映画「ガンマン牧師」


ガイ・マディソン                 リチャード・ハリソン

今回はレオン・クリモフスキー監督1972年製作「ガンマン牧師(REVERENDO COLT)」をピックアップする。
出演は「五匹の用心棒(1966年)」「荒野のお尋ね者」のガイ・マディソン、「墓標には墓標を(1964年)」「必殺のプロガンマン(1966年)」のリチャード・ハリソン、「七人の特命隊」「ケオマ・ザ・リベンジャー」のエンツォ・G・カステラーリ監督の実兄であるエンニオ・ジロラーミ、「荒野の一つ星」のゲルマン・コボスなど。

アメリカ・イタリア両国でウエスタン・スター  ガイ・マディソン
本作の主演俳優ガイ・マディソンは、海軍に従軍していた1944年当時、休暇を利用してハリウッドのラジオ放送を見学していた際、スカウトされて芸能界へ進む事となった。演技経験のないマディソンは、舞台、テレビ、映画への出演を積み重ねながら演技力を磨き、1951年から8年にわたって放送されたテレビシリーズ「Adventures of Wild Bill Hickok」の主役となる保安官役に抜擢され、1953年にゴールデン・グローブ賞を受賞。1960年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにその名が刻まれたのである。しかし、その後、「五匹の用心棒(1966年)」「荒野のお尋ね者(1967年)」などでも主人公を演じたマディソンは、マカロニ・ウエスタンのテクニカルアドバイザーにも就任している。イタリアを中心に約30作の作品に出演した彼は、1970年代後半に帰国してテレビドラマなどに出演していたが、1988年に交通事故で大怪我を負い、芸能界から引退し1996年に死去した。
(マカロニウエスタン傑作DVDプロダクションノートより)


ゲルマン・コボス            エンニオ・ジロラーミ、マリア・サルレノ

【ストリー】
かつて賞金稼ぎとして名を馳せたミラー・コルト(ガイ・マディソン)が、牧師として教会を建てるために町へやって来た。その直後、強盗団が町の銀行を襲撃し、銀行員を殺害した上。大金を奪って逃亡。町の人々は、ミラーを犯人の一味だと決めつけ「人殺し」と罵る。そんな中、ドノバン保安官(リチャード・ハリソン)の許可を得て強盗団の追跡を始めたミラーは、強盗団に襲われていた、南軍の金庫を馬車で運ぶ「幌馬車隊」を援護射撃し、彼らと共に古い砦に籠城するのだった………….。


クリス・ヒュエルタ、マリア・マーティン ゲルマン・コボス、マリア・マーティン、マリア・サルレノ、アルフォンソ・ロハス

題名:REVERENDO COLT
邦題:ガンマン牧師
監督:レオン・クリモフスキー
製作:マリノ・ジロラミ
脚本:マヌエル・マルチネス・レミ、ティト・カルピ
撮影:アルベルト・フシ
編集:アントニオ・ギメーノ
音楽:ジャンニ・フェリオ(レディ・パーク)、ピエロ・ウミリアーニ
出演:ガイ・マディソン、エンニオ・ジロラーミ(トーマス・ムーア)、リチャード・ハリソン、ゲルマン・コボス、ジュゼッペ・カルティロ、ホセ・カナレハス、スティーヴン・テッド、ペルラ・クリスタル、マリア・マーティン、マリア・サルレノ、クリス・ヒュエルタ、アルフォンソ・ロハス
1972年イタリア・スペイン/ビスタサイズ・カラー90分35mmフィルム
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 49号 2018年 2/25号 [分冊百科]
2018年2月現在、DVDレンタルはありません。


ガンマン牧師(REVERENDO COLT)

ガンマン牧師(REVERENDO COLT)

「ガンマン牧師(REVERENDO 」※上の画はクリックすると別画面で拡大されます。

「ガンマン牧師(REVERENDO 」※上の画はクリックすると別画面で拡大されます。

映画「荒野のお尋ね者」


エドワード・バーンズ                 ガイ・マディソン

今回はE・G・ローランド(エンツィオ・G・カステラッリ=[本名:エンツィオ・ジロラーミ])監督1966年製作「荒野のお尋ね者(7 WINCHESTER PER UN MASSACRO)」をピックアップする。本作はエンツィオ・G・カステラッリ氏28歳の時のデビュー作である。当初、彼はブレイク前のロバート・レッドフォードに出演を依頼しシナリオまで送っていたが、プロデューサーのエドモンド・アマティがエドワード・バーンズにオファーを内諾していた為に実現しなかった。本作公開の3年後、ロバート・レッドフォードは「明日に向って撃て!」で大ブレイクを果たした。

エンツィオ・G・カステラッリの映画ファミリー
本作のエンツィオ・G・カステラッリ監督の父親は、ギルバート・ローランド主演のマカロニ・ウエスタン「十字架の用心棒(1968年)」をはじめ。生涯に70本以上の監督を務めたマリノ・ジロラーミである。彼の弟で、カステラッリの叔父にあたるロモロ・グェッリエリは「皆殺し無頼」「七匹のプロファイター(1966年)」「二匹の流れ星」「黄金の三悪人(1967年)といったマカロニ・ウエスタンを手掛けた名監督。さらに「荒野のお尋ね者」でマチャマコを演じたトーマス・ムアは、「十字架の用心棒」にも出演したカステラッリの実兄エンニオ・ジロラーミであり、彼は後に「ジョニー・ハムレット(1968年)」「ジョーンズ・リターンズ(1980年)」「マッドファイター(1983年)」といったカステラッリ監督作の他、本作にも登場したガイ・マディソン主演、ジロラーミ製作の「ガンマン牧師(1972年)」などに出演した。またカステラッリ監督の娘ステファニア・ジロラーミも9歳となった1972年に子役として映画デビューを果たし、父が監督した「死神の骨をしゃぶれ(1973年)」ではフランコ・ネロの娘役を演じた。彼女は現在、テレビドラマの演出や映画の助監督として活動している。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


ルイーザ・パラット

【ストリー】
1876年、南北戦争は終ったが、南軍の敗北を認めようとしないブレイク大佐(ガイ・マディソン)は四人の荒くれ者をひきつれてメキシコへと逃れた。しかし彼らは、決して愛国者というわけではなく、自らの利益のために殺りくと略奪をほしいままにし、いまでは賞金のかかったお尋ね者になっていた。法の目をのがれて、ブレイクたちは、南軍の軍用金20万ドルを血まなこになって探し求めていのだ。ある日スチュアート(エドワード・バーンズ)と名のる男が現われ、20万ドルの隠し場所を知っているといい、その金を資金に、南軍のため、もう一旗あげようと言うのだった。ブレイクは、はじめはスチュアートを信用しなかったが、彼のガンさばきにほれこんで一味に加え、20万ドル隠してるというドラゴンに向つて出発した。途中、メキシコ、アメリカ両軍の厳重な警戒網を突破し、一行はドラゴンの近くまで来ることが出来た。その時一味を襲った激しい銃声。捕えてみると、それは意外にも美しい南部娘マヌエラ(ルイーザ・パラット)だった。彼女は一味を北軍とまちがえて狙撃したらしい。ブレイクは彼女の美しさに惹かれて仲間に加えた。しかし彼女は、実はスチュアートの恋人兼相棒だったのである。というのは、スチュアートは賞金稼ぎでブレイクたちを捕えるため、あらかじめ、町の保安官と打合わせてあったのである。しかし、まもなく、このことはブレイクの知るところとなり、保安官は殺され、スチュァートは拷問のすえ監禁されてしまった。一味は軍用金を探しだした。しかしそれは、南軍の軍票ばかりで、今では一文の値うちもない紙屑同様のものだった。怒り狂うブレイク一味の背後に、マヌエラに助けられてやってきたスチュアートが立っていた。一人、また一人、必殺の銃弾をあびせ続けた。翌日、莫大な賞金を得たスチュアートは、マヌエラとともに旅立っていった。

題名:7 WINCHESTER PER UN MASSACRO
邦題:荒野のお尋ね者
監督:E・G・ローランド(エンツィオ・G・カステラッリ=エンツィオ・ジロラーミ)
製作:エドモンド・アマティ
脚本:E・G・ローランド、ティト・カルピ
撮影:アルド・ペネリ
編集:アントニエッタ・ジタ
音楽:フランチェスコ・デ・マージ 主題歌:ラオール
出演:エドワード・バーンズ、ガイ・マディソン、トーマス・ムーア、ルイーザ・パラット、ジュリオ・マクラニ、リク・ボイド
1966年イタリア/テクニスコープ・テクニカラー96分35mmフィルム
荒野のお尋ね者 -DVD-
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 2017年 4/9号
2017年4月現在、DVDレンタルはありません。


荒野のお尋ね者(7 WINCHESTER PER UN MASSACRO)

※上の画はクリックすると別画面で拡大されます。