映画「欲情の扉」


シャロン・ストーン                                        クリストファー・カザノフ

今回はドン・シャープ監督1988年製作のテレビ映画「欲情の扉(TEARS IN THE RAIN)」をピックアップした。
イギリスYORKSHIRE TELEVISIONで製作された本作のDVDは、アメリカ放映版編集のポジテレシネしたものである。アメリカで作るテレビ映画はテレビ局数が膨大なので、35mmフィルムで撮影されるが、1980年代まで日本のテレビ映画は、16mmネガフィルムで撮影され、編集してテレビ局に完成ポジフィルムで納入しテレシネは局側で行っていた。本作の内容は、日本のテレビ・ワイド劇場と同程度のベタな物語である。


モーリス・デナム

【ストリー】
母親を亡くし身寄りがなくなったケイシー(シャロン・ストーン)は母の遺書に託されたロンドンのブリード卿(モーリス・デナム)を訪ねる。何故か、あまりにも冷酷な対応に心を痛めるケイシー。そこに現れたブリード卿の息子マイケル(クリストファー・カザノフ)と恋に落ち、たちまち肉体関係になる。しかし、ブリード卿とケイシーの母が戦時中、恋仲だった事が発覚。マイケルとケイシー二人は本当に兄妹なのか…二人の禁じられた恋の行方は?!

題名:TEARS IN THE RAIN
邦題:欲情の扉
監督:ドン・シャープ
製作:キース・リチャードソン
原作:パメラ・ウォーレス
脚本:マイケル・ラッセル
撮影:ケン・ウェストバリー
衣装:アン・ハリウッド
編集:テディ・デスビィス
音楽:バリー・ガード
フィルム:イーストマンコダック
現像:ランクフイルム(Rank Film Laboratories)
出演:シャロン・ストーン、クリストファー・カザノフ、リー・ローソン、ポール・デインマン、モーリス・デナム、アンナ・マッセイ、コレット・スティーヴンソン、ステファニー・コール
1988年イギリス(YORKSHIRE TELEVISION)・アメリカ/スタンダードサイズ・カラー97分16mmフィルム [日本劇場未公開]
欲情の扉 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


欲情の扉(TEARS IN THE RAIN)

映画「フレンジー」


ジョン・フィンチ                    バリー・フォスター

今回は巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督1972年製作「フレンジー(FRENZY)」をピックアップする。
本作は、ヒッチコック監督が、生まれ故郷のロンドンに帰ってアーサー・ラ・バーン氏の原作を映画化したサスペンスだ。ロケ撮影は、当時青物市場だったコヴェントガーデンで行われ、セット撮影は、パインウッド・スタジオが使われたそうだ。


バーバラ・リー・ハント           アンナ・マッセイ、ジョン・フィンチ

【ストリー】
ロンドンを流れるテムズ河岸に、首に縞柄のネクタイをまきつけた全裸の女の死体が打ちあげられた。その頃、リチャード・ブラニー(ジョン・フィンチ(は勤め先の酒場をクビになり、友人のラスク(バリー・フォスター)のところにやってきた。それから2年前に離婚したブレンダ(バーバラ・リー・ハント)の経営する結婚相談所にきて、自分の不遇を訴えた。翌日、ブレンダのオフィスにロビンソンという偽名を使ってラスクがやってきてブレンダ(バーバラ・リー・ハント)を凌辱し、ネクタイで絞殺した。ラスクが帰って数分後、ブラニーが訪れたが、鍵がかかっていたため引き返そうとする姿をブレンダの秘書(ジーン・マーシュ)が目撃した。そのために彼は殺人犯として追われる身になった。ブラニーは酒場で一緒に働いていたバブス(アンナ・マッセイ)を誘ってホテルに泊まったが、支配人に通報され危機一髪で脱出した。その途中、戦友のポーター(クライヴ・スウィフト)に会いパリ行きを持ちかけられ、翌日ビクトリア駅で落ちあうことにした。酒場をやめたバブスは、ラスクに自分の部屋があくから自由に使えと勧められ、彼女もラスクの手によってネクタイで絞殺された。彼は、バブスの死体をジャガイモ袋につめてトラックに投げ込んだが、殺す間際にネクタイピンをもぎとられたことを知り、発車したトラックに飛び乗った。かろうじてトラックを脱すると、開かれた袋からジャガイモが続々ころがり、深夜の路上にバブスの裸の死体が転がり落ちた。オックスフォード刑事(アレック・マッコーエン )は続々証拠固めを進め、ブラニーを追っていた。バブスが殺されたことを知り、戦友からも見はなされたブラニーは救いをラスクに求め、青果市場へやってくる。ラスクはブラニーを自分の部屋にかくまい、彼のバッグにバブスの服をつめ、警察に密告した。ブラニーの無罪は立証できず判決を受けるが、オックスフォード警部は、最後まで“覚えていろラスク”とわめき続けるブラニーを思いだし、何かしっくりこなかった。刑務所内で頭を打って病院に送られたブラニーは、ラスクに復讐するために病院を脱走。この頃ラスクを調べ、証拠をつかみ始めた警部は、ブラニーの脱走を聞きラスクのアパートに向かった。ブラニーは、ラスクのベッドを鉄棒でなぐりつけた。しかし毛布の下には全裸の女の死体があるだけだった。警部が部屋に足をふみ入れる。その時、死体をつめ込むために箱を持ってきたラスクが部屋に入ってくる……。これでやっとブラニーは無罪が立証され、晴れて自由の身になった。


ジョン・フィンチ、バリー・フォスター         バリー・フォスター

題名:FRENZY
邦題:フレンジー
監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:アーサー・ラ・バーン
脚本:アンソニー・シェーファー
撮影:ギル・テイラー
編集:ジョン・シンプソン
音楽:ロン・グッドウィン
出演:ジョン・フィンチ、アレック・マッコーエン、バリー・フォスター、バーバラ・リー・ハント、アンナ・マッセイ、ヴィヴィアン・マーチャント、ジーン・マーシュ、クライヴ・スウィフト、ビリー・ホワイトロー
1972年イギリス/ビスタサイズ・テクニカラー116分35mmフィルム
フレンジー -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


アレック・マッコーエン               ジョン・フィンチ


アルフレッド・ヒッチコック監督「フレンジー(FRENZY)」撮影風景