映画「アジャストメント」
「アジャストメント(THE ADJUSTMENT BUREAU)」エミリー・ブラント
マット・デイモン エミリー・ブラント
今回はジョージ・ノルフィ監督2011年製作「アジャストメント(THE ADJUSTMENT BUREAU)」をピックアップする。本作はフィリップ・K・ディック氏のSF短編小説「調整班」を映画化したものだが、SFというより恋愛ファンタジーといった内容になっている。恋愛映画の設定としては斬新ではあるが、SFとしては”ドアを開ければ別の場所”に行くドラえもん映画である。
アンソニー・マッキー エミリー・ブラント、マット・デイモン
【ストリー】
選挙で敗れた上院議員候補デヴィッド・ノリス(マット・デイモン)。敗戦会見の準備をしていた彼は、見知らぬ女性エリース(エミリー・ブラント)と出会い、たちまち意気投合する。さらに、会見を無事に切り抜けたデヴィッドは全米一のベンチャー企業に役員として迎えられ、次回上院選の有力候補として再浮上する。だが、そんな彼の行動を逐一モニターする謎の集団があった。社会の裏で超人的な能力を駆使して、人間の運命を操作する運命調整局のエージェントたちだった。その1人、ハリー(アンソニー・マッキー)は、出勤するデヴィッドがバスを乗り過ごすように操作を試みるが、手違いから失敗。バスに乗り込んだデヴィッドは車内でエリースと再会し、彼女の携帯番号が書かれたメモを手に入れる。出社したデヴィッドは、調整局から派遣された干渉班が社員の意識改変を実施する現場に遭遇し、捕えられてしまう。エリースとは2度と会わないようデヴィッドに忠告したエージェントたちは、携帯番号のメモを燃やす。さらに、調整局の背後にはすべての運命を司る“チェアマン”の存在が……。それから3年。デヴィッドはエリースと偶然再会。それを知って2人を引き離そうと様々な策を講じる調整局。繰り返し再会する彼らに疑問を持ったリチャードソン(ジョン・スラッテリー)は、2人を調査。過去に2度も結ばれる運命にあった2人が、その運命に引きずられて互いに呼び合っていたことが明らかになる。一方、デヴィッドの元には調整局が派遣した“ハンマー”の異名を持つトンプソン(テレンス・スタンプ)が現れ、彼が政治家になった理由は真のリーダーとして人類を統率させるためだったと説明。さらに、これ以上エリースと接触すると、彼女のダンサーとしての夢も消えると告げる。選択を迫られたデヴィッド。果たして彼はどのような決断を下すのか……?
アジャストメント(THE ADJUSTMENT BUREAU)
題名:THE ADJUSTMENT BUREAU
邦題:アジャストメント
監督:ジョージ・ノルフィ
製作総指揮:ジョナサン・ゴードン、アイサ・ディック・ハケット
共同製作:ジョエル・フィルテル
製作:マイケル・ハケット、ジョージ・ノルフィ、ビル・カラッロ、クリス・ムーア
原作:フィリップ・K・ディック「調整班」
脚本:ジョージ・ノルフィ
撮影:ジョン・トール
美術:ケヴィン・トンプソン
衣装:カシア・ワリッカ=メイモン
配役:アマンダ・マッキ―、キャシー・サンドリッチ・ゲルフォンド
SFX/VFXスーパーバイザー:マーク・ラッセル
視覚効果:ランドール・バルスマイヤー
編集:ジェイ・ラヴィノウィッツ
音楽:トーマス・ニューマン
撮影機材:パナビジョン
フィルム:イーストマンコダック
現像:テクニカラー
出演:マット・デイモン、エミリー・ブラント、アンソニー・マッキー、ジョン・スラッテリー、マイケル・ケリー、テレンス・スタンプ
2011年アメリカ/ビスタサイズ・カラー106分
アジャストメント -DVD-
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エミリー・ブラント、マット・デイモン アジャストメント(THE ADJUSTMENT BUREAU)