マカロニウエスタン傑作映画DVD「ケオマ・ザ・リベンジャー」



ケオマ・ザ・リベンジャー(KEOMA)フランコ・ネロ

フランコ・ネロ                                        ウディ・ストロード

朝日新聞出版より10月12日発売の「マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション」第40号が届いた。二作品のうち今回はエンツォ・G・カステラッリ監督1977年製作「ケオマ・ザ・リベンジャー(KEOMA)」をピックアップする。
出演は「続・荒野の用心棒」「真昼の用心棒」「ガンマン無頼」のフランコ・ネロ、「ウエスタン」のウディ・ストロード、「野獣暁に死す」「西部悪人伝」のウィリアム・バーガー、「ハチェット無頼」「荒野の処刑」のドナルド・オブライエンなど。
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 40号 2017年 10/22号 [分冊百科]


ウィリアム・バーガー               オルガ・カルラトス

カステラッリ監督が受け取ったオスカー
本作のエンツォ・G・カステラッリ監督は、ジョージ・イーストマンから撮影開始の2日後に届けられた台本を読んで激怒した。事前に打ち合わせした筈の構想と大きく食い違っていたからである。主演のフランコ・ネロは次回作の予定が決まっている為、撮影延期は不可能だった。そこでカステラッリは、「台本を日々考えながら同時に撮影する」という大胆な方法を余儀なくされたのだ。こうして手探りで始められた撮影は困難を極めたが、カステラッリは、ネロ、そしてサムを演じたアメリカ人俳優ジョシュア・シンクレアとの打ち合わせを重ねる事で決められてゆく台詞に手応えを感じていた。ライター経験のあるシンクレアは、シャノン兄弟の父親が殺された後の演説などを発案。ネロも積極的に意見を出し、エンディングでのケオマの決め台詞は、友人の作家クレア・ハフェイカーが西部劇の為に書き、ネロが以前から使いたいと思っていた「….And a man who is free never dies(自由な人間は決して死なない)」が選ばれている。一切の妥協をせずに進められ、ついに完成した本作のクランクアップ後、彼が口説き落として出演が実現したウディ・ストロードに、「あなたの指導は、ジョン・フォードを彷彿させた。おめでとう」との言葉をかけられたカステラッリは、「気絶しそうになった。あの言葉は私のオスカーだ」と語っている。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


ジョンシュア・シンクレア、オルゾ・マリア・クエリーニ、アントニオ・マルシーナ         ガブリエラ・ジャコブ

フランコ・ネロの次回作が決定!?
本作のエンツォ・G・カステラッリ監督は、主人公”KEOMA”という名前について、ジョージ役を演じたウディ・ストロードが、本作の撮影時にイタリアに持参した一冊の本に基づいて命名したと語っている。この本の中で、卑劣な殺され方をする悲劇のアメリカ・インディアンの女性の名”ケオマ”は、部族語で”自由”を意味すると聞き、本作の題名に相応したいと考えたと言うのだ。(しかし、近年のインタビューで「この解釈は正確ではなかった」と述べている)。そんなカステラッリ監督は、本誌監修・蔵臼金助氏による2004年のインタビューで、自身の監督作品で最も好きな作品として、本作と「地獄のバスターズ(1978年)」の2作を挙げ、構想中の新作マカロニ・ウエスタン「IL QUARTO CAVALIERE(第四の騎士)」のプロットを披露している。「駅舎に隣接した朽ち果てた酒場が舞台だ。ミステリアスでダークな西部劇で、登場人物は7人。酒場の女主人、駅の電信係の老人、ギャンブラー、保安官と、護送される凶悪な囚人、そして若い日本人の男と、片腕の賞金稼ぎだ。冒頭は荒れ狂う海岸だ。そこに赤ん坊を抱いた瀕死の男がよろめいてな。タランティーノも役者として出てくれると言ってくれた。日本でロケしてもいいんだよ」……….。セルジオ・コルプッチが、”筋肉質のジェントルマン(Muscle Gentleman)”と渾名をつけた。カステラッリ監督の次回作に期待したい。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


ドナルド・オブライエン           フランコ・ネロ、ウディ・ストロード

※上の画はクリックすると別画面で拡大されます。


映画「ケオマ・ザ・リベンジャー」当ブログ2014年10月15日公開

ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
フランコ・ネロ

今回はエンツォ・G・カステラッリ監督1977年製作「ケオマ・ザ・リベンジャー(KEOMA)」をピックアップした。当時日本ではブームが去ったマカロニウエスタン後期の劇場未公開作品だ。本作の黙示録的終末感が色濃く漂う無法世界と二連ソードオフショットガンは「マッドマックス(MAD MAX/1979年オーストラリア/監督:ジョージ・ミラー/主演:メル・ギブソン)」の原点だったそうで、サム・ペキンパーばりのスローモーション撮影やフラッシュバックなど1960年代と作風が変わっていた。しかしフランコ・ネロは相変わらずカッコよかった。また「新・さすらいの用心棒」でジュリアーノ・ジェンマと共演したジョージ・イーストマンが脚本を担当しているのが興味深かい。

ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
フランコ・ネロ、ウィリアム・バーガー

【ストリー】
ネイティブ・アメリカンの血を引いたケオマは故郷の街へと帰り着く。だが彼の村は無残にも破壊され立ち去ろうとしたケオマだったが、道中で無法者から女性を助けてしまい、悪人の抗争に巻き込まれてしまう。さらに町は伝染病に侵され独裁者に支配されている事を知ったケオマは女性と街の為に闘うが、その先には幼い頃共に育った3兄弟との対決が待っていた。

ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
オルガ・カルラトス

題名:KEOMA
邦題:ケオマ・ザ・リベンジャー
監督:エンツォ・G・カステラッリ
製作:マノロ・ポロニーニ
脚本:ジョージ・イーストマン、エンツォ・G・カステラッリ、ニコ・ドゥッチ
撮影:アイアス・パロリン
特撮:ジョヴァンニ・コリドリ
衣装:マッシモ・レンティーニ
編集:ジャンフランコ・アミカッチ
音楽:グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス
出演:フランコ・ネロ、ウディ・ストロード、オルガ・カルラトス、ウィリアム・バーガー、ウディ・ストロード、ガブリエラ・ジャコブ、ジョンシュア・シンクレア、オルゾ・マリア・クエリーニ、アントニオ・マルシーナ、ドナルド・オブライエン
1977年イタリア/テクノスコープ・イーストマンカラー97分35mmフィルム[日本劇場未公開]
ケオマ・ザ・リベンジャー [DVD]

ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
ケオマ・ザ・リベンジャー(KEOMA)

映画「ケオマ・ザ・リベンジャー」


ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
フランコ・ネロ

今回はエンツォ・G・カステラッリ監督1977年製作「ケオマ・ザ・リベンジャー(KEOMA)」をピックアップした。
当時日本ではブームが去ったマカロニウエスタン後期の劇場未公開作品だ。本作の黙示録的終末感が色濃く漂う無法世界と二連ソードオフショットガンは「マッドマックス(MAD MAX/1979年オーストラリア/監督:ジョージ・ミラー/主演:メル・ギブソン)」の原点だったそうで、サム・ペキンパーばりのスローモーション撮影やフラッシュバックなど1960年代と作風が変わっていた。しかしフランコ・ネロは相変わらずカッコよかった。また「新・さすらいの用心棒」でジュリアーノ・ジェンマと共演したジョージ・イーストマンが脚本を担当しているのが興味深かい。

ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
フランコ・ネロ、ウィリアム・バーガー

【ストリー】
ネイティブ・アメリカンの血を引いたケオマは故郷の街へと帰り着く。だが彼の村は無残にも破壊され立ち去ろうとしたケオマだったが、道中で無法者から女性を助けてしまい、悪人の抗争に巻き込まれてしまう。さらに町は伝染病に侵され独裁者に支配されている事を知ったケオマは女性と街の為に闘うが、その先には幼い頃共に育った3兄弟との対決が待っていた。

ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
オルガ・カルラトス

題名:KEOMA
邦題:ケオマ・ザ・リベンジャー
監督:エンツォ・G・カステラッリ
製作:マノロ・ポロニーニ
脚本:ジョージ・イーストマン、エンツォ・G・カステラッリ、ニコ・ドゥッチ
撮影:アイアス・パロリン
特撮:ジョヴァンニ・コリドリ
衣装:マッシモ・レンティーニ
編集:ジャンフランコ・アミカッチ
音楽:グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス
出演:フランコ・ネロ、ウディ・ストロード、オルガ・カルラトス、ウィリアム・バーガー、ウディ・ストロード、ガブリエラ・ジャコブ、ジョンシュア・シンクレア、オルゾ・マリア・クエリーニ、アントニオ・マルシーナ、ドナルド・オブライエン
1977年イタリア/テクノスコープ・イーストマンカラー97分35mmフィルム[日本劇場未公開]
ケオマ・ザ・リベンジャー [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

ケオマ・ザ・リベンジャーケオマ・ザ・リベンジャー
ケオマ・ザ・リベンジャー(KEOMA)