映画「パラサイト 半地下の家族」

パラサイト 半地下の家族パラサイト 半地下の家族
チェ・ウシク                                                          ソン・ガンホ

2020年1月10日から全国劇場公開されているポン・ジュノ監督2019年製作「パラサイト 半地下の家族(Parasite)」をロングランのTOHOシネマズ府中スクリーン2で2月21日に観て来た。
1か月以上の続映は、カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞の受賞に続いてアカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞したからに他ならない。
物語の構成上、豪邸の地下に家政婦ムングァンの夫が住み込んでいた事から展開が変わり、不条理なものとなって終わるが、テーマは是枝裕和監督が2018年に製作した「万引き家族(2018年第71回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞)」と相通じる。
しかし「結末のドンデンを口外しないで下さい」とアナウンスする程の意外性は見当たらず、これが賞レースにおける外国語映画賞を総ナメにする程の作品なのかなと思ってしまった。
けれども本作は、多くの今の日本映画より質で勝っている作品である事は間違いない。
撮影は2018年5月18日には始まり、主要な撮影は約77日かかり、同年9月19日に終了したそうだ。

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パク・ソダム                                   チェ・ウシク  、ソン・ガンホ、チャン・ヘジン、パク・ソダム
パラサイト 半地下の家族
チョ・ヨジョン

【ストリー】
日の光も電波も弱い、半地下住宅で暮らすキム一家。父のキム・ギテク(ソン・ガンホ)はこれまでに度々事業に失敗しており、計画性も仕事もないが楽天的。元ハンマー投げ選手の母チュンスク(チャン・ヘジン)は、そんな不甲斐ない夫に強く当たっている。息子のギウ(チェ・ウシク)は大学受験に落ち続け、娘のギジョン(パク・ソダム)は美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない。しがない内職で日々を食いつないでいる貧しい彼らは、皆、普通の暮らしがしたいと願っていた。ある日、ギウを訪ねて、受験を勝ち抜き今や名門大学生となった友人ミニョク(パク・ソジュン)がやってきて、留学する間、彼に代わって家庭教師をしないかと持ち掛ける。受験経験は豊富だが学歴のないギウが向かったのは、IT企業の社長パク・ドンイク(イ・ソンギュン)の自宅である、高台に佇むモダンな建築の大豪邸だった。偽造した大学在学証明書にさほど目を通す様子もなく、若く美しい妻ヨンギョ(チョ・ヨジョン)に娘ダへ(チョン・ジソ)の部屋へと案内されるギウ。受験のプロのギウは少し授業をしただけで母と娘の心をすっかり掴んでしまう。帰り際、落ち着きのないパク家の末っ子ダソン(チョン・ヒョンジュン)は、紹介したい家庭教師がいると提案。後日、ギウは妹のギジョンを連れて豪邸を訪れ、ギジョンはダソンの美術家庭教師となる。どの家庭教師も1か月も続かなかったというダソンを恐るべき速さで手なずけ、二人はあっという間に一家の信用を得ていった。そして、ギジョンは次にある仕掛けを……。

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題名:寄生蟲(Parasite)
邦題:パラサイト 半地下の家族
監督:ポン・ジュノ
製作総指揮:ミキー・リー
製作:クァク・シネ、ムン・ヤングォン、ポン・ジュノ、チャン・ヨンファン
脚本:ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン
撮影:ホン・ギョンピョ
照明:キム・チャンホ
録音:ウン・ヒス
整音:チェ・テヨン
美術:イ・ハジュン
衣装:チェ・セヨン
化粧:キム・ソヨン
効果:ホン・ジョンホ
編集:ヤン・ジンモ
色彩補正:カン・サンウ
音楽:チョン・ジェイル
撮影機材:ARRIFLEX ALEXA
出演:ソン・ガンホ、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジン、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、イ・ジョンウン、パク・ミョンフン、パク・ソジュン
2019年韓国・パルンソンE&A/シネスコサイズ・カラー132分デジタルシネマ
2019年第72回カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞受賞
2020年第92回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞受賞
公式サイト

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