映画「マグニフィセント・セブン」


デンゼル・ワシントン

アントワーン・フークア監督2016年製作「マグニフィセント・セブン(THE MAGNIFICENT SEVEN)」が2017年1月27日に日本で劇場公開され、私は31日にTOHOシネマズ日本橋スクリーン5でDCP上映で観て来た。
本作の予告編は昨年夏頃からYouTubeなどで公開され、私はカレンダーに公開日をマークし期待していた作品だ。内容は黒澤明監督「七人の侍(1954年)」と同作をリメイクした「荒野の七人(THE MAGNIFICENT SEVEN/1960年ジョン・スタージェス監督)」を原案にしたハリウッド・ウエスタンだ。撮影は2015年3月から8月まで64日かけてルイジアナ州バートン・ルージュ、セイント・フランシスヴィル、ザッカリーで行われたそうだ。

マカロニウエスタン(イタリア製西部劇)を長年見続けて来た私にとって、本作は物足りなかった。何より悪役のキャラが全然立ってない。このインパクトがないとカタルシスが生まれず、復讐の銃弾が弱まり、ガンファイトが浮いて見えるのだ。
例えばセルジオ・レオーネ監督の1965年製作「夕陽のガンマン(FOR A FEW DOLLARS MORE)」では、ジャン・マリア・ヴォロンテ、クラウス・キンスキー、ルイジ・ピスティッリ、アルド・サンブレルなどの名俳優・悪役が佇むだけで成立している。これがないとクリント・イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフのガンファイトにカタルシスを感じ得なかっただろう。本作の銃器、衣装、セットの考証は、ハリウッド製作で流石と思うが、作品は凡作である。特に脚本と配役が残念だった。


マグニフィセント・セブン(THE MAGNIFICENT SEVEN)

イ・ビョンホン

【ストリー】
悪漢バーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガード)によって牛耳られ、絶望を感じながら生きているローズ・クリークの町の人々。住民の一人であるエマ・カレン(ヘイリー・ベネット)は、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのジョシュ(クリス・プラット)、流れ者、拳銃の達人といった7人の男を雇って、バーソロミューの手から町を救い出すように頼む。金のためと割り切って戦いに身を投じるサムやジョシュだったが……。

題名:THE MAGNIFICENT SEVEN
邦題:マグニフィセント・セブン
監督:アントワーン・フークア
製作総指揮:ブルース・バーマン、アントワーン・フークア、ウォルター・ミリッシュ、ベン・ウェイスブレン
製作:ロジャー・バーンボーム、トッド・ブラック
原作:黒澤明、橋本忍、小国英雄「七人の侍」
脚本:ニック・ピゾラット、リチャード・ウェンク
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:ジョン・ルフーア
音楽:ジェームズ・ホーナー、サイモン・フラングレン
フィルム:イーストマン・コダック
撮影機材:パナビジョン
現像:テクニカラー
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センズメアー、ピーター・サースガード
2016年アメリカ/シネスコサイズ・カラー133分35mmフィルム
マグニフィセント・セブン -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


マグニフィセント・セブン(THE MAGNIFICENT SEVEN)

マグニフィセント・セブン(THE MAGNIFICENT SEVEN)

映画「REDリターンズ」

REDリターンズREDリターンズ
ブルース・ウィリス                ジョン・マルコヴィッチ

今回はディーン・パリソット監督2013年製作「REDリターンズ(RED2)」をピックアップした。
本作は興業的ヒットをした「レッド」の続編で、2012年9月に街並みがヨーロッパに似ている事からモントリオールで主要撮影が始まり、10月半ばにパリ、さらに同月末にはロンドンに移ったそうだ。日本では2013年11月に劇場公開された。

REDリターンズREDリターンズ
アンソニー・ホプキンス           キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

【ストリー】
超極秘任務を担ってきた元CIAエージェントのフランク・モーゼズ(ブルース・ウィリス)は、引退後、恋人のサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)とともに憧れていたごく普通の生活を楽しんでいた。そこへ、元相棒のマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)が現れ、新たなミッションにしつこく誘う。全く乗り気じゃないフランクはこの誘いを断った矢先、マーヴィンの車が爆発。彼の葬儀に参列し悲しみに暮れる間もなく、フランクは突如FBI捜査官に連行される。ナイトシェードという計画について問いただされるが、フランクはシラを切る。そこへゴードン(ニール・マクドノー)ら特殊部隊がフランク抹殺のため襲撃を仕掛け、あわやというところを死んだはずのマーヴィンとサラに助けられる。米ソ冷戦時代に核爆弾の部品を密輸し現地モスクワで完成させるという計画・ナイトシェードについての機密文書が機密情報公開サイト、ウィキリークスにアップされたらしい。フランクとマーヴィンは当時ナイトシェード計画の責任者である物理学者エドワード・ベイリー博士(アンソニー・ホプキンス)の護衛にあたっていたが、博士は暗殺されてしまった。フランクとマーヴィンは行方不明の核爆弾を奪った容疑者として国際手配され、各国の諜報機関から狙われていた。英国諜報局MI6からも、韓国人の殺し屋ハン・チョパイ(イ・ビョンホン)と、2人のことをよく知るスナイパーのヴィクトリア(ヘレン・ミレン)のもとに命令が下る。フランクはかつて深い関係にあったロシア諜報機関のカーチャ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の協力を受け、MI6によるナイトシェード計画の報告書を入手。それによると、ベイリー博士は死んでおらず、25年にもわたり幽閉されているとのことだった。ロンドンに到着した一行は、彼らの無実を信じるヴィクトリアを仲間に加え、ベイリー博士を救出。しかし彼は認知症を患っている様子だった。MI6の隠ぺい工作に疑問を持ったフランクらは、今もどこかへ隠されている核爆弾を探しにモスクワへ向かう……。

REDリターンズREDリターンズ
イ・ビョンホン                   ヘレン・ミレン

題名:RED2
邦題:レッドリターンズ
監督:ディーン・パリソット
製作総指揮:ジェイク・マイヤーズ、デイヴィッド・レディ
製作:ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ、マーク・ヴァーラディアン
脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
撮影:エンリケ・シャディアック
特撮:ムービング・ピクチャー・カンパニー
録音:グレッグ・ランデイカー、スティーヴ・マスロウ
美術:ジム・クレイ
衣裳:ベアトリス・アルナ・パスツォール
キャラクター創造・原案:ウォーレン・エリス、カリー・ハムナー
キャスティング:デボラ・アキュラ、トリシア・ウッド
SFX/VFXスーパーバイザー:ジェームズ・マディガン
デジタルエフェクト:ILM
編集:ドン・ジンマーマン
音楽:アラン・シルヴェストリ 音楽監修:ジョン・ハウリハン
撮影機材:ARRIFLEX
現像:デラックスカラー
出演:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン
2013年アメリカ/シネスコサイズ・イーストマンカラー116分35mmフィルム
REDリターンズ [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

REDリターンズREDリターンズ
ヘレン・ミレン           メアリー=ルイーズ・パーカー、ブルース・ウィリス

REDリターンズREDリターンズ
グリーンバック合成撮影          ステディカムによる撮影