映画「マジック・イン・ムーンライト」


コリン・ファース                  エマ・ストーン

今回はウディ・アレン監督2014年製作「マジック・イン・ムーンライト(MAGIC IN THE MOONLIGHT)」をピックアップする。
本作は、1920年代の南フランスを舞台に、悲観主義者のイギリス人マジシャンと楽天主義者のアメリカ人女占い師の恋の行方を描いたものだが、演劇として舞台で展開してもおかしくない構成と脚本だと思う。映画的と言うより演劇的な作品である。


マジック・イン・ムーンライト(MAGIC IN THE MOONLIGHT)

【ストリー】
頭が固くて皮肉屋のイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びている。そんなある日、とある大富豪が入れあげているアメリカ人女占い師ソフィ(エマ・ストーン)の真偽のほどを見抜いてほしいと友人に頼まれ、早速スタンリーはコート・ダジュールの豪邸へ乗り込んでいく。ところが実際に対面したソフィは若く美しい女性で、スタンリーに“東洋のイメージが浮かぶ”などとあっと驚く透視能力を発揮。この世に魔法や超能力など絶対に存在しないという人生観を根底からひっくり返されたスタンリーは、笑顔も抜群にチャーミングなソフィに魅了されてしまうのだった。他人を騙し騙されまいとするマジシャンと、他人の心を見透かし見透かされまいとする占い師の駆け引きは次第に加速していくが、二人は素直に想いを打ち明けることができない。やがてその行く手には、大波乱が待っていた……。


マジック・イン・ムーンライト(MAGIC IN THE MOONLIGHT)

題名:MAGIC IN THE MOONLIGHT
邦題:マジック・イン・ムーンライト
監督:ウディ・アレン
製作:レッティ・アロンソン、スティーブン・テネンバウム、エドワード・ワルソン
脚本:ウディ・アレン
撮影:ダリウス・コンジ
美術:アン・セイベル
衣裳:ソニア・グランデ
編集:アリサ・レプセルター
フィルム:イーストマンコダック
撮影機材:パナビジョン
現像:デラックスカラー
出演:コリン・ファース、エマ・ストーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ハミッシュ・リンクレイター、サイモン・マクバーニー、ジャッキー・ウィーバー、エリカ・リーセン、キャサリン・マコーマック、ジェレミー・シャモス
2014年アメリカ・イギリス/シネスコサイズ・カラー98分35mmフィルム
マジック・イン・ムーンライト -DVD-
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マジック・イン・ムーンライト(MAGIC IN THE MOONLIGHT)

映画「地球は女で回ってる」


ウディ・アレン               地球は女で回ってる(DECONSTRUCTING HARRY)

今回はウディ・アレン監督・主演1997年製作「地球は女で回ってる(DECONSTRUCTING HARRY)」をピックアップする。
自分の私生活をネタにして数々のベストセラーをモノにしてきた小説家が、創造した登場人物たちを虚実を混ぜながら展開する構成は上手い。下衆な話が多い中でも宗教批判はウイットに豊んでいた。


ロビン・ウィリアムズ                           PANAFLEX 35 GOLD CAMERA

【ストリー】
ニューヨーク。小説家のハリー・ブロック(ウディ・アレン)は、最近スランプに陥っていた。ある日、既に別れた三番目の妻であるジェーン(エイミー・アーヴィング)の妹で、肉体関係があったルーシー(ジュディ・デイヴィス)が、ハリーの元に怒鳴り込んでくる。自分たちの関係をハリーが著作の中で暴露したためであった。翌日、精神分析医を訪れたハリーは、書きかけの短編の内容を打ち明ける。それはひとりだけピントがボケてしまう俳優メル(ロビン・ウィリアムス)の話であった。その足でやはり精神分析医をしている二番目の妻ジョーン(カースティ・アレイ)の元に向かったハリーは、明日、母校で行われる自分の表彰式に息子のヒリー(エリック・ロイド)を連れて行きたいと頼んだが、断られた。そこで親友のリチャード(ボブ・バラバン)と別れた恋人のフェイ(エリザベス・シュー)に同行を頼むが、フェイは冒険家のラリー(ビリー・クリスタル)と明日結婚式を挙げる予定であった。代わりにハリーは、娼婦のクッキー(ヘイゼル・グッドマン)に同行を頼む。そして翌朝、リチャードとクッキーと共に車を出したハリーは、途中で学校に寄り、ヒリーを車に乗せてしまった。道中、ヒリーを退屈させないように遊園地へ寄ったハリーは、そこで自分をモデルにした作中人物のケン(リチャード・ベンジャミン)と遭遇。また姉ドリス(キャロリン・エアロン)の家に寄った後には、ドリスとジョーンを合成した作中人物のヘレン(デミ・ムーア)が現れた。そして目的地の大学が近づいてきたが、到着寸前、リチャードが突然死してしまった。しかもハリーはヒリーを誘拐したとして警察に追われ、オマケにクッキーが麻薬を所持していたため逮捕されてしまった。留置所で地獄の妄想を見るハリー。それをラリーとフェイが保釈してくれた。そしてようやく大学の舞台に向かうハリー。そこには作中人物たちが拍手で彼を迎えていた。


エリック・ロイド、ウディ・アレン  地球は女で回ってる(DECONSTRUCTING HARRY)

題名:DECONSTRUCTING HARRY
邦題:地球は女で回ってる
監督:ウディ・アレン
製作総指揮:J・E・ボーケア
製作:ジーン・ドゥーマニアン
脚本:ウディ・アレン
撮影:カルロ・ディ・パルマ
美術:サント・ロカスト
衣装:スージー・ベインジガー
配役:ジュリエット・テイラー
編集:スーザン・イー・モース
撮影機材:パナビジョン
現像:DuArt Film Laboratories. プリント:テクニカラー
出演:ウディ・アレン、カースティ・アレイ、リチャード・ベンジャミン、ビリー・クリスタル、ジュディ・デイヴィス、マリエル・ヘミングウェイ、デミ・ムーア、エリザベス・シュー、ボブ・バラバン、ロビン・ウィリアムス、ヘイゼル・グッドマン、エリック・ロイド
1997年アメリカ/ビスタサイズ・カラー96分35mmフィルム
地球は女で回ってる -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


地球は女で回ってる(DECONSTRUCTING HARRY)

映画「誘惑のアフロディーテ」


ウディ・アレン                                            ミラ・ソルヴィーノ

今回はウディ・アレン監督・主演1995年製作「誘惑のアフロディーテ(MIGHTY APHRODYTE)」をピックアップする。
本作は可愛い養子の実の母親探しが、思わぬ騒動へと発展してしまう様を描いたロマンチック・コメディだ。撮影は「ハンナとその姉妹(1986年)」以来アレン作品のほとんどを手掛ける名匠カルロ・ディ・パルマ氏。


ヘレナ・ボナム・カーター、ピーター・ウェラー      ウディ・アレン、ミラ・ソルヴィーノ

【ストリー】
コロスの長(F・マーレー・エイブラハム)がレニー・ワインリブの悲劇の開幕を告げる。レニー(ウディ・アレン)はスポーツ・ライター、妻アマンダ(ヘレナ・ボナム・カーター)との間に子供はいない。アマンダが彼の反対を無視して養子をもらってしまうと、レニーは子供をマックスと名付け、アマンダの母(クレア・ブルーム)も驚く徹底した親馬鹿ぶりを発揮した。マックスは利発でハンサムで性格も最高の子供に育った。画廊につとめるアマンダに独立話が持ち上がり、後援者のジェリー・ベンダー(ピーター・ウェラー)と彼女の仲が気になるレニーは気まずい思いをする。彼はマックスの親は遺伝からいってさぞ理想的な人物のはずだという思い込みに取りつかれる。コロスは父を殺し、母と枕を交わしたオイディプス(ジェフリー・カーランド)の悲劇になぞらえて彼の軽率を警告する(かくして精神分析という産業が生まれた、とコロスは言う)が、レニーは好奇心を抑えきれずその母の消息を尋ねる。果して相手はなんと娼婦のリンダ・アッシュ(ミラ・ソルヴィーノ)。話をするだけのつもりだったレニーはすっかり彼女に圧倒され、なぜか彼女が忘れられず、彼女のアパートに通い、やがて親しい友人で相談相手になってしまう。リンダは女優志望だというが、出演はポルノ映画ばかり、ところが彼女はそれを何とも思っていない。レニーはバスケットボールの試合のキップをエサにリンダを娼婦の元締めから解放してやり、ボクサーの卵でタマネギ農家出身の純朴なケヴィン(マイケル・ラパポート)とお見合いまで設定、二人は恋に落ちる。一方レニーは浮浪者に扮した盲目予言者テレシウス(ジャック・ウォーデン)に、アマンダがジェリーの愛人になったと告げられる。レニーとアマンダは別居する。ケヴィンはリンダが娼婦だと知って怒って田舎に帰ってしまった。レニーは失恋したリンダを訪ね、ついに彼女と寝てしまうが、そのとき突然アマンダへの愛を自覚する。その頃アマンダも突然自分が愛しているのはジェリーではなくレニーだと気がつく。かくして夫婦は元のサヤに収まる。リンダはケヴィンの田舎を訪ねるが、追い返される。ところが帰り道、コロスが「ところで、デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)と言えば」と呟くと、突然彼女の目の前にヘリコプターが不時着。彼女はパイロットを車で送ってやる。彼は寛大な男で、彼女の過去を笑い飛ばして彼女と結婚した。そこへ予言者テレシアスが登場、秘められた意外な事実を明かす。実はリンダはレニーとの一度のセックスで妊娠した。彼女はその子を夫の子として出産していた。ある秋の午後、大きな玩具店でマックスを連れたレニーと、娘を乳母車に乗せたリンダがばたり出会った。二人はお互いに、相手が連れているのが自分の子だとは気づかないまま、挨拶を交わして別れていった。コロスは人生悲劇ばかりではないが、妙なことはいっぱいあると結論づけ、ミュージカル・ナンバー『When You’re Smiling』を歌い、踊り始める。


誘惑のアフロディーテ(MIGHTY APHRODYTE)

題名:MIGHTY APHRODYTE
邦題:誘惑のアフロディーテ
監督:ウディ・アレン
製作総指揮:ジーン・ドゥーマニアン、J・E・ボーケア
製作:ロバート・グリーンハット
脚本:ウディ・アレン
撮影:カルロ・ディ・パルマ
美術:サント・ロカスト
衣装:ジェフリー・カーランド
記録:ヘレン・ロビン
編集:スーザン・E・モース
音楽:ディック・ハイマン
出演:ウディ・アレン、ミラ・ソルヴィノ、ヘレナ・ボナム=カーター、マイケル・ラパポート、ピーター・ウェラー、ジャック・ウォーデン
1995年アメリカ/ビスタサイズ・カラー94分35mmフィルム
1996年第68回アカデミー賞助演女優賞受賞(ミラ・ソルヴィノ)
誘惑のアフロディーテ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


誘惑のアフロディーテ(MIGHTY APHRODYTE)

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