映画「俺はサルタナ 銃と棺桶の交換」


ジョージ・ヒルトン                                       チャールズ・サウスウッド

今回はアンソニー・アスコット(本名:ジュリアーノ・カルニメーオ)監督1970年製作「俺はサルタナ 銃と棺桶の交換(C’E SARTANA,VENDI LE PISOTLA COMPARI LA BARA!)」をピックアップする。「砂塵に血を吐け」での初登場以降、ジャンニ・カルゴが4作にわたって演じてきた”サルタナ”役に「真昼の用心棒」のジョージ・ヒルトンが初めて挑んだ。「荒野の無頼漢」でもヒルトンと共演したチャールズ・サウスウッドが、もう一人のヒーロー”サバタ”役で登場する。

※サルタナ・シリーズ 主演:ジャンニ・カルゴ
1968年「Se incontri Sartana prega per la tua morte.[サルタナに出会ったら奴はお前の死を祈る]」
1969年「Sono Sartana,il vostro becchino.[俺はサルタナお前の葬式を執り行う]
1970年「Buon funcrale amigos!..paga Sartana.[良い葬式をアミーゴ葬式代はサルタナが支払う]」
1970年「Una Nuvola di polvere… un grido di mo.[邦題:サルタナがやって来る 虐殺の一匹狼]」

※サバタ・シリーズ
1970年「西部悪人伝(SABATA)」主演:リー・ヴァン・クリーフ
1971年「大西部無頼列伝(ADIOS,SABATA/SABATA2/INDIO BLACK)」主演:ユル・ブリンナー
1972年「西部決闘史(RETURN OF SABATA)」主演:リー・ヴァン・クリーフ

サバタが使用するM1866″イエローボーイ”
本作は、ジャンニ・カルゴが「砂塵に血を吐け」で演じ、その後、4本のキャラクター”サバタ”も登場する異色作である。最も、リー・ヴァン・クリーフが「西部悪人伝」で演じた黒ずくめの元祖サバタとは違い、本作でチャールズ・サウスウッドが演じるサバタは、正反対の白いスーツ姿だ。使用銃は、元祖サバタと同じM1866だが、本作では近接戦闘用に銃身・銃床を切り詰めた”メアズ・レッグ”([雌ロバの足]の意味。反動が凄まじく、蹴とばされている様だったため)となっている。ちなみに、マカロニ・ウエスタンに最も多く登場するライフルであるM1866は、西部開拓時代、真鍮フレームが黄色っぽく見える事から、先住民により”イエローボーイ”と呼ばれた。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


ネロ・バッツァフィーニ                                            ピエロ・ルリ

【ストリー】
賞金稼ぎのサルタナ(ジョージ・ヒルトン)は、マンタス(ネロ・バッツァフィーニ)率いる盗賊団が金を積んだ馬車を襲撃するものの、金を盗まずに去って行くところを目撃。
馬車を護衛していた賞金首の死体を保安官事務所に運び、5,000ドルを得たサルタナは、盗賊団が牛耳る町へ向かう。酒場に入り、「金」と「マンタス」という言葉を口にしたサルタナは、そこにいた男に「首を突っ込むと酷い目に遭うぞ」と脅されるが、難なく撃退する………….。

題名:C’E SARTANA,VENDI LE PISOTLA COMPARI LA BARA!
邦題:俺はサルタナ 銃と棺桶の交換
監督:アンソニー・アスコット(ジュリアーノ・カルニメーオ)
製作:セルジオ・ポレッリ
脚本:ティト・カルビ
撮影:ステルヴィオ・マッシ
音楽:フランチェスコ・デ・マージ
出演:ジョージ・ヒルトン、チャールズ・サウスウッド、ピエロ・ルリ、エリカ・ブラン、ネロ・バッツァフィーニ、カルロ・ガッティ、アルド・バルベリート、リンダ・シニ、フェデリコ・ボイド(リック・ボイド)、ルチアーノ・ロッシ
1970年イタリア/テクニスコープ・テクニカラー88分35mmフィルム [日本劇場未公開]
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 33号 2017年 7/16号 [分冊百科]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


エリカ・ブラン
俺はサルタナ 銃と棺桶の交換(C’E SARTANA,VENDI LE PISOTLA COMPARI LA BARA!)

俺はサルタナ 銃と棺桶の交換(C’E SARTANA,VENDI LE PISOTLA COMPARI LA BARA!)

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マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション「荒野の無頼漢」


ジョージ・ヒルトン                                                   チャ-ルス・サウスウッド

朝日新聞出版より6月22日発売の「マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション」第32号が届いた。二作品のうち今回はアンソニー・アスコット(本名:ジュリアーノ・カルニメーオ)監督1970年製作「荒野の無頼漢(TESTA T’AMMAZZO, CROCE…SEI MORTO! MI CHIAMANO ALLELUJA)」をピックアップする。原題は「お前を殺す…お前はもう死んだ…人呼んでハレルヤ」という意味である。当時のイタリアでヒットしたモンキー・パンチ原作のテレビアニメ「ルバン三世」を思わせる作風が好評を博し、1972年に本作と同じスタッフ&キャストで「続・荒野の無頼漢」が製作された。
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 31号 2017年 6/18号 [分冊百科]


アガタ・フローリ                                               ロベルト・カマルディエル

「ある愛の詩」の原曲(?)を作曲したチプリアーニ
本作の音楽を担当しているのは、甘く切ないメロディで日本でも人気を博した名曲作家ステルヴィオ・チプリアーニである。1937年8月20日にローマで生まれ、サンタ・チェチーリア音楽院卒業後、主にジャズ・ピアニストとして活動していたチプリアーニは、マカロニ・ウエスタン「ガンクレイジー(1966年)」で映画音楽家としてデビュー。仲介したのは、チプリアーニのヴォイス・トレーニングを受けていた同作の出演俳優トーマス・ミリアンだったという。以降、精力的な作曲活動を続けたチプリアーニは「荒野の無頼漢」を手掛ける数ヶ月前もエンリコ・マリア・サレルノ監督の「ベニスの愛(1970年)」の主題歌を作曲したのだが、この曲が大ヒットしたアーサー・ヒラー監督の「ある愛の詩」の主題歌に酷似しているとして、世界的な”盗作騒動”に巻き込まれてしまう。
しかも「ある愛の詩」の作曲者は「男と女(1966年)」「パリのめぐり逢い(1967年)」などで名声を得ていたフランシス・レイであり、同作が1970年度のアカデミー賞作曲賞を受賞した事もあって、チプリアーニに疑惑の目を向ける人々も多かった。しかし「ベニスの愛」は「ある愛の詩」の約半年前に完成していた事が証明され、レイは「ベニスの愛」に影響を受けた事を認めてチプリアーニ側に謝罪。慰謝料として「栗色のマッドレー(1970年)」のサウンド・トラックの版権を譲渡した事で、騒動に終止符が打たれたのだった。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)

“死のタバコを発案したチャールズ・サウスウッド”
本作でアレクセイ・ワシーロビッチ皇太子を演じているチャールズ・サウスウッドは、1937年8月30日にロサンゼルスで生まれ、大学は哲学を専攻。卒業後に渡ったフランスで湾岸労働者、自動車保険のセールスマンとして働き、移り住んだイタリアで経験したエキストラ出演をきっかけに、映画俳優となったという経歴の持ち主である。その後、1981年の米仏合作映画「Documenteur」を最後に俳優業を引退してアメリカに戻ったサウスウッドは1980年代の後半、斬新な事業計画を発案する。タバコの有害性を世間に訴えるべく「死のタバコ(Death Cigarettes)」と名付けた辛口のタバコを、ドクロ(頭蓋骨)を描いた真っ黒な箱に入れて売り出そうというのだ。ところが、このアイディアを大手タバコメーカーが受け入れる筈もなく、サウスウッドはアメリカ発売を諦めて再び渡欧。ようやく販売を決めたオランダの小さなタバコ会社が、大企業の圧力によって白紙撤回するという挫折を味わったものの、イギリスのタバコ会社”Enlightened Tobacco Company”が興味を示し、1991年、念願の発売が実現したのである。その後、”死のタバコ”は、サウスウッドの思惑とは裏腹にイギリスのパンクロッカーを中心に人気銘柄となり、1994年にはF1グランプリに新規参入したパシフィック・レーシングのスポンサー契約が実現の一歩前まで迫った。しかし、アイルトン・セナ(ウィリアムズ・ルノー)の事故死の影響もあって契約が破棄された矢先、古くから”Black Death”というウォッカを販売していたルクセンブルグの酒造メーカーから「パッケージが似ている」との訴訟を起こされてしまう。かくして「死のタバコ(Death Cigarettes)」は販売中止に追い込まれ、サウスウッドは一切の事業を捨ててオレゴン州で物理学の研究に没頭。2009年8月8日、71歳でこの世を去ったのだった。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


荒野の無頼漢(TESTA T’AMMAZZO, CROCE…SEI MORTO! MI CHIAMANO ALLELUJA)

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映画「荒野の無頼漢」当ブログ 2014年8月25日公開
荒野の無頼漢
ジョージ・ヒルトン

今回はアンソニー・アスコット(本名:ジュリアーノ・カルニメーオ)監督1970年製作「荒野の無頼漢(TESTA T’AMMAZZO, CROCE…SEI MORTO! MI CHIAMANO ALLELUJA)」をピックアップした。

荒野の無頼漢荒野の無頼漢
ジョージ・ヒルトン                アガタ・フローリ

真昼の用心棒」 のジョージ・ヒルトンが主演している本作は、ミシンの格好をしたミシンガンなるギミックを始めシスターに扮する女スパイのアガタ・フローリーがガーターに 通信機仕込んであっ て電柱に登って通信したり(写真右)、チャ-ルス・サウスウッド扮するバラライカを弾きながら現れるロシア皇帝の皇太子と言い張りコサックダンスをす る…..などコメディタッチに徹した70年代マカロニウエスタンだ。

荒野の無頼漢
アガタ・フローリ

チュニジア出身の美人女優アガタ・フローリは、1964年にデビューし、本作のプロデューサーであるダリオ・サバテロと後に結婚し1974年に引退したそうだ。

【アガタ・フローリ出演(マカロニウエスタンのみ)】
「禿鷹のえさ(7 GUNS FOR THE MACGREGORS/1966年)」
「殴りこみ兄弟(7 WOMEN FOR THE MACGREGORS/1967年)」
荒野の無頼漢(TESTA T’AMMAZ/1970年)」
「続・荒野の無頼漢(IL WEST TI VA STRETTO, AMICO… E ARRIVATO ALLELUJA/1972年)

荒野の無頼漢荒野の無頼漢
ミシンガンを操るジョージ・ヒルトン

【ストリー】
革命軍に加わったアレルヤ(ジョージ・ヒルトンン)は大将ラミレス(ロベルト・カマルディエル)を政府軍から救い出し、政府軍のつかわした密使から宝石を 奪い、悪商クランツから新式のマシンガンをせしめようと目論んだ。しかし密使はすでに何者かによって襲われていた。僧服を着た悪漢どもの巣窟を襲ったアレ ルヤは宝石を頂戴したが全部偽物だった。クランツとの取引は美しい尼僧(アガタ・フローリー)の奸計によって失敗、捕われてしまった。尼僧はアレルヤの宝 石箱を盗み出そうとして捕まり、さそりの拷問にかけられるが、アレルヤに救われる。尼僧はアメリカの秘密諜報員だった。僧服の首領は実はクランツであり、 彼はなんとか本物の宝石を手に入れんと秘密を握る尼僧に追手をかけた。クランツ一味に襲われた尼僧はロシアのプリンスと称する年若いコサック(チャール ズ・サウスウッド)に助けられたが彼も実は大泥棒だった。アレルヤとコサックは同盟を結び、獅子奮迅の活躍でクランツ一味を倒した。残った偽物の宝石をブ チわると輝くばかりの宝石が入っていた。

荒野の無頼漢荒野の無頼漢
チャールズ・サウスウッド、ジョージ・ヒルトン  ロベルト・カマルディエル、チャールズ・サウスウッド

題名:TESTA T’AMMAZZO, CROCE…SEI MORTO! MI CHIAMANO ALLELUJA
邦題:荒野の無頼漢
監督:アンソニー・アスコット(本名:ジュリアーノ・カルニメーオ)
製作:ダリオ・サバテロ
脚本:ティト・カルピ
撮影:ステルヴィオ・マッシ
音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ
出演:ジョージ・ヒルトン、チャールズ・サウスウッド、ロベルト・カマルディエル、アガタ・フローリ、パオロ・ゴズリーノ、アンドレア・ボシック、アルド・パルペリート、フランコ・ペシ
1970年イタリア/シネスコサイズ・カラー92分35mmフィルム
荒野の無頼漢 [DVD]

荒野の無頼漢荒野の無頼漢
アガタ・フローリ
荒野の無頼漢(TESTA T’AMMAZZO, CROCE…SEI MORTO! MI CHIAMANO ALLELUJA)

マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション「真昼の用心棒」



フランコ・ネロ                   ジョージ・ヒルトン

朝日新聞出版より3月2日発売の「マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション」第24号が届いた。二作品のうち今回はルチオ・フルチ監督1966年製作「真昼の用心棒(MASSACRE TIME)」をピックアップする。
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 2017年 3/12号[分冊百科]


ニーノ・カステルヌオーボ

ルチオ・フルチ監督による残酷描写の萌芽
本作のルチオ・フルチ監督は、1959年のコメディ映画「I ladri(泥棒たち)」で監督デビューを果たした後、若者たちを主役とした青春歌謡映画や、イタリア屈指のお笑いコンビ”フランコ&チッチョ”主演のコメディ映画を撮り続けていた。そんな彼にとって17本目の監督作となる「真昼の用心棒」は、初めての西部劇であり、初のシリアス劇だった。そして、フルチ監督は早くも本作で、後に”イタリアン・ホラーの帝王”と称される残酷描写の一端を覗かせていた。イタリア検閲局が公開の条件として、(1)人が犬に喰い殺される冒頭シーン。(2)フランコ・ネロ演じるトムが、ニーノ・カステルヌーヴォ演じるスコット・ジュニアに執拗に鞭で打たれるシーン。(3)ジョン・バーサ演じるキャラダインの娘二人が、ジュニアらに射殺されるシーン—-の削除を提示したのである。製作側は要求に従い、合計約2分間をカットして公開に漕ぎつけたが、「カットシーンに何が映っていたのか?」が話題となって映画は大ヒット。その後、”完全版”と称されるバージョン(マカロニウエスタン傑作DVDコレクション版収録)がリリースされたものの、カット部分のどこまでが復元されたのかは未だ謎に包まれている。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)

極悪非道スコット・ジュニア役の本命俳優?
本作のキャスティングで特に話題となったのが、カンヌ映画祭のパルムトール(グランプリ)にも輝いた名画「シェルブールの雨傘(1963年)」で、カトリーヌ・ドヌーブの恋人役を演じたニーノ・カステルヌーヴォが、情け容赦ない敵役スコット・ジュニアを演じた事であった。本作のトム・コーベットを演じたフランコ・ネロによれば、当初、スコット・ジュニア役にはクラウス・キンスキーが予定されていたのだが、オファーに対して曖昧な返事しかしなかった為、カステルヌーヴォに変更されたのだという。さらにネロは、トムがジュニアに激しく鞭打たれるシーンを撮影していた際、前触れもなく、突如として現場に現れたキンスキーが、「これは俺の役だ!」とルチオ・フルチ監督を始めとする制作陣に大声でアピール。周りを取り囲んだスタッフ数人に事情を説明されてなだめられたものの、結局は納得せず、怒り狂った様子でその場を立ち去ったと証言している。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


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映画「真昼の用心棒」当ブログ2013年8月3日公開
001
フランコ・ネロ

今回はマカロニウエスタンの傑作「真昼の用心棒(MASSACRE TIME)」高評価作品sをピックアップした。1966年製作のルチオ・フルチ監督作品だ。出演はフランコ・ネロ、ジョージ・ヒルトン、ニーノ・カステルヌオーボ、本来のマカロニらしくセルジオ・エンドリゴの歌う主題歌「BACK HOME SOMEDAY (A MAN ALONE)」が良い。

真昼の用心棒

1964年に「シェルブールの雨傘」でカトリーヌ・ドヌーブと共演して爽やかな好青年を演じていたニーノ・カステルヌオーヴォが見事な悪役を演じているのが凄い。現在も第一線で活躍しているフランコ・ネロが主演だが今年で71歳になる。本作は彼の24歳時の作品になる。先日も「ジャンゴ 繋がれざる者」で勇姿を見せてくれたのは嬉しかった。本作は新宿追分の封切り館で観た記憶がある。久々にDVDでの視聴となったが、劇場でクロモスコープ(1:2.35)上映で観たかった。ちなみに本作のDVDはレンタルが出てないので購入してしまった。
※2013年8月31日現在

真昼の用心棒真昼の用心棒
ジョージ・ヒルトン、フランコ・ネロ     ニーノ・カステルヌオーボ
真昼の用心棒真昼の用心棒
真昼の用心棒(MASSACRE TIME)
真昼の用心棒真昼の用心棒

【ストリー】
トム・コーベット(フランコ・ネロ)は“用心棒”が稼業だ。彼はある日、生れ故郷の友人から、村に帰ってきて欲しい、と訴える手紙を受け取った。母親に死なれて、その村を出たきり今まで一度も故郷に足を踏み入れていない彼の村は、昔と全く趣を異にしていた。
彼の兄スリム(ジョージ・ヒルトン)の牧場はボスのスコット(ジョン・マクダグラス)に奪われ、村の銀行も彼の支配下にあった。スコットは残酷な男で、息 子のスコット・ジュニア(ニーノ・カステルヌオーボ)のぬかりない手伝いをうけて悪業の数々を働いていた。村がそんな状況だったから、スリムはトムにすぐ 出て行くよう勧めた。しかしトムは事態の真相をつきとめようと決心し、スコットの牧場へ行った。そこで彼は鞭使いの名手スコット・ジュニアに決闘を挑まれ て破れ、みじめな姿でスリムの家に帰りついた。これを見た年老いたスリムの乳母は、これまでのいきさつを語ろうとしてスコット一味のために射ち殺されてし まった。
憤ったスリムは今までスコットの横暴に無抵抗だった自分の生き方の非を悟り、トムを助けてスコット一味と闘うことを誓った。トムとスコットは復讐に燃えて牧場に向った。だがトムはそこでスコットがトムの父という意外な事実を知らされた。
トムは複雑な気持でスコットと話し合った。その時父親の財産を一人占めしようとしたスコット・ジュニアが、スコットを射殺してしまった。トムとスリムは、スコット一味が待ち構える牧場へ襲いかかった。多くの人の血が流れた結果、スリムはスコットに横領されていた牧場を再び自分のものにした。トムは牧場の平和を喜ぶと、懐かしい故郷の村を後に、再び放浪の旅に出て行くのだった。

真昼の用心棒真昼の用心棒
ニーノ・カステルヌオーボ

題名:MASSACRE TIME
邦題:真昼の用心棒
監督:ルチオ・フルチ
脚本:フェルナンド・ディ・レオ
撮影:リカルド・パロッティーニ
音楽:ラッロ・ゴーリ
主題歌:セルジオ・エンドリゴ
出演:フランコ・ネロ、ジョージ・ヒルトン、ニーノ・カステルヌオーボ、ジョン・マクダグラス、ジュゼッペ・アドバッティ
1966年イタリア/クロモスコープ(シネスコサイズ)・イーストマンカラー92分35mmフィルム
真昼の用心棒 [DVD]

真昼の用心棒真昼の用心棒
ジョージ・ヒルトン「真昼の用心棒(MASSACRE TIME)」

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