映画「さらば愛しきアウトロー」
ロバート・レッドフォード シシー・スペイセク
今回はデヴィッド・ロウリー監督2018年製作「さらば愛しきアウトロー(THE OLD MAN & THE GUN)」をピックアップする。
本作はスーパー16mmフィルムで撮影されたハリウッドを代表する名優ロバート・レッドフォードの俳優引退作である。何とも味わい深い内容であり、有終の美であった。主要な撮影は、2017年4月3日にオハイオで開始したそうだ。
ケイシー・アフレック
【ストリー】
1980年代、アメリカ。ポケットに入れた拳銃をチラリと見せるだけで、微笑みながら誰ひとり傷つけず、目的を遂げる74歳の銀行強盗フォレスト・タッカー(ロバート・レッドフォード)。被害者のはずの銀行の窓口係や支店長は彼のことを「紳士だった」「礼儀正しかった」と口々に誉めそやす。一度も人を傷つけず、2年間で93件もの銀行強盗を成功させたフォレスト。事件を担当するジョン・ハント刑事(ケイシー・アフレック)も、追いかければ追いかけるほど、彼の生き方に魅了されていくのだった。そして、フォレストが堅気ではないと感じながらも、心を奪われてしまった恋人も……。そんななか、フォレストは仲間のテディ(ダニー・グローヴァー)とウォラー(トム・ウェイツ)と共に、金塊を狙った大仕事を計画、まんまと成功させる。しかし、“黄昏ギャング”と大々的に報道されたために、予想もしなかった危機にさらされてゆく……。
題名:THE OLD MAN & THE GUN
邦題:さらば愛しきアウトロー
監督:デヴィッド・ロウリー
製作総指揮:パトリック・ニュウォール、ルーカス・スミス、ジュリー・ゴールドスタイン、ティム・ヘディントン
製作:ビル・ホルダーマン、アンソニー・マストロマウロ、ドーン・オストロフ、ロバート・レッドフォード、ジェレミー・ステックラー、ジェームズ・D・スターン
原作:デヴィッド・グラン
脚本:デヴィッド・ロウリー
撮影:ジョー・アンダーソン
美術:スコット・クジョー
衣裳:アネル・ブロデュール
音楽:ダニエル・ハート
編集:リサ・ゼノ・チューギン
撮影機材:オットー メネッツ インターナショナル
フィルム:イーストマンコダック
現像:テクニカラー、FOTOKEM
出演:ロバート・レッドフォード、シシー・スペイセク、ケイシー・アフレック、ダニー・グローヴァー、ティカ・サンプター、トム・ウェイツ、エリザベス・モス、イザイア・ウィットロック・Jr、キース・キャラダイン
2018年アメリカ/シネスコサイズ・カラー93分
さらば愛しきアウトロー(THE OLD MAN & THE GUN)