映画「ハートに火をつけて」


デニス・ホッパー                 ジョディ・フォスター

今回はアラン・スミシー監督1989年製作「ハートに火をつけて(CATCH FIRE)」をピックアップする。
本作は、監督も務めたデニス・ホッパーが製作会社の無断編集に抗議した為にアラン・スミシー名義となっている。後にホッパー監督が編集したバージョンが「バックトラック」のタイトルで公開された。


デニス・ホッパー、ジョディ・フォスター        チャーリー・シーン

【ストリー】
大きな個展を控えた夜、ロサンゼルスで現代アートを手掛けている芸術家のアン(ジョディ・フォスター)は偶然マフィアの殺人現場を目撃した。その場からかろうじて逃げることはできたが、マフィアに追われボーイフレンドのボブ(チャーリー・シーン)が間違えられて殺されてしまう。身の危険を感じたアンは全てを捨てて姿をくらますが、彼女の逃走を知った組織のボス、カレリ(ジョー・ペシ)はプロの殺し屋マイロ(デニス・ホッパー)を雇い入れ彼女を追わせる。一方マフィア壊滅を企てるFBI捜査官ポーリング(フレッド・ウォード)もアンを追った。マイロは情報収集のためアンの部屋に忍び込むが、アンの黒い下着をまとったスナップを見たことから彼女への愛が芽生える。その頃アンはシアトルの広告代理店で新しい生活を送っていたが、ある口紅の広告がアンの手によるものであることを見抜かれ、居所を突き止められる。アンはニューメキシコの田舎町へ逃亡するが、ついにマイロに捕まってしまう。銃口を向け、死ぬか俺の女になるかを迫るマイロにアンはやむなく言いなりになる。と同時にマイロはアンの本当の愛を得ようと必死になり、とまどい呆れるアンであったが、次第にマイロの純粋な気持ちに惹かれていく。そして組織から逃れようとする2人は、一計を案じて、幹部を工場におびき寄せ、爆破事故を起こして彼らを倒し、無事逃げて行くのだった。

題名:CATCH FIRE
邦題:ハートに火をつけて
監督:アラン・スミシー(デニス・ホッパー)
製作総指揮:スティーヴン・ルーサー、ミッチェル・キャノルド
製作:ディック・クラーク、ダン・ポールソン
原作:レイチェル・クロンスタッドマン
脚本:レイチェル・クロンスタット・マン、アン・ルイーズ・バーダック、アレックス・コックス、トッド・デイヴィス
撮影:エドワード・ラックマン
編集:デイヴィッド・ローリンズ
音楽:カート・ソベル
フィルム:イーストマンコダック、富士フィルム
撮影機材:ムービーカム、シネカム
現像:CFI
出演:デニス・ホッパー、ジョディ・フォスター、ヴィンセント・プライス、ジョン・タトゥーロ、フレッド・ウォード、ジョー・ペシ、チャーリー・シーン、ジュリー・アダムス、サイ・リチャードソン
1989年アメリカ/ビスタサイズ・カラー99分35mmフィルム
ハートに火をつけて -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


ハートに火をつけて(CATCH FIRE)

映画「スピード」


キアヌ・リーヴス                  サンドラ・ブロック

今回はヤン・デ・ボン監督1994年製作「スピード(SPEED)」をピックアップする。
本作の脚本を担当したグラハム・ヨスト氏によると、黒澤明監督が脚本を執筆した「暴走機関車」に触発されて書かれたという事だが、”時速80キロ以下になると爆発する”という設定は、佐藤純彌監督1975年製作「新幹線大爆破」が原形である。主要な撮影は1993年9月にロサンゼルスで始まり、12月まで続き、高速道路シーンは、当時工事中だったカリフォルニア州のインターステイト105とインターステイト110で撮影されたそうだ。

Panaflex Goldで撮影中のヤン・デ・ボン監督

【ヤン・デ・ボン監督】
オランダ出身の撮影監督で「ダイ・ハード(1988)」「ブラック・レイン(1989年)」「レッド・オクトーバーを追え!(1990年)」等の撮影監督を担当した後に、本作で監督デビューした。写真の様に撮影現場が混雑していた為、監督自らカメラを担いでの撮影も行ったそうだ。


デニス・ホッパー             キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック

【ストリー】
ロサンゼルスの高層ビルのエレベーターが爆発し、10数名が宙づり状態のまま閉じ込められた。脅迫電話が警察に入り、要求に応じなければケーブルを爆破し乗客を皆殺しにするという。ロス警察SWAT隊の若き行動派、ジャック(キアヌ・リーヴス)は、パートナーのハリー(ジェフ・ダニエルズ)と共に全員を救出した。彼はビルに潜んでいた犯人のハワード(デニス・ホッパー)と対峙するが、惜しくも逃げられる。数日後、ハワードは電話でジャックに「この前の仕返しに、市バスに爆弾を仕掛けた。時速80キロ以下に落とすと自動的に爆発する」と告げ、身代金を要求した。ジャックは15名の乗客を乗せて走るバスを追い、飛び乗った。重傷を負った運転手の代わりにアニー(サンドラ・ブロック)という若い女性がハンドルを握る。ロス市警が見守る中、バスはハイウェイを走り続けた。ジャックからの連絡で、起爆装置の腕時計が退職警官に贈られる物であることを知ったハリーは、当該リストから犯人を割り出した。やがて15メートルほどのハイウェイの未完部分に出くわすが、決死の空中大ジャンプで奇跡的に着陸に成功。ジャックは空港内の滑走路に入り、車内をビデオカメラで監視していた犯人のハワードをトリックで欺く。その隙にSWATと協力して乗客を救出すると、残ったアニーと共にバスから脱出する。そうとは知らぬハワードは身代金の受け渡し場所に現われ、金を奪って逃げる。ハワードは居合わせたアニーをさらい、走る地下鉄の列車に逃げ込む。ジャックも後を追って犯人を倒すが、2人は爆走する車内に閉じ込められて絶体絶命。暴走列車はついに地上に飛び出したが、2人は無事だった。


「スピード(SPEED)」           サンドラ・ブロック、デニス・ホッパー

題名:SPEED
邦題:スピード
監督:ヤン・デ・ボン
製作総指揮:イアン・ブライス
製作:マーク・R・ゴードン
脚本:グラハム・ヨスト
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
美術:ジャクソン・デ・ゴヴィア
衣装:エレン・マイロニック
効果:イメージワークス
編集:ジョン・ライト
音楽:マーク・マンシーナ 主題歌:ビリー・アイドル
撮影機材:パナビジョン
現像:デラックスカラー
出演:キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック、デニス・ホッパー、ジョー・モートン、ジェフ・ダニエルズ、アラン・ラック、グレン・プラマー
1994年アメリカ/シネスコサイズ・カラー116分35mmフィルム
スピード -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


キアヌ・リーヴス                 「スピード(SPEED)」

映画「ランブルフィッシュ」


「ランブルフィッシュ(RUMBLE FISH)」ダイアン・レイン

マット・ディロン            ミッキー・ローク、デニス・ホッパー、マット・ディロン

今回はフランシス・フォード・コッポラ監督1983年製作「ランブルフィッシュ(RUMBLE FISH)」をピックアップする。
内容は不良グループのリーダーである兄と、その兄を慕う弟の危うい青春の日々を描いたものだが、モノクロ映像と画の構図が素晴らしい作品だ。ランブルフィッシュのカラーを残したのも良い。ちなみにダイアン・レインの妹役にコッポラ監督の実娘ソフィア・コッポラが子役で出演し、本作から20年後の2003年に「ロスト・イン・トランスレーション」などの監督をしている。


ニコラス・ケイジ、マット・ディロン

【ストリー】
ある地方都市。高校生のラスティ・ジェームズ(マット・ディロン)は、授業をさぼり、ビリヤードにたむろする不良学生だ。彼には、バイクボーイと呼ばれる兄(ミッキー・ローク)がおり、彼は不良グループのリーダーとして君臨していた。何をやらせてもずば抜けているそんな兄に、ラスティは憧れさえ抱いていた。その兄が姿を消してから2カ月が過ぎていた。ある日、いつものようにビリヤードをやっているラスティの元に、パンク派のギャング・リーダー、ビフからの果たし合いの申し入れがあった。彼は迷うことなく受けて立つことにした。果たし合いの当日、ラスティはガールフレンドのパティ(ダイアン・レイン)をデートに誘うが、彼女を相手にたわむれていると約束の時間が過ぎていることに気がつき駆けつけた。すでに仲間のスティーヴ(ヴィンセント・スパノ)、スモーキー(ニコラス・ケイジ)、BJらが顔を揃えており、そこに、やがてビフを先頭としたパンク派の面々が現われ、果たし合いが始まった。勝負があっけなくラスティの勝利に終わろうとした時、大型バイクに乗った1人の男が現れた。「兄貴」、ラスティが叫んだ瞬間、ビフはガラスの破片でラスティを切りつけた。血まみれになるラスティー。逃げ出すビフの身体を目がけて、バイクボーイがつっ込み、ビフの身体は宙に舞った。カリフォルニアに行っていたという兄の帰宅に、父(デニス・ホッパー)も喜んだ。父は母に家出されて以来、酒びたりの毎日を送っており、生活保護を受けていた。バイクボーイは、カリフォルニアで母親に会って来たと弟に告げた。「兄は変わった」とラスティは感じた。ラスティがケンカをすれば彼は、「ケンカなどくだらない」と語り、町にあるペットショップに行き、ランブルフィッシュの水槽をじっと見つめていた。ランブルフィッシュとは、タイ産の小さな闘魚の一種で仲間同士で殺し合い、たとえ1匹だけでも鏡に映った自分の姿にさえ向ってゆくという過激な魚だ。ランブルフィッシュを見ながら兄はつぶやいた。「川へ戻せば争わなくなるだろう」…。夜になって、再びペットショップを訪れたバイクボーイは、ラスティの止めるのも聞かず、ドアを破って店内に入り水槽を抱きかかえると川へ向って歩き始めた。その瞬間1人の警官が銃口を向けた。かねてからバイクボーイを狙っていたパターソンだ。間もなく銃声が響き、バイクボーイが倒れた。そのかたわらで苦しそうに飛びはねるランブルフィッシュをひろい上げると、ラスティはそれを川の中に放すのだった。

題名:RUMBLE FISH
邦題:ランブルフィッシュ
監督:フランシス・フォード・コッポラ
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
製作:フレッド・ルース、ダグ・クレイボーン
原作:S・E・ヒントン
脚本:S・E・ヒントン、フランシス・フォード・コッポラ
撮影:スティーブン・H・ブラム
美術:ディーン・タブラリス
音楽:スチュワート・コープランド
編集:バリー・マルキン
現像:テクニカラー
出演:マット・ディロン、ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、デニス・ホッパー、ニコラス・ケイジ、ヴィンセント・スパーノ、ダイアナ・スカーウィッド、ソフィア・コッポラ
1983年アメリカ/ビスタサイズ・モノクロ96分35mmフィルム
ランブルフィッシュ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


ランブルフィッシュ(RUMBLE FISH)

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