映画「レッド・スパロー」


ジェニファー・ローレンス                ジョエル・エドガートン

今回はフランシス・ローレンス監督2018年製作「レッド・スパロー(RED SPARROW)」をピックアップする。
本作は、33年間CIAで工作員をしていたジェイソン・マシューズ原作のスパイ小説を映画化した女性スパイもの。
2017年に製作された「アトミック・ブロンド」とは対照的に、アクションシーンが少ないが、心理ゲームの展開が面白味を出している。


マティアス・スーナールツ

【ストリー】
事故によりバレリーナの道を絶たれてしまったドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、母を守るために自分の意に反して、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員になることを決意する。自らの肉体を使った誘惑や心理操作などを駆使し、情報を盗み出す女スパイ<スパロー>になるための訓練を受けるドミニカ。やがて、持ち前の美貌と明晰な頭脳で頭角を現したドミニカは、ロシアの機密事項を調査するCIA捜査官ナッシュ(ジョエル・エドガートン)に近づきミッションを実行。ふたりのスパイは互いに惹かれ合いながらも、騙し合いの連鎖へと陥っていく……。


レッド・スパロー(RED SPARROW)

題名:RED SPARROW
邦題:レッド・スパロー
監督:フランシス・ローレンス
製作総指揮:メアリー・マクラグレン、デイビッド・レディ、ギャレット・バッシュ
製作:ピーター・チャーニン、スティーブン・ザイリアン、ジェンノ・トッピング
原作:ジェイソン・マシューズ
脚本:ジャスティン・ヘイス
撮影:ジョー・ウィレムズ
編集:アラン・エドワード・ベル
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ
2018年アメリカ/シネスコサイズ・カラー140分デジタルシネマ
レッド・スパロー -DVD-
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レッド・スパロー(RED SPARROW)

映画「未来惑星ザルドス」


ショーン・コネリー

今回はジョン・ブアマン監督1974年製作「未来惑星ザルドス(ZARDOZ)」最悪作品賞をピックアップする。
本作はSF映画としているが、B級カルト映画に見えた。製作予算が100万ドルという事だが、理由にはならないチープさだ。
作品の賛否はいろいろあるが、私には理解でき難い内容だった。あの名優ショーン・コネリーさんが出演している事に驚いた。

【ストリー】
高度成長を遂げた社会は20世紀末に滅び、1990年にボルテックスと呼ばれる新しいコミューンが誕生し、それから300年経って、2293年を迎えた。ボルテックスとは、20世紀末の最高の科学者と知識人が高度な頭脳と技術を結集して作りあげた理想郷だった。ここに住む人たちは年をとらず、霊を基盤とする生活を営み、性欲はなくなっていた。彼らはエターナルス(永遠の人たち)と呼ばれていた。だがボルテックスの社会にも異分子がいた。永遠の生命に耐えられなくなり、痴呆状態で生き続ける恍惚人間たちと、思想的な罪を犯した罰により老人にさせられた人たちだった。ボルテックスと外界とは眼に見えない壁で仕切られていて、何者もボルテックスに侵入することは出来なかった。外界は荒涼たる別世界で、そこには人類の生き残りが獣のような最低の生活を営んでいた。彼らはボルテックスに住む人たちのために耕作をする、いうなれば奴隷で、無制限に繁殖することは許されず、定数をオーバーした場合、エクスターミネイターズ(撲殺者)と呼ばれる屈強な男たちが獣人狩りを行なっていた。また、外界の空中にはエターナルスが獣人たちのために作った巨大な首の形をした神像ザルドスが飛んでいた。獣人たちはザルドスを神と信じ、崇め畏れていたが、エターナルスたちはこれで獣人たちが収穫した穀物を運んでいた。ザルドスを直接にコントロールしているのはアーサー・フライン(ナイオール・バギー)というエターナルスで、ゼッド(ショーン・コネリー)はエクスターミネイターズの隊長だった。ボルテックスのコミューンで幅をきかせているのは女性である。特に指導者コンスエラ(シャーロット・ランプリング)、遺伝学者メイ(セーラ・ケステルマン)、預言者アバロウがほとんどの権力を掌握していた。ある日ゼッドは自分達がザルドスに裏切られていることを知り、ザルドスを操っているボルテックスの秘密を暴く復讐を決意した。ボルテックスに入るためにザルドス内に潜入したゼッドは神像を操るアーサーめがけて発砲、首尾よくボルテックス潜入に成功した。だがたちまち捕われの身となり、取調べを受けることになった。やがてフレッド(ジョン・アルダートン)という男性のエターナルスの案内でボルテックスに住む人たちの生活を見ることが出来た。例えばコミューンの理念を失った痴呆者や、反逆者として老人に転落した人たちの惨めな姿だ。そのフレッドも反対制的な言辞を弄する罪で反逆者の烙印をおされ、老人組に入れられてしまう。一方、遺伝学者メイは、強力な生殖力をもつゼッドに魅せられて、彼を救出した。コンスエラもメイと同じ思いだった。彼女たちは、ゼッドによってすでに枯渇していた性への欲求を呼びさまされたのだ。そのゼッドの眼に映ったボルテックスは、所詮人間の理想郷ではなく、永遠の生命と引きかえに人間性を喪失していた。かくてゼッドは、彼に味方するアバロウやフレッドや生き返ったアーサー・フラインたちの力を借りてボルテックスの人々を解放するために立ちあがった。エクスターミネイターズが生に倦んだエターナルスたちを殺戮し、たちまち周囲は血の海となり死体の山が築かれていく。コンスエラとゼッドはザルドス内に逃げ込み、生きのびた。数ヵ月後、コンスエラが赤ん坊を生んだ。そして次第に老いていく2人。やがてそこには1対の骸骨が転がっていた。

題名:ZARDOZ
邦題:未来惑星ザルドス
監督:ジョン・ブアマン
製作総指揮:チャールズ・オーム
製作:ジョン・ブアマン
脚本:ジョン・ブアマン
撮影監督:ジェフリー・アンスワース
撮影:ピーター・マクドナルド
美術:アンソニー・プラット
衣裳:クリステル・クルーズ・ブアマン
編集:ジョン・メリット
音楽:デイヴィッド・モンロー
撮影機材:パナビジョン
現像:RANK FILM LABORATORIES プリント:デラックスカラー
出演:ショーン・コネリー、シャーロット・ランプリング、セーラ・ケステルマン、ジョン・アルダートン、ナイオール・バギー、ボスコ・ホーガン、ジェシカ・スウィフト、ベアバー・ダウリング、タリストファー・キャッソン、レジナルド・ジャーマン
1974年イギリス/シネスコサイズ・カラー105分35mmフィルム
未来惑星ザルドス -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


未来惑星ザルドス(ZARDOZ)