弦八郎は順庵の息子だった。やむを得ない仕儀とはいえ、またしても人を斬り、順庵父娘を悲しみに追いやった市は自分がいやにならざるを得なかった。宿場町を黙って去っていく市の肩は重い。

座頭市果し状座頭市果し状
志村喬、勝新太郎                 井上昭文、小松方正

題名:座頭市果し状
監督:安田公義
企画:久保寺生郎
原作:子母沢寛
脚本:直居欽哉
撮影:宮川一夫
照明:中岡源権
録音:大谷巖
音効:倉島暢
美術:加藤茂
擬斗:倉島暢
編集:菅沼完二
音楽:鏑木創 主題歌:勝新太郎「座頭市子守歌」
現像:東洋現像所
製作主任:中西忠三
助監督:中西忠三
スチール:小山田輝男
出演:勝新太郎、野川由美子、三木本賀代、待田京介、志村喬、井上昭文、小松方正、北城寿太郎、千波丈太郎、土方弘、水原浩一、南部彰三
1968年日本・大映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー82分35mmフィルム
座頭市果し状 -DVD-
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野川由美子                       勝新太郎