映画「未来惑星ザルドス」


ショーン・コネリー

今回はジョン・ブアマン監督1974年製作「未来惑星ザルドス(ZARDOZ)」最悪作品賞をピックアップする。
本作はSF映画としているが、B級カルト映画に見えた。製作予算が100万ドルという事だが、理由にはならないチープさだ。
作品の賛否はいろいろあるが、私には理解でき難い内容だった。あの名優ショーン・コネリーさんが出演している事に驚いた。

【ストリー】
高度成長を遂げた社会は20世紀末に滅び、1990年にボルテックスと呼ばれる新しいコミューンが誕生し、それから300年経って、2293年を迎えた。ボルテックスとは、20世紀末の最高の科学者と知識人が高度な頭脳と技術を結集して作りあげた理想郷だった。ここに住む人たちは年をとらず、霊を基盤とする生活を営み、性欲はなくなっていた。彼らはエターナルス(永遠の人たち)と呼ばれていた。だがボルテックスの社会にも異分子がいた。永遠の生命に耐えられなくなり、痴呆状態で生き続ける恍惚人間たちと、思想的な罪を犯した罰により老人にさせられた人たちだった。ボルテックスと外界とは眼に見えない壁で仕切られていて、何者もボルテックスに侵入することは出来なかった。外界は荒涼たる別世界で、そこには人類の生き残りが獣のような最低の生活を営んでいた。彼らはボルテックスに住む人たちのために耕作をする、いうなれば奴隷で、無制限に繁殖することは許されず、定数をオーバーした場合、エクスターミネイターズ(撲殺者)と呼ばれる屈強な男たちが獣人狩りを行なっていた。また、外界の空中にはエターナルスが獣人たちのために作った巨大な首の形をした神像ザルドスが飛んでいた。獣人たちはザルドスを神と信じ、崇め畏れていたが、エターナルスたちはこれで獣人たちが収穫した穀物を運んでいた。ザルドスを直接にコントロールしているのはアーサー・フライン(ナイオール・バギー)というエターナルスで、ゼッド(ショーン・コネリー)はエクスターミネイターズの隊長だった。ボルテックスのコミューンで幅をきかせているのは女性である。特に指導者コンスエラ(シャーロット・ランプリング)、遺伝学者メイ(セーラ・ケステルマン)、預言者アバロウがほとんどの権力を掌握していた。ある日ゼッドは自分達がザルドスに裏切られていることを知り、ザルドスを操っているボルテックスの秘密を暴く復讐を決意した。ボルテックスに入るためにザルドス内に潜入したゼッドは神像を操るアーサーめがけて発砲、首尾よくボルテックス潜入に成功した。だがたちまち捕われの身となり、取調べを受けることになった。やがてフレッド(ジョン・アルダートン)という男性のエターナルスの案内でボルテックスに住む人たちの生活を見ることが出来た。例えばコミューンの理念を失った痴呆者や、反逆者として老人に転落した人たちの惨めな姿だ。そのフレッドも反対制的な言辞を弄する罪で反逆者の烙印をおされ、老人組に入れられてしまう。一方、遺伝学者メイは、強力な生殖力をもつゼッドに魅せられて、彼を救出した。コンスエラもメイと同じ思いだった。彼女たちは、ゼッドによってすでに枯渇していた性への欲求を呼びさまされたのだ。そのゼッドの眼に映ったボルテックスは、所詮人間の理想郷ではなく、永遠の生命と引きかえに人間性を喪失していた。かくてゼッドは、彼に味方するアバロウやフレッドや生き返ったアーサー・フラインたちの力を借りてボルテックスの人々を解放するために立ちあがった。エクスターミネイターズが生に倦んだエターナルスたちを殺戮し、たちまち周囲は血の海となり死体の山が築かれていく。コンスエラとゼッドはザルドス内に逃げ込み、生きのびた。数ヵ月後、コンスエラが赤ん坊を生んだ。そして次第に老いていく2人。やがてそこには1対の骸骨が転がっていた。

題名:ZARDOZ
邦題:未来惑星ザルドス
監督:ジョン・ブアマン
製作総指揮:チャールズ・オーム
製作:ジョン・ブアマン
脚本:ジョン・ブアマン
撮影監督:ジェフリー・アンスワース
撮影:ピーター・マクドナルド
美術:アンソニー・プラット
衣裳:クリステル・クルーズ・ブアマン
編集:ジョン・メリット
音楽:デイヴィッド・モンロー
撮影機材:パナビジョン
現像:RANK FILM LABORATORIES プリント:デラックスカラー
出演:ショーン・コネリー、シャーロット・ランプリング、セーラ・ケステルマン、ジョン・アルダートン、ナイオール・バギー、ボスコ・ホーガン、ジェシカ・スウィフト、ベアバー・ダウリング、タリストファー・キャッソン、レジナルド・ジャーマン
1974年イギリス/シネスコサイズ・カラー105分35mmフィルム
未来惑星ザルドス -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


未来惑星ザルドス(ZARDOZ)

映画「史上最大の作戦」


史上最大の作戦(THE LONGEST DAY)

史上最大の作戦(THE LONGEST DAY)

ジョン・ウェイン                         ヘンリー・フォンダ

今回はアンドリュー・マートン(アメリカ関連部分)、ケン・アナキン(イギリス関連部分)、ベルンハルト・ヴィッキ(ドイツ関連部分)の共同監督による1962年製作「史上最大の作戦(THE LONGEST DAY)」をピックアップする。本作は製作費1,200万ドルを投じた大作で、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツのオールスター・キャスト、スタッフでの陣容だ。撮影日数267日、65mmフィルム36万フィート(66時間分)という巨大な撮影プロジェクトであった。1990年に本作をテレシネした素材をスタンダードサイズにトリミングし着色したカラー版が、ノルマンディ上陸作戦50周年記念でフランスが制作した。


ロバート・ライアン               リチャード・バートン

【ストリー】
1944年6月4日未明セーヌ河の湾曲部にあるドイツ西部軍B師団司令部で、司令官ロンメル元帥(ヴェルナー・ハインツ)は家族の許へ帰ろうとしていた。連合軍の大陸侵入作戦を知らないわけではなかったが、ここ数週間は悪天候だし防御は完璧だった。同じ南部イングランドで300万近い連合軍を指揮するアイゼンハワー最高司令官は上陸作戦の日--D・DAYを決定しょうとしていた。遅い月の出と夜明け直後の干潮という絶対条件の揃うのは6月5~7日の3日間だが、英仏海峡は大しけが続いていた。5日は取り消され延期するとなれば19日か7月まで待たねばならない。最高首脳部会議は気象部員からの詳細な報告に基づき6日をD・DAYと最終決定した。フランスのレジスタンス向けの暗号放送は盗聴されたがヴェルレーヌの“秋の歌”が上陸作戦の開始を告げるものであることは覚えられなかった。5,000雙からなる大船団はノルマンディへ南下し午前0時15分、米軍空挺部隊の降下から上陸作戦の火蓋は切られた。5時半の海上からの攻撃開始を西部軍総司令部が知ったのはその30分前、情婦エヴァの側にあったヒトラーやヘルリンゲンの自宅にいたロンメルが知ったのは5時間後だった。防御陣地は判断を誤った作戦会議のために殆ど無用の長物と化したが、激浪に苦しめられてきた連合軍を海辺に釘づけにして多大な損害を与えた。しかし物量を誇る連合軍は内陸深く侵入し上陸舟艇はノルマンディの海を覆った。“上陸作戦の最初の24時間は決定的なものになるだろう--この日こそ連合軍にとっても我々にとっても一番長い日になるだろう”とロンメルに言わせた6月6日は史上最大の作戦をもった連合軍の圧倒的な勝利に終わり、ナチス・ドイツが崩壊し去る運命の日になった。

題名:THE LONGEST DAY
邦題:史上最大の作戦
監督:ケン・アナキン 、アンドリュー・マートン、ベルンハルト・ヴィッキ
製作総指揮:エルモ・ウィリアムス
製作:ダリル・F・ザナック、エルモ・ウィリアムズ
原作:コーネリアス・ライアン
脚本:コーネリアス・ライアン、ジェームズ・ジョーンズ、ジャック・セドン、デヴィッド・パーサル、ロマン・ギャリー
撮影:ジャン・ブルゴワン、アンリ・ペルサン、ワルター・ウォティッツ。ギイ・タバリー
特撮:ロバート・マクドナルド
美術:ヴィンセント・コルダ、テッド・ハワース、レオン・バルザック
衣装:ジョン・マッコリー
配役:モード・スペクター
スタント:エルモ・ウィリアムス、ノッシャー・パウエル
編集:サミュエル・E・ビートリー
音楽:モーリス・ジャール、ポール・アンカ 演奏:ミッチ・ミラー合唱団
現像:L.T.C(フランス)
出演::ジョン・ウェイン、クルト・ユルゲンス、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、リチャード・バートン、ジャン・ルイ・バロー、ショーン・コネリー、ヴェルナー・ハインツ
1962年アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス/シネスコサイズ・モノクロ179分70mmフィルム
史上最大の作戦 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


史上最大の作戦(THE LONGEST DAY)

【出演者】
(アメリカ側)
バンダーブーアト中佐:ジョン・ウェイン
コータ准将: ロバート・ミッチャム
ルーズベルト准将:ヘンリー・フォンダ
ジェイムズ・M・ギャビン准尉:ロバート・ライアン
駆逐艦艦長海軍中佐:ロッド・スタイガー
奇襲部隊長:ロバート・ワグナー
シュルツ一等兵:リチャード・ベイマー
ロバート・ヘインズ陸軍少将:メル・ファーラー
フラー軍曹:ジェフリー・ハンター
マーティーニ一等兵:サル・ミネオ
モリス一等兵:ロディ・マクドウォール
シーン中尉:スチュアート・ホイットマン
ニュートン大佐:エディ・アルバート
奇襲部隊員:ポール・アンカ
奇襲部隊員:フェビアン

(イギリス側)
空軍将校:リチャード・バートン
コリン・モード大尉:ケネス・モア
ロバット卿:ピーター・ローフォード
ジョン・ハワード:リチャード・トッド
パーカー准尉:レオ・ゲン
フラナガン一等兵:ショーン・コネリー
モンゴメリー大将:トレバー・リード

(フランス側)
ジャニーヌ・ボアタール:イリナ・デミック
コールビュ村長:ブールヴィル
ルーラン神父:ジャン・ルイ・バロー
フィリップ・キーファ司令官:クリスチャン・マルカン
尼僧長:ジャック・ルノー

(ドイツ側)
ブルメントリット少将: クルト・ユルゲンス
ロンメル元帥: ヴェルナー・ハインツ
ゲルト・フォン・ルンシュテット元帥:ベルナー・ハインツ
カフィークラッチュ軍曹:ゲルト・フレーベ
ロンメル夫人:ルト・ハウスマイスター

映画「理由」


ショーン・コネリー

ショーン・コネリー                 ケイト・キャプショー

今回はアーネ・グリムシャー監督1995年製作「理由(JUST CAUSE)」をピックアップする。
本作はアメリカ南部の街で起こった少女の殺人事件を背景に、濡れ衣を着せられた黒人青年を助けようと主人公が真相を追及する中、思いもよらぬ衝撃の事態に直面するというサスペンスドラマだ。プロットは良かったが、展開と結末が物足りない内容だった。ショーン・コネリーの娘に、スカーレット・ヨハンソン(子役)が出演している。


ブレア・アンダーウッド            ローレンス・フィッシュバーン

【ストリー】
死刑反対論者であるハーバート大学の法学部教授ポール・アームストロング(ショーン・コネリー)の許に、エヴァン・ジェリン(ルビー・ディー)という老婦人がやってきた。少女誘拐殺人の濡れ衣を着せられ、死刑監房に入れられている孫の命を助けて欲しいという彼女の申し出を一度は断ったポールであったが、もと弁護士の妻ローリー(ケイト・キャプショー)の説得で、事件の解明に乗りだすことに。フロリダに飛んだポールは刑務所のボビー・アール(ブレア・アンダーウッド)と面会、彼は警官タニー・ブラウン(ローレンス・フィッシュバーン)らの苛酷な取調べに屈し、自分が犯人であると告げたと語る。ポールは事件の起きた町オチョビーに赴き、閉鎖的な町の実体を垣間見る。そして黒人というだけで煙たがられていたボビーの身の上と、彼を犯人に仕立てるべくおざなりな捜査が行なわれていたことを確信する。再度刑務所に行ったポールはボビーの口から、同じ死刑囚にして連続殺人鬼のブレア・サリバン(エド・ハリス)こそ真犯人であると知らされ、そのブレアも誇らしげに自分がやったと語った。ボビーの無実を立証できる様々な証拠を手にしたポールは再審を要求、ボビーは勝訴し釈放された。ところが、ポールの妻ローリーと娘がボビーに誘拐される。ボビーの本当の目的はローリーを殺すことだった。ボビーは少女殺人事件の前にも犯罪を犯して逮捕されており、その時警官たちの虐待に遭って去勢されてしまった。その事件の担当弁護士がローリーだった。彼女を逆恨みしたボビーは復讐を決意するが、数年後に犯した少女殺しのため刑務所に入れられてしまった。目的を達成するためには無実を勝ち取って出所するしかない。そこで敏腕な法律学者であり、ローリーの夫でもあるポールに白羽の矢を立てたのだ。ポールは、ボビーが真犯人であると見抜いていたタニーと協力し、家族の命を救う。


エド・ハリス

題名:JUST CAUSE
邦題:理由
監督:アーネ・グリムシャー
製作総指揮:ショーン・コネリー
製作:リー・リッチ、アーネ・グリムシャー、スティーヴ・ペリー
原作:ジョン・カッツェンバック
脚本:ジェブ・スチュアート、ピーター・ストーン
撮影:ラホス・コルタイ
美術:パトリシア・フォン・ブランデンスタイン
編集:ウィリアム・A・アンダーソン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ショーン・コネリー、ローレンス・フィッシュバーン、エド・ハリス、ケイト・キャプショー、ブレア・アンダーウッド、ルビー・ディー、スカーレット・ヨハンソン
1995年アメリカ/シネスコサイズ・カラー102分35mmフィルム
理由 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


理由(JUST CAUSE)

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